オリジン
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もう一度ヒーローを目指したい。
だがそれには立ちはだかる問題が。
一度辞めた学校の再入学は基本認められていない。
「退学届出しちまったし…」
「アツい心で真っ直ぐぶつかれば大丈夫だ!」
「切島…ありがとう!全力でぶつけてくるよ!」
できるわけねーだろ、と爆豪の冷静なツッコみが入った。
▼▽▼
「失礼します相澤先生!忙しい中、お時間ありがとうございます」
「具合は」
「はい。すっかり。ご心配掛けました」
おれは相澤先生を真っ直ぐに見据え、本題を切り出す。
「じ、実はお願いがあって来ました!先日、提出した退学届の件ですが……」
ダメ元で言ってみた。
ドッドッドッ…と激しい脈打ちで全身が心臓になったような感覚だ。
「あー、その退学届なんだが…」
「はい…」ゴクリ
「――記入ミスがあった」
「え???」
相澤先生の筋張った指がおれの提出した退学届の文の最後らへんを指す。
「印鑑押し忘れ。この退学届は認められない。書き直して再提出するか?」
「…………………いえ、書き直しも再提出もしません。退学申請取り消しでお願いします!またここに通わせてください!」
「…………………そうか」
「はい!!」
――こうして、おれは再びヒーローアカデミアに無事、戻ってきt「さて、紙間」
地を這うような静かな呼び掛けにおれの背筋が恐怖で伸びた。
「今回はこのミスのおかげ申請取り消しが認められたが、今後こういう小さなミスや一時の感情による勢いが命取りになる事も覚えておけ。ヒーローとして、社会人としてな。罰として明日、反省文提出」
「ひぃぃぃ……!」
無事ではなかった。
▽▼▽
げんなりとしたおれに切島とヤオモモがギョッとする。
もしかして待っててくれたのか。嬉しい。
「お、おい…ダメだったのか?」
「それならばわたくしが直談判を…」
熱くなり始めた二人を掌で制する。
「いや、退学の件は解決した。明日…」
「明日から来んのか!」
「明日までに反省文を…」
そっと目を逸らされた。
▼▽▼
青山、飯田、切島、障子、轟、爆豪、緑谷、ヤオモモの8人を呼び出した。
おれとオール・フォー・ワンとの関係性については混乱を避けるために周囲への口止めをしておいて飯田、轟、緑谷にはちゃんと事情を伝えた。
「おれの事、怖いか?」
緑谷が間髪入れずに答えた。
「怖い訳ないじゃない!僕は紙間くんとこれからも卒業するまでたくさん思い出を作って、共にヒーローを目指していきたいんだ。A組21人、誰一人欠けてほしくないよ」
「ああ、そうだな。お前は敵 じゃねえってことを俺達がちゃんと見ておくから」
「うむ!何か困った事があれば相談してくれ。俺はヒーローであり委員長でもあるからな!」
「緑谷、轟、飯田…」
優しい……。
ジーンと感動に打ち震え、泣きそうになり、鼻を啜る。
「抱きしめてもいいか!?」
「えっ……Σわぁ!?」
驚く緑谷。
「もう抱きしめてんだろ」
冷静に返す轟。
「紙間くん!いいともさ!」
抱きしめ返す飯田。
おれたちのハグに感化された切島が「男らしぜ…!」と涙ぐんだ。爆豪を連れて便乗しに来た。
「切島ァァ爆豪ォォ!!心の友よ!!」
だがそれには立ちはだかる問題が。
一度辞めた学校の再入学は基本認められていない。
「退学届出しちまったし…」
「アツい心で真っ直ぐぶつかれば大丈夫だ!」
「切島…ありがとう!全力でぶつけてくるよ!」
できるわけねーだろ、と爆豪の冷静なツッコみが入った。
▼▽▼
「失礼します相澤先生!忙しい中、お時間ありがとうございます」
「具合は」
「はい。すっかり。ご心配掛けました」
おれは相澤先生を真っ直ぐに見据え、本題を切り出す。
「じ、実はお願いがあって来ました!先日、提出した退学届の件ですが……」
ダメ元で言ってみた。
ドッドッドッ…と激しい脈打ちで全身が心臓になったような感覚だ。
「あー、その退学届なんだが…」
「はい…」ゴクリ
「――記入ミスがあった」
「え???」
相澤先生の筋張った指がおれの提出した退学届の文の最後らへんを指す。
「印鑑押し忘れ。この退学届は認められない。書き直して再提出するか?」
「…………………いえ、書き直しも再提出もしません。退学申請取り消しでお願いします!またここに通わせてください!」
「…………………そうか」
「はい!!」
――こうして、おれは再びヒーローアカデミアに無事、戻ってきt「さて、紙間」
地を這うような静かな呼び掛けにおれの背筋が恐怖で伸びた。
「今回はこのミスのおかげ申請取り消しが認められたが、今後こういう小さなミスや一時の感情による勢いが命取りになる事も覚えておけ。ヒーローとして、社会人としてな。罰として明日、反省文提出」
「ひぃぃぃ……!」
無事ではなかった。
▽▼▽
げんなりとしたおれに切島とヤオモモがギョッとする。
もしかして待っててくれたのか。嬉しい。
「お、おい…ダメだったのか?」
「それならばわたくしが直談判を…」
熱くなり始めた二人を掌で制する。
「いや、退学の件は解決した。明日…」
「明日から来んのか!」
「明日までに反省文を…」
そっと目を逸らされた。
▼▽▼
青山、飯田、切島、障子、轟、爆豪、緑谷、ヤオモモの8人を呼び出した。
おれとオール・フォー・ワンとの関係性については混乱を避けるために周囲への口止めをしておいて飯田、轟、緑谷にはちゃんと事情を伝えた。
「おれの事、怖いか?」
緑谷が間髪入れずに答えた。
「怖い訳ないじゃない!僕は紙間くんとこれからも卒業するまでたくさん思い出を作って、共にヒーローを目指していきたいんだ。A組21人、誰一人欠けてほしくないよ」
「ああ、そうだな。お前は
「うむ!何か困った事があれば相談してくれ。俺はヒーローであり委員長でもあるからな!」
「緑谷、轟、飯田…」
優しい……。
ジーンと感動に打ち震え、泣きそうになり、鼻を啜る。
「抱きしめてもいいか!?」
「えっ……Σわぁ!?」
驚く緑谷。
「もう抱きしめてんだろ」
冷静に返す轟。
「紙間くん!いいともさ!」
抱きしめ返す飯田。
おれたちのハグに感化された切島が「男らしぜ…!」と涙ぐんだ。爆豪を連れて便乗しに来た。
「切島ァァ爆豪ォォ!!心の友よ!!」