裏切りの朱雀召喚
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(なんだろう…嫌な予感がする…)
儀式が成功するのが怖い。それとは違う不安。何かが違う気がしてならない。何が違う?誰が違う…?
朱雀七星士は全員そろったのだから、何も心配することはないはず。
「無事に成功して、朱雀を呼び出せますように…」
自分が消えることは怖くない。あれだけ辛い思いをして、頑張ってきた仲間たちにどうか、絶望だけは与えないでほしい。心からそう祈っていた。
「緋連はどこ行きよったんや?」
儀式の準備の間、一度も朱雀廟に現れていない彼女の姿を探して翼宿が聞いた。
「儀式が始まるまで部屋にいるって。1人で考えたいことあるって…」
それに、柳宿が答えた。
「だよな…。緋連の話じゃ朱雀を呼べば、緋連は消えるんだもんな…」
「そんなこと、させないわよ」
「わかってるから、そう睨むなよ。緋連がいなくなって悲しい思いをするのは柳宿だけじゃないんだぜ」
今まで一緒に戦ってきた、支え合ってきた仲間がいなくなるのは寂しい。だからこそ、朱雀を呼び出して彼女と一緒にいられるように願う。それは美朱も約束している。
美朱にとっても緋連は大事な親友。失くしたくない大切な友なのだから。
「そうそう、さっきから気になってたんだけどこの玉何か光ってんのよ…」
柳宿が取りだしたのは七星士を見つけるためのヒントが浮かびあがる玉。その玉の中には「知」という文字が映し出されていた。
「何でだよ、七星士は全員揃ってるんだからよ」
「壊れてるのかしら…」
きっとそうだと話している柳宿達を後ろから見つめる陰。そして、その場から離れるようにその人物は人気のないところに来ていた。
袖をまくり、露になったその腕に何かを書きだした。
「…はっ!!」
その人物に誰かが襲いかかった。
「…なっ…!!」
「青龍七星士…目的は何…?」
「何でそれを知っているんだ…」
「私にはわかる。微かに青い光が見える…」
「だからどうだと言うんです?もうすぐ儀式は始まる。朱雀七星士達は巫女諸共死ぬ!」
「そうさせないために私がいる…」
力強く踏み出すと張宿の側にまで飛ぶ、そして、そこから蹴りを繰り出した。
「…くっ」
「防ぐだけで精一杯か…青龍七星士…」
「あなたは、緋連さんじゃない…」
「…神子だ」
張宿の腕を蹴り飛ばす。バランスを崩した彼は後ろへと吹き飛ばされた。