林間合宿
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敵はマンダレイと虎さんに任せる事にしておれ達は施設へ戻る。
緑谷はその場から動こうとしない。
「…………飯田くん、先行ってて」
「緑谷くん!?何を言ってる!?」
「緑谷!!」
緑谷はさっきからマンダレイを見て、何かを思う。
マンダレイも敵を目の前にしつつも心どこかで何かを気にしているように見えた。
もしかして。
「……洸汰くんのところか?」
「うん。ひみつきちにいるんだ。探してくる!」
「わかった。気をつけろよ。必ず二人で戻って来い!」
緑谷を見送って、施設へとマンダレイ達に背を向けた途端にまた身体が引っ張られそうになる。
「うわぁ!またかよ!?」
「紙間!」
尻尾を木に巻き付けた尾白が咄嗟におれの手を掴んでくれて事なきを得た。
「すまん!助かった!」
「んもう!また邪魔が入っちゃったじゃないの」
引力を操る〝個性〟か?
「こやつは我が引き受ける!行け!!」
「虎さん!」
▼▽▼
それから道すがら会敵しないように口田の〝個性〟で動物たちに協力してもらいながらもようやく施設が見えてきた。
「先生!!」
施設の前には相澤先生が継ぎ接ぎの男を組み敷いていた。こいつも敵か?
継ぎ接ぎの男と目が合い、何故か笑みを向けられた。
「ああ……残念だな。せっかく目の前にターゲットがいるのに……」
継ぎ接ぎの男はおれにそう宣うな否や、今度は相澤先生の方を向いて言った。
「流石に雄英の教師を務めるだけはあるよ。なぁ、ヒーロー」
相澤先生は捕縛布で継ぎ接ぎの男を拘束し、引き寄せようとするが
「――生徒が大事か?」
継ぎ接ぎの男の身体が捕縛布をすり抜けた。
すり抜けの〝個性〟か?
「守りきれるといいな……また、会おうぜ」
継ぎ接ぎの男は泥のように消えていった。
「先生!今のは……!」
「……中、入っとけ。すぐ戻る。紙間は決して一人になるな。あいつ、お前をターゲットだと言ってた」
そう言うとすぐに森の中へと走って行った相澤先生の言葉に困惑する。
相澤先生の言葉に尾白もそういえば、と続けた。
「広場にいた敵もそんな事を……」
「待て待て!どういう事だ?紙間、狙われてんのか?」
「そんなのおれが聞きたい」
「とにかく中に入ろう!」
皆でブラド先生や皆のいる補習ルームへと向かう。
とんとん。
背後から誰かに肩を叩かれる。前方には飯田、口田、尾白、峰田がいる。
……となったら今、おれの肩を叩いてるのは補習メンバーの誰かだろう。
「どうしt…」
振り向いたのと同時に、おれの意識はそこで途切れた。
▽▼▽
「ーーゃ…ん!ーーく…!」
誰だ?叫んでるのは。その声は緑谷か?
緑谷。洸汰くんは見つかったのか?無事だったか?敵に襲われて怪我とかしてねぇか?
あれ?おれは何をしていたんだっけ?
そうだ。これから飯田達とブラド先生のところに行くところだ。
ここはどこだ?森?おれは施設にいたハズだ。
緑谷と障子はボロボロだし、轟はなんか焦ってこっちに手を伸ばしてくる。
どうなってんだ。
つーか、さっきからおれの肩を掴んでんのは誰だ。
見ると
マジシャンのような出で立ちの男がいた。
――え。
状況を把握する間もなく、闇のようなものに飲み込まれ、再び意識が途切れた。
緑谷はその場から動こうとしない。
「…………飯田くん、先行ってて」
「緑谷くん!?何を言ってる!?」
「緑谷!!」
緑谷はさっきからマンダレイを見て、何かを思う。
マンダレイも敵を目の前にしつつも心どこかで何かを気にしているように見えた。
もしかして。
「……洸汰くんのところか?」
「うん。ひみつきちにいるんだ。探してくる!」
「わかった。気をつけろよ。必ず二人で戻って来い!」
緑谷を見送って、施設へとマンダレイ達に背を向けた途端にまた身体が引っ張られそうになる。
「うわぁ!またかよ!?」
「紙間!」
尻尾を木に巻き付けた尾白が咄嗟におれの手を掴んでくれて事なきを得た。
「すまん!助かった!」
「んもう!また邪魔が入っちゃったじゃないの」
引力を操る〝個性〟か?
「こやつは我が引き受ける!行け!!」
「虎さん!」
▼▽▼
それから道すがら会敵しないように口田の〝個性〟で動物たちに協力してもらいながらもようやく施設が見えてきた。
「先生!!」
施設の前には相澤先生が継ぎ接ぎの男を組み敷いていた。こいつも敵か?
継ぎ接ぎの男と目が合い、何故か笑みを向けられた。
「ああ……残念だな。せっかく目の前にターゲットがいるのに……」
継ぎ接ぎの男はおれにそう宣うな否や、今度は相澤先生の方を向いて言った。
「流石に雄英の教師を務めるだけはあるよ。なぁ、ヒーロー」
相澤先生は捕縛布で継ぎ接ぎの男を拘束し、引き寄せようとするが
「――生徒が大事か?」
継ぎ接ぎの男の身体が捕縛布をすり抜けた。
すり抜けの〝個性〟か?
「守りきれるといいな……また、会おうぜ」
継ぎ接ぎの男は泥のように消えていった。
「先生!今のは……!」
「……中、入っとけ。すぐ戻る。紙間は決して一人になるな。あいつ、お前をターゲットだと言ってた」
そう言うとすぐに森の中へと走って行った相澤先生の言葉に困惑する。
相澤先生の言葉に尾白もそういえば、と続けた。
「広場にいた敵もそんな事を……」
「待て待て!どういう事だ?紙間、狙われてんのか?」
「そんなのおれが聞きたい」
「とにかく中に入ろう!」
皆でブラド先生や皆のいる補習ルームへと向かう。
とんとん。
背後から誰かに肩を叩かれる。前方には飯田、口田、尾白、峰田がいる。
……となったら今、おれの肩を叩いてるのは補習メンバーの誰かだろう。
「どうしt…」
振り向いたのと同時に、おれの意識はそこで途切れた。
▽▼▽
「ーーゃ…ん!ーーく…!」
誰だ?叫んでるのは。その声は緑谷か?
緑谷。洸汰くんは見つかったのか?無事だったか?敵に襲われて怪我とかしてねぇか?
あれ?おれは何をしていたんだっけ?
そうだ。これから飯田達とブラド先生のところに行くところだ。
ここはどこだ?森?おれは施設にいたハズだ。
緑谷と障子はボロボロだし、轟はなんか焦ってこっちに手を伸ばしてくる。
どうなってんだ。
つーか、さっきからおれの肩を掴んでんのは誰だ。
見ると
マジシャンのような出で立ちの男がいた。
――え。
状況を把握する間もなく、闇のようなものに飲み込まれ、再び意識が途切れた。