ゆめびとかのじょ
名前変更 & 説明
せつめい◆夢主基本スペック(田の脳内夢主像)
sex:♀
age:22才~
position:社会人
・トリップ
・夢主が可哀想な目にあうかも
・時折行き当たりばったり
・お相手未定
・読み手≠主人公
苦手なお方はそっとお戻りください。
田は、単行本派なので原作の流れ・キャラの把握は遅めです。
ご了承お願いします。
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
すやすや
すやすや
(……)
マジか。マジなのか私の夢よ。
先ほどのアフロ男性、私の隣、というか、同じ木陰の下で、あろうことか昼寝を始めた。
先客か、と訪ねられた後どう返したらいいものか返事に困っていれば、突然「あ、横ごめんね」と自分のスペースを確保しだし、数秒後には聞こえる寝息。
呆気にとられながら、男性を観察してみれば、目元にはアイマスク。丸めたジャケットのようなのを枕にして心地良さそうに寝息を立てている。なんと準備がいいんだろうか。
でも、気持ちは分からなくない。確かに此処はうってつけの昼寝ポイントであることは納得できる。
ただ、私の夢の中で、夢の住人が、まさか昼寝をするなんて思ってもみなかった。警戒心が無いのだろうか。どれだけ自由なんだ。
静かにため息をついて、少しだけ男性より距離をとる。これだけ広い場所で知らない人とわざわざ距離を詰める必要もないし、なにより私の居心地が悪い。
男性が視界に入らないギリギリのとこまで移動して、木の幹に背を預けて足を投げ出す。
再び目を閉じ、静かに深呼吸を繰り返す。五感をリラックスさせながら、しかし思考は隣で眠る男性へと及ぶ。
(驚いたけど、この人は広場で見た魚人?ではなさそう。海賊、って雰囲気でもないなぁ。一般人にしては背が高い。そうなると軍人? 軍の関係の人とか)
なんとなく、憶測ではあるが、このアフロ男性は軍関係者な気がしなくもない。着ているものが広場で見た制服姿のお兄さんたちと似ているように見えるからだ。
仮に軍関係者だったとして、ここはもしかしてその軍の私有地だったりするのだろうか。そしたら無断で立ち入った私はかなり危ない立場なんじゃなかろうか。
そんな考えが過ぎるが、特に何も言われず、誰かが来る気配もないので、問題ないと思いこむことにする。大丈夫、これは夢だし。
(……ん?)
なんだか周りが暗くなってきたようだ。目を閉じていても感じる明暗さに、天気でも崩れたのかと、閉じていた目を開けると。
「あ」
「っ!」
視界に飛び込んできたのは、確かに先ほどまで隣でアイマスクをして寝ころんでいたはずのアフロ男性で。その両の目は確かに私を捉えていた。
予想外だった光景とその近さに、驚きすぎて声が出なかった私の身体は盛大にビクついた。心臓が飛び出しそうなほどドクドクと激しく脈打っているのが嫌にうるさい。
私の伸ばした足を跨ぐようにしてしゃがみこむ男性は私を見つめている。
微動だに出来ない体勢の私は、驚きと恐怖で視線も逸らすことが出来ず、ただその視線を享受するしかない。
(ぜ、前言撤回……! こんな夢やっぱり早く覚めて……!)
終いには震えだす身体を抑えられず、ぎゅっと目を瞑り、(夢よ覚めろ夢よ覚めろ夢よ覚めろ)と心の中で繰り返し願う。だって見知らぬ人から近距離で覗きこまれて、ましてや自分が動けない状況なんて、恐怖でしかない。
こんなの、私の夢なのに、あんまりだ!
「……はぁ」
極限状態の私の耳に届いたのは小さなため息。もちろん私でない。それは目の前のアフロ男性から聞こえた。
何をされるか分からない恐怖の中、遂に訪れた衝撃は、優しく肩に触れられる手と、それがぎこちなく動く感覚だった。
「ひぃ、……え?」
「あのねぇ、そこまで怖がらなくてもなんもしねぇから……」
そう言いながら呆れ半分、苦笑い半分の微妙な顔の男性は、肩をぽんぽんと優しく叩いた。
(謎の男と涙目の彼女)