二人の英雄 ※劇場版Ⅰ
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「あれ、緑谷じゃねえか?」
「お」
敵 アタックのステージらしき場の空中に浮かぶ投影モニター。岩山を模したステージを跳び跳ね、仮想敵を破壊していく緑谷が映し出されていた。
《16秒!イズク・ミドリヤ、第2位です!》
「おー…」
思わず拍手。
モニターはランキング画面へと切り替わる。爆豪と切島の名前も映し出されていた。あいつらも来てたのか。それにしても、爆豪、1位かよ。相変わらずすげえなぁ。
《次の方どうぞ!》
轟はスタート直後、あっという間に仮想敵をステージごと氷結で覆う。
《ひゃー、すごいすごいすごーい!じゅ…14秒!ショート・トドロキ、現在トップに踊り出ました!》
「轟ー!」
両手を挙げて待ち構える。轟は首を傾げた。
「手ぇ挙げて!ハイタッチだ!!」
「……おお」ソワ…
イェーイ!!!
「ハイタッチ、初めてやった」
と、おれと轟の間に爆豪が降ってきて轟に掴み掛かってきた。
「てめえ、この半分野郎!いきなり出てきて俺すげーアピールか、コラ!」
観客席を見ると切島、飯田、緑谷、耳郎、麗日、ヤオモモと……もう一人誰だ?綺麗な人だ。
「おーい!!」
皆に向かって手を振ってみたら、振り返してくれた。
綺麗な人は緑谷と仲良さげだ。ま、まさか。おれはてっきり麗日といい感じになればいいなとは思ってはいたけど。
「緑谷の彼女か!」
Σ「ちちちちちちがうよ!!この人はオーr…えっと、知り合いの友人の娘さんで…」
ふと、麗日と目が合う。
がんばれの意味を込めてニコッとした。
一瞬キョトンとする麗日。
「…………………ハッ!ちゃうねん!!」
Σ「麗日さん!?どうしたの!?」
すると爆豪が次の番であるおれを差し置いて挑戦しようとしていた。
「待って爆豪、おれまだやってないんだけど!」
「うっせえ!!てめぇは後だ!引っ込んでろザコが!」
「なにィ!?ズルい!おれがやるー、やりたいー!次、おれだってばー!」
▽▼▽
「そろそろ挨拶回りに行かねぇと」
「んじゃ、その前にトイレ行っていいか?」
「紙間も行くのか?」
「えっ。付き添いだろ、おれ」
てっきりおれも一緒に回ると思ってた。
「紙間が行きてえなら構わないが、その間待たせる事になるぞ。なんなら緑谷たちと合流を…」
「いや、いいよ。轟、見てると楽しいし」
「俺は楽しいのか?」
「うん」
「そうか。初めて言われた」
エンデヴァーの代理として各所スポンサーに挨拶回りしていく轟を少し離れた所で待つ。
こういう接待のやり方を今の内に見て学んでおけば将来に役立つだろう。
「轟、名刺持ってんのかよ。大人だ」
「俺のじゃねえ。エンデヴァーのだ」
せっかくだから一枚貰った。すげえ、プロヒーローの名刺だ。まだ自分の名刺無いけど〝個性〟でなんちゃって名刺を作って轟に渡した。
「なんかおれ達、社会人っぽい」
▼▽▼
ヒーローアイテムの展示会をやってるパビリオンへ。《I・エキスポ》の目玉なんだからここに来なきゃ損だろ。
「うわぁ!すごい!」
おれ、ここに来てからずっとすごいしか言ってないな。
アイテムは実演も可能らしく、色々試してみた。
展示されてるアイテムには備え付けのタッチパネルで解説や開発者の顔写真と経歴を軽くまとめたものが見れるようになってる。
「デヴィット・シールド……どっかで聞いた名だな」
「ノーベル個性賞を受賞した天才科学者で、オールマイトのアメリカ時代の相棒 だった人だ」
「へえ!うわ、特許も取ってるのか。あれ、そういやシールドってメリッサさんもシールドだったよな」
「ああ、デヴィット博士の一人娘」
ここにはI・アイランドアカデミー学生の発明品も一部展示されている。メリッサさんのある。すごいな。
メリッサさんの発明アイテムを見て、パネルを見る。
「メリッサさん、〝無個性〟なんだ」
〝個性〟を持ってるのが当たり前の社会に相当大変な思いをしていたのだろう。
「なんだか頑張ろうって勇気貰えるな」
「ああ」
「お」
《16秒!イズク・ミドリヤ、第2位です!》
「おー…」
思わず拍手。
モニターはランキング画面へと切り替わる。爆豪と切島の名前も映し出されていた。あいつらも来てたのか。それにしても、爆豪、1位かよ。相変わらずすげえなぁ。
《次の方どうぞ!》
轟はスタート直後、あっという間に仮想敵をステージごと氷結で覆う。
《ひゃー、すごいすごいすごーい!じゅ…14秒!ショート・トドロキ、現在トップに踊り出ました!》
「轟ー!」
両手を挙げて待ち構える。轟は首を傾げた。
「手ぇ挙げて!ハイタッチだ!!」
「……おお」ソワ…
イェーイ!!!
「ハイタッチ、初めてやった」
と、おれと轟の間に爆豪が降ってきて轟に掴み掛かってきた。
「てめえ、この半分野郎!いきなり出てきて俺すげーアピールか、コラ!」
観客席を見ると切島、飯田、緑谷、耳郎、麗日、ヤオモモと……もう一人誰だ?綺麗な人だ。
「おーい!!」
皆に向かって手を振ってみたら、振り返してくれた。
綺麗な人は緑谷と仲良さげだ。ま、まさか。おれはてっきり麗日といい感じになればいいなとは思ってはいたけど。
「緑谷の彼女か!」
Σ「ちちちちちちがうよ!!この人はオーr…えっと、知り合いの友人の娘さんで…」
ふと、麗日と目が合う。
がんばれの意味を込めてニコッとした。
一瞬キョトンとする麗日。
「…………………ハッ!ちゃうねん!!」
Σ「麗日さん!?どうしたの!?」
すると爆豪が次の番であるおれを差し置いて挑戦しようとしていた。
「待って爆豪、おれまだやってないんだけど!」
「うっせえ!!てめぇは後だ!引っ込んでろザコが!」
「なにィ!?ズルい!おれがやるー、やりたいー!次、おれだってばー!」
▽▼▽
「そろそろ挨拶回りに行かねぇと」
「んじゃ、その前にトイレ行っていいか?」
「紙間も行くのか?」
「えっ。付き添いだろ、おれ」
てっきりおれも一緒に回ると思ってた。
「紙間が行きてえなら構わないが、その間待たせる事になるぞ。なんなら緑谷たちと合流を…」
「いや、いいよ。轟、見てると楽しいし」
「俺は楽しいのか?」
「うん」
「そうか。初めて言われた」
エンデヴァーの代理として各所スポンサーに挨拶回りしていく轟を少し離れた所で待つ。
こういう接待のやり方を今の内に見て学んでおけば将来に役立つだろう。
「轟、名刺持ってんのかよ。大人だ」
「俺のじゃねえ。エンデヴァーのだ」
せっかくだから一枚貰った。すげえ、プロヒーローの名刺だ。まだ自分の名刺無いけど〝個性〟でなんちゃって名刺を作って轟に渡した。
「なんかおれ達、社会人っぽい」
▼▽▼
ヒーローアイテムの展示会をやってるパビリオンへ。《I・エキスポ》の目玉なんだからここに来なきゃ損だろ。
「うわぁ!すごい!」
おれ、ここに来てからずっとすごいしか言ってないな。
アイテムは実演も可能らしく、色々試してみた。
展示されてるアイテムには備え付けのタッチパネルで解説や開発者の顔写真と経歴を軽くまとめたものが見れるようになってる。
「デヴィット・シールド……どっかで聞いた名だな」
「ノーベル個性賞を受賞した天才科学者で、オールマイトのアメリカ時代の
「へえ!うわ、特許も取ってるのか。あれ、そういやシールドってメリッサさんもシールドだったよな」
「ああ、デヴィット博士の一人娘」
ここにはI・アイランドアカデミー学生の発明品も一部展示されている。メリッサさんのある。すごいな。
メリッサさんの発明アイテムを見て、パネルを見る。
「メリッサさん、〝無個性〟なんだ」
〝個性〟を持ってるのが当たり前の社会に相当大変な思いをしていたのだろう。
「なんだか頑張ろうって勇気貰えるな」
「ああ」