オリジン
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あの後、どうやって帰ったのか分からない。
目が覚めた時には一人暮らしのアパートにいた。
「伊織…?起きたのか!?」
「…………と…ゔッゲホッゴホッ」
父ちゃんと言おうとしたら、口の中が干からびてガラッガラな声が出て咳き込む。
水を飲んで、日付けを確認。どうやらおれはまる一日眠っていたらしい。
「……あ゙ーあー……ゔん゙ッ!……きこりのしごとは?」
「休んだ。熱はどうだ?」
熱、出てたのかおれ。確かになんだか身体が少しばかりダルい気がする。
「ストレスによる知恵熱だそうだ」
「知恵熱て、赤ちゃんかよ……」
自嘲気味になっていたら、ふと皆の事が気になった。
「なぁ、父ちゃん」
「どうしたお腹空いたのか。焼きイモ食べるか」
「空いてるけど今はそうじゃねえ。つーか、病人に焼きイモはねえだろ」
父ちゃんが食べたいだけだろ。さつまいもは父ちゃんの好物だ。特に焼きイモに目がない。
「あのさ、あの後皆に救けられてからなんも覚えてねえんだ。爆豪は…皆はちゃんと逃げられたか?」
「ああ」
爆豪はあの後、警察に保護された。今は自宅待機だそうだ。
おれはぶっ倒れたため、回復次第、事情聴取する事になっていた。
警察……。
「オール・フォー・ワンは?」
「捕まった。ただ――…」
父ちゃんはなんだか言いづらそうにして、ぽつりぽつりと話した。
「………………え……、オールマイトが……」
一人暮らしには妥当の、サイズが小さめのテレビに映し出されていたのはオールマイト。いつもの筋骨隆々とした姿ではなく、骨と皮だけのガイコツみたいな姿だった。
あれが……オールマイトの本来の姿。
オールマイトだけじゃない。
肝試しの最中に拉致されたラグドールはオール・フォー・ワンに〝個性〟を奪われ使えなくなってしまった。
ベストジーニストは一命を取りとめたものの、長期の活動中止。
一夜にして多くのヒーローが大打撃。
世間はこの事件を神野 の悪夢と称した。
この事件を引き起こした犯人が逮捕されても、安心は出来なかった。
「ごめん、父ちゃん」
「?」
おれはオール・フォー・ワンに言われた事を全て話した。ためらいで時間がかかったが父ちゃんは驚いていたが、急かす事もなく、ゆっくりと聞いてくれた。
▼▽▼
翌日、おれの意識が戻ったと聞いて相澤先生とオールマイトが家庭訪問した。
「授業参観ではお世話になりました」
「こちらこそ。早速ですが……」
内容は雄英の全寮制度の事だった。
「雄英はジェンダーフリーなので本来は女生徒のハズの伊織さんは現時点では男子生徒として過ごされています。ですが、寮となると色々考えなければなりません」
「先生。その事なんですが…おれ、寮には入りません」
「ここから通うという事か?」
「いえ」
昨日、父ちゃんに説明したのと一字一句そっくりそのまま、伝えた。
「オール・フォー・ワンが……奴がそう言ってたのか?」
驚いた表情を浮かべる相澤先生とオールマイト。
「………はい。おれは捨て子ですから実の親がどんな人かは知りません。オール・フォー・ワンはおれの母親を知ってました。おれ、ものすごく悪い人の血が流れるかもしれません。ヒーロー目指しちゃダメなんです。敵です。だから学校辞めます。退学届出したいので、ください」
「まっ待ってくれ紙間少年!君は奴の言う事を信じるのかい?根拠が薄いというか……そもそもオール・フォー・ワンに妻子がいたという話は聞いた事がない」
「オールマイトさんの言う事ももっともだ。お前がオール・フォー・ワンの孫かどうかはDNA鑑定すれば分かる事だろう。まぁ、そこは警察に任せておけばいい。ああ、退学届だったな。今日は無理だが後日渡しに来る。それじゃあ今日はお邪魔しました。ほら、オールマイトさん行きますよ」
「あっ待ってくれ相澤くん」
DNA鑑定……考えもしなかった。
もし、本当にオール・フォー・ワンと血が繋がっていたら……。
「皆ともっといたかったなぁ…」
目が覚めた時には一人暮らしのアパートにいた。
「伊織…?起きたのか!?」
「…………と…ゔッゲホッゴホッ」
父ちゃんと言おうとしたら、口の中が干からびてガラッガラな声が出て咳き込む。
水を飲んで、日付けを確認。どうやらおれはまる一日眠っていたらしい。
「……あ゙ーあー……ゔん゙ッ!……きこりのしごとは?」
「休んだ。熱はどうだ?」
熱、出てたのかおれ。確かになんだか身体が少しばかりダルい気がする。
「ストレスによる知恵熱だそうだ」
「知恵熱て、赤ちゃんかよ……」
自嘲気味になっていたら、ふと皆の事が気になった。
「なぁ、父ちゃん」
「どうしたお腹空いたのか。焼きイモ食べるか」
「空いてるけど今はそうじゃねえ。つーか、病人に焼きイモはねえだろ」
父ちゃんが食べたいだけだろ。さつまいもは父ちゃんの好物だ。特に焼きイモに目がない。
「あのさ、あの後皆に救けられてからなんも覚えてねえんだ。爆豪は…皆はちゃんと逃げられたか?」
「ああ」
爆豪はあの後、警察に保護された。今は自宅待機だそうだ。
おれはぶっ倒れたため、回復次第、事情聴取する事になっていた。
警察……。
「オール・フォー・ワンは?」
「捕まった。ただ――…」
父ちゃんはなんだか言いづらそうにして、ぽつりぽつりと話した。
「………………え……、オールマイトが……」
一人暮らしには妥当の、サイズが小さめのテレビに映し出されていたのはオールマイト。いつもの筋骨隆々とした姿ではなく、骨と皮だけのガイコツみたいな姿だった。
あれが……オールマイトの本来の姿。
オールマイトだけじゃない。
肝試しの最中に拉致されたラグドールはオール・フォー・ワンに〝個性〟を奪われ使えなくなってしまった。
ベストジーニストは一命を取りとめたものの、長期の活動中止。
一夜にして多くのヒーローが大打撃。
世間はこの事件を
この事件を引き起こした犯人が逮捕されても、安心は出来なかった。
「ごめん、父ちゃん」
「?」
おれはオール・フォー・ワンに言われた事を全て話した。ためらいで時間がかかったが父ちゃんは驚いていたが、急かす事もなく、ゆっくりと聞いてくれた。
▼▽▼
翌日、おれの意識が戻ったと聞いて相澤先生とオールマイトが家庭訪問した。
「授業参観ではお世話になりました」
「こちらこそ。早速ですが……」
内容は雄英の全寮制度の事だった。
「雄英はジェンダーフリーなので本来は女生徒のハズの伊織さんは現時点では男子生徒として過ごされています。ですが、寮となると色々考えなければなりません」
「先生。その事なんですが…おれ、寮には入りません」
「ここから通うという事か?」
「いえ」
昨日、父ちゃんに説明したのと一字一句そっくりそのまま、伝えた。
「オール・フォー・ワンが……奴がそう言ってたのか?」
驚いた表情を浮かべる相澤先生とオールマイト。
「………はい。おれは捨て子ですから実の親がどんな人かは知りません。オール・フォー・ワンはおれの母親を知ってました。おれ、ものすごく悪い人の血が流れるかもしれません。ヒーロー目指しちゃダメなんです。敵です。だから学校辞めます。退学届出したいので、ください」
「まっ待ってくれ紙間少年!君は奴の言う事を信じるのかい?根拠が薄いというか……そもそもオール・フォー・ワンに妻子がいたという話は聞いた事がない」
「オールマイトさんの言う事ももっともだ。お前がオール・フォー・ワンの孫かどうかはDNA鑑定すれば分かる事だろう。まぁ、そこは警察に任せておけばいい。ああ、退学届だったな。今日は無理だが後日渡しに来る。それじゃあ今日はお邪魔しました。ほら、オールマイトさん行きますよ」
「あっ待ってくれ相澤くん」
DNA鑑定……考えもしなかった。
もし、本当にオール・フォー・ワンと血が繋がっていたら……。
「皆ともっといたかったなぁ…」