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心操との訓練内容は鬼ごっこ。
トレーニングの成果を見るためらしい。同じ人とやるばかりより他の人と手合わせしてみた方がいいらしい。なるほど。
ちなみに心操のヒーロー科編入についての加味は他言無用と釘を刺された。まだ正式に決まってないからあまり騒がないようにとの事。
「サプライズですね!分かりました。男同士の秘密、守ってみせます!」
「……………まぁ、そうだ」
相澤先生に(お前、男じゃねーだろ)と言いたげな視線を向けられた。
そうか。おれ、男じゃなかった。すっかり忘れてた。
鬼ごっこの制限時間は15分。
鬼役は心操だ。
おれは15分以内に鬼役の心操にタッチされるか捕縛布で捕まったら負け。
ただ走って逃げるだけじゃなく、掌から紙を伸ばして木に引っ掛けて飛び乗ったり、足裏ホッピングで跳ねて移動したりなるべく心操と距離を離し続けた。
「よっしゃ!逃げ切ったぞー……ヒィ…死ぬ…」
「……ッハァ。何なのアンタ、猿かよ」
圧縮訓練の後の全力鬼ごっこはキツかった。呼吸が痛い。地面に転がって空を見上げる。
「いやー、心操なかなかやるな」
「バカにしてんの?」
「してねえ。だって心操、最初っから本気でおれを捕まえる気だっただろ。だから本気で逃げただけ」
心操が本気なのは鬼ごっこが始まった時から感じていたし、おれをつかまえてやる!っていう闘志におれも本気で応えた。
「悔しいならさ、次は勝つぞって頑張ればいい。これからだよ。おれも、お前も」
▽▼▽
「はい」
「……ども」
スポドリを渡し、心操の隣に座る。おれもスポドリをグビッと飲む。あ~冷たい、染み渡る…。
「……アンタは俺が怖くないのか?」
「何がだ」
「操られるかもしれねえって」
「何でだ」
「……何でって、俺の〝個性〟は洗脳だ。どう見ても敵 向きだろ」
「そうかぁ?」
おれの返事に心操はキョトンとした顔をした。
「…ッそうだよ。俺の〝個性〟聞いたやつは皆、口を揃えて言うよ。“悪いことし放題”だって」
「あのなぁ……〝個性〟の種類で敵かヒーローかで決めるより、持ち主がその〝個性〟をどう活かすかだろ」
USJで13号先生が宣っていた。力で人を傷付けたり殺すのではなく、救うために使うべきだと。
「それにおれは心操と単純に喋りてえだけで操られるとかそんなん考えた事ないぞ。つーか、今してどうすんだ」
それに、と続けた。
「逆にヒーローっぽい〝個性〟ってなんだ?」
「…………それは……分からない。そんな急に言われても」
「そうだよな。オールマイトはよくわかんねえけど…エンデヴァーは火、ベストジーニストは繊維操作、エッジショットは紙、ミルコはウサギ。みーんな違う。〝個性〟の種類も強弱なんて関係ない。大事なのは原点だって相澤先生が言ってた。心操はヒーローになりたいんだろ?だったらそれでいいじゃねーか。んで、さっさとヒーロー科入って来い。なんなら明日からでもいいぞ。よし、決まりだ。机と椅子持って来い。席はおれの隣な!」
「勝手に決めんな」
「ぐえ」
相澤先生、苦しいです。
「鬼ごっこやってみてどうだ。二人とも何か掴んだか」
心操は体力の向上と捕縛布を絡めずに上手く扱い、動き回る標的を捉えられるようになりたいとのこと。
おれは移動する時だけは紙を少なく使ってる事に気付いた。それを拘束にも活かせないか。拘束部分を全身ではなく、一部のみにすれば容量 の省エネにもなれる。
「そうだ!先生、おれを縛ってください!」
「わかった」
おれの身体は瞬く間に拘束されて、捕縛布の余った部分を木の枝に引っ掛けて宙ぶらりんとなっていた。
え。速!!何が起こったんだ。
「……心操、見えた?」
「……いや、全然」
トレーニングの成果を見るためらしい。同じ人とやるばかりより他の人と手合わせしてみた方がいいらしい。なるほど。
ちなみに心操のヒーロー科編入についての加味は他言無用と釘を刺された。まだ正式に決まってないからあまり騒がないようにとの事。
「サプライズですね!分かりました。男同士の秘密、守ってみせます!」
「……………まぁ、そうだ」
相澤先生に(お前、男じゃねーだろ)と言いたげな視線を向けられた。
そうか。おれ、男じゃなかった。すっかり忘れてた。
鬼ごっこの制限時間は15分。
鬼役は心操だ。
おれは15分以内に鬼役の心操にタッチされるか捕縛布で捕まったら負け。
ただ走って逃げるだけじゃなく、掌から紙を伸ばして木に引っ掛けて飛び乗ったり、足裏ホッピングで跳ねて移動したりなるべく心操と距離を離し続けた。
「よっしゃ!逃げ切ったぞー……ヒィ…死ぬ…」
「……ッハァ。何なのアンタ、猿かよ」
圧縮訓練の後の全力鬼ごっこはキツかった。呼吸が痛い。地面に転がって空を見上げる。
「いやー、心操なかなかやるな」
「バカにしてんの?」
「してねえ。だって心操、最初っから本気でおれを捕まえる気だっただろ。だから本気で逃げただけ」
心操が本気なのは鬼ごっこが始まった時から感じていたし、おれをつかまえてやる!っていう闘志におれも本気で応えた。
「悔しいならさ、次は勝つぞって頑張ればいい。これからだよ。おれも、お前も」
▽▼▽
「はい」
「……ども」
スポドリを渡し、心操の隣に座る。おれもスポドリをグビッと飲む。あ~冷たい、染み渡る…。
「……アンタは俺が怖くないのか?」
「何がだ」
「操られるかもしれねえって」
「何でだ」
「……何でって、俺の〝個性〟は洗脳だ。どう見ても
「そうかぁ?」
おれの返事に心操はキョトンとした顔をした。
「…ッそうだよ。俺の〝個性〟聞いたやつは皆、口を揃えて言うよ。“悪いことし放題”だって」
「あのなぁ……〝個性〟の種類で敵かヒーローかで決めるより、持ち主がその〝個性〟をどう活かすかだろ」
USJで13号先生が宣っていた。力で人を傷付けたり殺すのではなく、救うために使うべきだと。
「それにおれは心操と単純に喋りてえだけで操られるとかそんなん考えた事ないぞ。つーか、今してどうすんだ」
それに、と続けた。
「逆にヒーローっぽい〝個性〟ってなんだ?」
「…………それは……分からない。そんな急に言われても」
「そうだよな。オールマイトはよくわかんねえけど…エンデヴァーは火、ベストジーニストは繊維操作、エッジショットは紙、ミルコはウサギ。みーんな違う。〝個性〟の種類も強弱なんて関係ない。大事なのは原点だって相澤先生が言ってた。心操はヒーローになりたいんだろ?だったらそれでいいじゃねーか。んで、さっさとヒーロー科入って来い。なんなら明日からでもいいぞ。よし、決まりだ。机と椅子持って来い。席はおれの隣な!」
「勝手に決めんな」
「ぐえ」
相澤先生、苦しいです。
「鬼ごっこやってみてどうだ。二人とも何か掴んだか」
心操は体力の向上と捕縛布を絡めずに上手く扱い、動き回る標的を捉えられるようになりたいとのこと。
おれは移動する時だけは紙を少なく使ってる事に気付いた。それを拘束にも活かせないか。拘束部分を全身ではなく、一部のみにすれば
「そうだ!先生、おれを縛ってください!」
「わかった」
おれの身体は瞬く間に拘束されて、捕縛布の余った部分を木の枝に引っ掛けて宙ぶらりんとなっていた。
え。速!!何が起こったんだ。
「……心操、見えた?」
「……いや、全然」