新たな戦いの予感
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「すべての星よ繋がれ!!オープン・ザ・プラネット!!」
あの戦いから少し時が過ぎた冬。
もうすぐ雪の精霊たちがこの場所に降りてきて、イルミネーションで沸く人々を更にわかせることになる季節へと時間は進んでいった。
銀河の未来をかけてセーラー戦士が戦ったことは街を歩く人々は何も知らない。
「クリスマスか…」
真珠は街中に流れる音楽、貼られている広告などを見てそう呟いた。
今年も両親は帰ってこない。何も変わらない毎年過ごしているクリスマス。うさぎ達と過ごすクリスマスは2回目になるだろうか。
「まもちゃんがね、クリスマスの日に帰ってきてくれるんだって」
目の前で幸せそうな笑顔満開の女の子の言葉。真珠は紅茶を飲んでいたカップを静かに置いた。
笑顔満開で話す目の前の彼女は月野うさぎ。彼女の恋人の地場衛は、論文が認められアメリカに留学しており、離れ離れの日々を過ごしていた。
その彼がクリスマスの日に帰ってきてくれるというのだからうさぎの頬も緩むというものだ。
「でねえ、どこに遊びに行こうかなぁって…」
嬉しさがあふれ出るその声と表情。くるりとティーカップの紅茶をスプーンでかき混ぜた。
「遊園地は行ったでしょ、植物園だって行ったし、ちびうさがいれば動物園とかでもって考えたけどぉ…」
2人きりでデートなんて久しぶりだからどこに行こうか迷っていると言ううさぎに「ったく、どこでも行けばいいでしょ!」あきれた声で一言告げたのは火野レイ。
この場に集まる全員がうんうんと頷いていた。
「どこでも衛さんは大丈夫だと思うわよ。うさぎと一緒に過ごせるのだったら」
くるくると回し続けていたスプーンを置き、これ以上混ざることはないほど混ざりきったミルクと砂糖の入った紅茶を口に含む。
「そうかなぁー。じゃあ、行ったことないところはー」
なんて話す彼女の声が右から抜けていく。
あの戦いの後変わったことが少しだけある。苦手だった中庭のお弁当は最近では毎日過ごすようになったし、うさぎ達との距離も今まで以上に縮まったと感じる。
何より自分の中でうさぎの呼び方が「うさぎちゃん」から「うさぎ」に変わったことが大きいだろう。
一歩、一歩少しずつだけど距離は確実に縮まっていた。
(セレニティを守らなければならない…。そんな思いが強かったんだわ…)
どこかで一線を引いておかないと一瞬にして崩れてしまうことを知っているからなおさらに彼女たちとの距離があれ以上縮まることはなかったのだろう。
だけど、あの戦いで全ての星の輝きを繋げることが出来、最後には自分の大切な人々が元の姿を取り戻し、自分もこの姿を保ったまま終えることが出来たことで、何か心の中で燻っていた物が消えた気がする。
やっの本当の意味で真珠としてこの地球で生きていくことが出来るのかもしれないと思った。
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