仮免試験
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「紙間くん、ここにいましたか!探しましたよ」
「発目?」
心操とトレーニングをしていたら、茂みの中から発目が現れた。
「フフフ…出来ましたよ!ベイビーが!」
「おーっ!見せて見せて!」
「えっ」と突然のおいてけぼりな心操は置いといて、発目が取り出したのはショートブーツと扇子。
サイズはぴったり。
「これで〝個性〟使えるのか?」
「モノは試し!使ってみてください!」
足裏からバネを出してみた。履いてるのになんと紙がすんなりと出てきた。
「えっ、穴開いてる?」
ブーツの裏を見るとすのこみたいな穴。
「名付けてシャッターソールです!普段は閉じているので、足の安全を守れます!足裏から〝個性〟発動を感知すると自動的にスラットが開く機能付き!」
「すごい!色とデザインもコスチュームと合うようにしてある」
「次はこれを!」
扇子を渡してきた。
「あれ?サイズ……」
いつものと変わってないみたいだ。
「フフフ…そう思いますでしょう?このベイビー、なんと伸縮出来るんです!閉じた状態で伸ばして…」
野球のバットくらいの長さに伸びた。
「広げると…」
「でかい!」
一般的なサイズだった扇子が巨大な扇子になった。
「普通サイズと巨大サイズ、2wayとなってます!」
身体から紙吹雪を発生させて広げた扇子で一気に扇ぐと更に舞い上がる紙吹雪。巨大なのに軽くて持ちやすくて扇ぎやすい。
「すっっげーー!!」
「どうですか?かわいいでしょう!」
「かわいいな!天才だ!ありがとう発目!」
「そうでしょう!かわいいは作れるんですよ。
では、私は次のベイビー開発してきます!ああ、アイデアがどんどん沸いてきます……フフフ…」
もうここに用はないと発目は帰っていった。
自由というか、嵐のようだな。
「今のって…」
「サポート科の発目だよ。なんかとにかくすげぇ作品を作るんだ。心操もそのうち世話になるさ」
▽▼▽
圧縮訓練、必殺技編み、心操との訓練、最新アイテムの使い勝手を慣らしたりなどトレーニング漬けの日々を送り――…
いよいよヒーロー仮免許取得試験当日!!
試験会場は国立多古場競技場。
「タトバ?」
タカとトラとバッタのコンボが脳内に浮かぶ。
「多古場ですわ、紙間さん」
会場を目の前にするとなんだか実感が沸いてきた。
自信満々な人、緊張する人、不安な人、反応は様々だ。
「仮免取れっかな…」と不安を溢していた峰田に相澤先生が目線に合わせるようにだらりと中腰になり「取れるかじゃない、取ってこい」と激励する。なんてテンションの低い激励なんだ。まぁ相澤先生らしいけども。
峰田の気持ちも分からんでもない。おれはなんやかんやがあって皆よりも数日遅れてたしな。必殺技もギリギリだった。
「この試験に合格し、仮免許を取得出来ればお前ら志望者 は晴れてヒヨッ子…セミプロへと孵化できる。頑張ってこい」
相澤先生の鼓舞に皆、ヤル気満々みなぎる。
気合いを入れるために円陣を組むことにした。
「せーのっ…Plus…」
切島が音頭を取る。
「「「「「ウ…「Ultra!!」
えっ。誰だ。
おれたちの声に被せるように誰よりもでかい声で叫んだのは帽子を被った大柄な男。
「勝手に他所様の円陣に加わるのは良くないよ。イナサ」
イナサと呼ばれた男は地面にめり込むほど豪快な謝罪を繰り出した。
うわぁ!すごい音したぞ。
「なんだこのテンションだけで乗り切る感じの人は!?」
「飯田と切島と紙間を足して三乗したような…」
「えっ?おれ、あんな感じなのか?」
全員、迷いなく頷いた。
解せぬ。
「発目?」
心操とトレーニングをしていたら、茂みの中から発目が現れた。
「フフフ…出来ましたよ!ベイビーが!」
「おーっ!見せて見せて!」
「えっ」と突然のおいてけぼりな心操は置いといて、発目が取り出したのはショートブーツと扇子。
サイズはぴったり。
「これで〝個性〟使えるのか?」
「モノは試し!使ってみてください!」
足裏からバネを出してみた。履いてるのになんと紙がすんなりと出てきた。
「えっ、穴開いてる?」
ブーツの裏を見るとすのこみたいな穴。
「名付けてシャッターソールです!普段は閉じているので、足の安全を守れます!足裏から〝個性〟発動を感知すると自動的にスラットが開く機能付き!」
「すごい!色とデザインもコスチュームと合うようにしてある」
「次はこれを!」
扇子を渡してきた。
「あれ?サイズ……」
いつものと変わってないみたいだ。
「フフフ…そう思いますでしょう?このベイビー、なんと伸縮出来るんです!閉じた状態で伸ばして…」
野球のバットくらいの長さに伸びた。
「広げると…」
「でかい!」
一般的なサイズだった扇子が巨大な扇子になった。
「普通サイズと巨大サイズ、2wayとなってます!」
身体から紙吹雪を発生させて広げた扇子で一気に扇ぐと更に舞い上がる紙吹雪。巨大なのに軽くて持ちやすくて扇ぎやすい。
「すっっげーー!!」
「どうですか?かわいいでしょう!」
「かわいいな!天才だ!ありがとう発目!」
「そうでしょう!かわいいは作れるんですよ。
では、私は次のベイビー開発してきます!ああ、アイデアがどんどん沸いてきます……フフフ…」
もうここに用はないと発目は帰っていった。
自由というか、嵐のようだな。
「今のって…」
「サポート科の発目だよ。なんかとにかくすげぇ作品を作るんだ。心操もそのうち世話になるさ」
▽▼▽
圧縮訓練、必殺技編み、心操との訓練、最新アイテムの使い勝手を慣らしたりなどトレーニング漬けの日々を送り――…
いよいよヒーロー仮免許取得試験当日!!
試験会場は国立多古場競技場。
「タトバ?」
タカとトラとバッタのコンボが脳内に浮かぶ。
「多古場ですわ、紙間さん」
会場を目の前にするとなんだか実感が沸いてきた。
自信満々な人、緊張する人、不安な人、反応は様々だ。
「仮免取れっかな…」と不安を溢していた峰田に相澤先生が目線に合わせるようにだらりと中腰になり「取れるかじゃない、取ってこい」と激励する。なんてテンションの低い激励なんだ。まぁ相澤先生らしいけども。
峰田の気持ちも分からんでもない。おれはなんやかんやがあって皆よりも数日遅れてたしな。必殺技もギリギリだった。
「この試験に合格し、仮免許を取得出来ればお前ら
相澤先生の鼓舞に皆、ヤル気満々みなぎる。
気合いを入れるために円陣を組むことにした。
「せーのっ…Plus…」
切島が音頭を取る。
「「「「「ウ…「Ultra!!」
えっ。誰だ。
おれたちの声に被せるように誰よりもでかい声で叫んだのは帽子を被った大柄な男。
「勝手に他所様の円陣に加わるのは良くないよ。イナサ」
イナサと呼ばれた男は地面にめり込むほど豪快な謝罪を繰り出した。
うわぁ!すごい音したぞ。
「なんだこのテンションだけで乗り切る感じの人は!?」
「飯田と切島と紙間を足して三乗したような…」
「えっ?おれ、あんな感じなのか?」
全員、迷いなく頷いた。
解せぬ。