浸食されていく輝き
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楽しかったクリスマスパーティーからまた一つ季節を進めた今日、真珠達は無事に進級した。始業式で登校してきた生徒たちは掲示板に貼り出されたクラス分けを見てざわざわとしていた。
「私とうさぎが同じクラス、亜美ちゃん、まこちゃん、美奈子が2組…見事に分かれたわね」
みんなよりも一足先に来ていた真珠はごった返している生徒たちに揉まれずにクラス分けをじっくりと見ることが出来た。うさぎたちは先ほど自分のクラスを確認し、真珠と待ち合わせた。
「で、美奈子は?」
「まだ、来てないみたいだよ」
と言うことは、彼女は始業式も遅刻ギリギリだということらしい。腕に着けた時計を確認しながら真珠はため息をついた。
「まあ、春休みはアイドルのオーディション受けまくりだったみたいだし…」
「それはそうだとしても、何もしてない頃から遅刻ギリギリだと受かった後も大変よ」
彼女の夢はアイドルになることだからオーディションを受けて、合格することは一歩前進だろう。
ただアイドル活動もしてない今の生活で遅刻を繰り返すと、教師たちからの信用というものがなくなってしまう。アイドル活動も認められるかどうか心配になるというものだ。
「まあ、前例があったからその辺りは何とかなる…っと…ごめん」
前例というのはスリーライツのことだろう。確かに彼らはアイドル活動しながらこの十番高校に通っていたのだから。
「どうして、謝るの。大丈夫よ」
未だ連絡の来ない彼らの事を思い出させてしまったと謝るまこと。まことの気遣いに気にしないでと返し、校門の方をみた。ドタドタと走るその音が聞こえてきたのはそんな時だった。それは目の前で止まり、ゼーハーと肩で息をしていた。
「おはよう美奈子。始業式から遅刻ギリギリはダメよ」
「目覚まし止めて寝てたんだよ!」
未だ息の整わない美奈子の代わりに、左肩に乗っているアルテミスが代わりに答える。
「私とうさぎは一組で」
「私と亜美ちゃんと美奈子ちゃんが二組だよ」
掲示板を見ている余裕はそれほど残されてないだろう。
「えっ、ってことは…」
「追試仲間がいないってことなのぉ…」
美奈子とうさぎが2人で手を合わせながら一年間一緒に過ごしていた追試の仲間に別れを告げる。クラスが違うということは追試の場所が違うということだ。
「しっかり頑張りなさい、アイドルにだってお勉強は大切なんだから」
「はぁい…」
がっくりと肩を落とした美奈子と全員で下駄箱に向かい新しい教室へと向かった。ここから新しい生活そして、新しい勉強が始まるのだから。