二人の英雄 ※劇場版Ⅰ
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唯一の情報手段である携帯は使えず、エレベーターも反応なし。
「こっちも抜け穴らしいもん見つかんねえ」
「マジかよ~~…オイラ達どうなっちまうんだ…」
絶望を浮かべる峰田に、なんとかなるさと励ます。
「飯田くん」
「?」
突然、緑谷がパーティ会場に行こうと言い出した。
「オールマイトが来てるんだ」
え、そうなのか。まぁ、エンデヴァーに招待状来てたくらいだから当然オールマイトにも来てるか。
▼▽▼
「オールマイトからのメッセージは受け取った」
様子を見に行った緑谷と耳郎曰く
敵がタワーを占拠、警備システムを掌握、I・アイランドにいる全員が人質、会場にいるオールマイト含むヒーローも捕らわれ動くこともできない。
「他のクラスメイトも来てるのに…」
島にいる皆は大丈夫だろうか。明日の一般公開に向けて1-Aは全員来ているらしい。
数時間前おれがパンイチで準備してた頃、砂藤と障子からI・アイランドに着いたとのメッセージが来ていた。砂藤は瀬呂と、障子は常闇と来ていた。
その後に轟との正装ツーショットを送ったら似合うと誉めてくれた。嬉しい。
瀬呂からは七五三みたいで可愛いじゃん、と返信が送られてきた。うるせえ。
話が反れてしまったが、今はどうするべきか。オールマイトは逃げろと言ってた。
「脱出は困難だと思う。ここは敵犯罪者を収容するタルタロスと同じレベルの防災設計で建てられているから」
「脱出もダメとなると他になにか……」
「じゃあ救けが来るまで大人しく待つしか…」
「島にいるヒーローは全員このタワーにいて、あまつさえ捕まってんだよ。仮に電波が繋がったとして、よそからヒーロー呼んでも船なり飛行機なり移動に時間掛かると思うぞ」
「……う、うーん」
あれもダメこれもダメと行き詰まる中、耳郎が自ら救けに行こうというのはないのか、と問いかけてきた。
全員が葛藤する中、緑谷が呟く。
「救けに行きたい」
「敵と戦う気か!?」
声がでかい落ち着けと峰田を宥める。
「違うよ峰田くん。僕は考えてるんだ。
敵と戦わずに皆を救ける方法を」
「戦わずに救けるか…いい方法だと思うけど上手くいくのか?しかもこの島全体が人質に囚われてるのにどうやって…」
「そうだよ。そんな都合のいい事…」
「それでも、探したいんだ!今の僕達に出来る最善の方法を探して、皆を救けに行きたい」
メリッサさんがある方法を提案。
「敵がシステムを掌握してるなら、認証プロテクトやパスワードは解除されてるハズ。敵の監視を逃れ、警備システムのある部屋まで行ければ私達にもシステムの再変更が出来る」
「監視を逃れるってどうやって?」
「大丈夫だ耳郎、敵はおれ達がここにいる事にまだ気付いてないみたいだ」
幸いここには索敵が出来る耳郎がいるしな。
緑谷とメリッサさんの意見に麗日と轟が乗る。他にも色々と不安はあるが方法はこれしかないんだから。
「おれも、緑谷とメリッサさんにのった」
「紙間くん」
渋っていた飯田とヤオモモも戦わないという条件付きで飲んだ。上鳴も賛成。あとは峰田だ。賛成はしたものの、峰田の気持ちも分からんでもない。
「~~~っ…ああもう、分かったよ!行けばいいんだろ行けば!!」
涙目でやけくそに承諾する峰田に緑谷は礼を言う。
一般人で〝無個性〟のメリッサさんは安全のため、ここで待機することになるが、なんとメリッサさんも行くと言い出した。
「えっ、でも…」
「この中に警備システムの設定変更が出来る人いる?」
「――あっ…」
誰も「できる」とは言わなかった。サポート科の発目のように機械いじりが得意な訳でもない。
I・アイランドアカデミーの学生で、普段から機械に関わっているメリッサさんならそれが出来る。
「最上階に行くまでは足手まといにしかならないけど……私にも皆を守らせて」
「…………」
「お願い」
案内役としてメリッサさんも一緒に行くことになった。
「こっちも抜け穴らしいもん見つかんねえ」
「マジかよ~~…オイラ達どうなっちまうんだ…」
絶望を浮かべる峰田に、なんとかなるさと励ます。
「飯田くん」
「?」
突然、緑谷がパーティ会場に行こうと言い出した。
「オールマイトが来てるんだ」
え、そうなのか。まぁ、エンデヴァーに招待状来てたくらいだから当然オールマイトにも来てるか。
▼▽▼
「オールマイトからのメッセージは受け取った」
様子を見に行った緑谷と耳郎曰く
敵がタワーを占拠、警備システムを掌握、I・アイランドにいる全員が人質、会場にいるオールマイト含むヒーローも捕らわれ動くこともできない。
「他のクラスメイトも来てるのに…」
島にいる皆は大丈夫だろうか。明日の一般公開に向けて1-Aは全員来ているらしい。
数時間前おれがパンイチで準備してた頃、砂藤と障子からI・アイランドに着いたとのメッセージが来ていた。砂藤は瀬呂と、障子は常闇と来ていた。
その後に轟との正装ツーショットを送ったら似合うと誉めてくれた。嬉しい。
瀬呂からは七五三みたいで可愛いじゃん、と返信が送られてきた。うるせえ。
話が反れてしまったが、今はどうするべきか。オールマイトは逃げろと言ってた。
「脱出は困難だと思う。ここは敵犯罪者を収容するタルタロスと同じレベルの防災設計で建てられているから」
「脱出もダメとなると他になにか……」
「じゃあ救けが来るまで大人しく待つしか…」
「島にいるヒーローは全員このタワーにいて、あまつさえ捕まってんだよ。仮に電波が繋がったとして、よそからヒーロー呼んでも船なり飛行機なり移動に時間掛かると思うぞ」
「……う、うーん」
あれもダメこれもダメと行き詰まる中、耳郎が自ら救けに行こうというのはないのか、と問いかけてきた。
全員が葛藤する中、緑谷が呟く。
「救けに行きたい」
「敵と戦う気か!?」
声がでかい落ち着けと峰田を宥める。
「違うよ峰田くん。僕は考えてるんだ。
敵と戦わずに皆を救ける方法を」
「戦わずに救けるか…いい方法だと思うけど上手くいくのか?しかもこの島全体が人質に囚われてるのにどうやって…」
「そうだよ。そんな都合のいい事…」
「それでも、探したいんだ!今の僕達に出来る最善の方法を探して、皆を救けに行きたい」
メリッサさんがある方法を提案。
「敵がシステムを掌握してるなら、認証プロテクトやパスワードは解除されてるハズ。敵の監視を逃れ、警備システムのある部屋まで行ければ私達にもシステムの再変更が出来る」
「監視を逃れるってどうやって?」
「大丈夫だ耳郎、敵はおれ達がここにいる事にまだ気付いてないみたいだ」
幸いここには索敵が出来る耳郎がいるしな。
緑谷とメリッサさんの意見に麗日と轟が乗る。他にも色々と不安はあるが方法はこれしかないんだから。
「おれも、緑谷とメリッサさんにのった」
「紙間くん」
渋っていた飯田とヤオモモも戦わないという条件付きで飲んだ。上鳴も賛成。あとは峰田だ。賛成はしたものの、峰田の気持ちも分からんでもない。
「~~~っ…ああもう、分かったよ!行けばいいんだろ行けば!!」
涙目でやけくそに承諾する峰田に緑谷は礼を言う。
一般人で〝無個性〟のメリッサさんは安全のため、ここで待機することになるが、なんとメリッサさんも行くと言い出した。
「えっ、でも…」
「この中に警備システムの設定変更が出来る人いる?」
「――あっ…」
誰も「できる」とは言わなかった。サポート科の発目のように機械いじりが得意な訳でもない。
I・アイランドアカデミーの学生で、普段から機械に関わっているメリッサさんならそれが出来る。
「最上階に行くまでは足手まといにしかならないけど……私にも皆を守らせて」
「…………」
「お願い」
案内役としてメリッサさんも一緒に行くことになった。