期末テスト
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ヤオモモが慌てて出ていった後、芦戸と耳郎がトイレへと席を立ち、講堂にはおれ含む男子のみとなった。
とりあえず勉強を再開したはいいが、解らないところで躓くとヤオモモがいなければ無理だ。
「うう~~~…皆、写真とお土産楽しみにしてるから…」
諦めモードの上鳴をなんとか宥めて励まそうとする。
「あ、諦めんなよ上鳴。テスト乗り越えれば楽しい林間合宿が待ってるからさ。苦あれば楽ありってやつだ」
「もう乗り越えれねえ…苦しか見えねえ…紙間~…俺と頭交換して……」
「そう言うけどお前、現に偏差値79の雄英に入っているじゃないか。それって勉強頑張ってたって事じゃないかな?期末テストだってイケる」
「そうそう。校訓を思い出して。プルスウルトラ」
「紙間と尾白の言う通りだぜ。お前は林間合宿に行ける!な!」
諦めモードだった上鳴はおれ達の励ましでやる気を起こした。
よかった。これで………………
と思ったのも束の間、上鳴は「無理だぁぁー!!」と再び諦めモードに入った。
「…………………ははっ」
急に乾いた笑いを溢した上鳴に怪訝になる。
「実はさ―――…」
▽▼▽
おれ達は綺麗な絨毯の上で縮こまり正座してヤオモモ達に叱られていた。
理由は上鳴がいざという時はカンニングするしかないという案を言い出したからだ。峰田からのアドバイスだ。
最初は
峰田め、いらんアドバイスするなと思い、上鳴を止めた。だが上鳴のあまりにも真剣さにおれ達はついつい耳を傾けて、しまいには協力するとまで…といったところにヤオモモ達が戻ってきて今に至る。
「全く!カンニングしようとするなんて……」
「私にもカンニングの片棒担がせるつもりだったの!?サイッテー!」
「アホじゃなくてドバカだな。つーか、尾白と瀬呂と紙間まで乗ってんなよ」
呆れた眼差しで見下ろすヤオモモ、芦戸、耳郎に返す言葉もない。
「面目ない……」
「上鳴があまりにも真剣だったから、つい……」
「おれも二人に同じく……」
「だって、これ以上頭入んねーもん!!」
上鳴は涙目で訴えた。
だがヤオモモ先生の真剣な眼差しと慈愛に満ちた励ましにより上鳴の荒んだ心の氷は溶け、すっかり改心した。
▼▽▼
「全員筆記具を置け。プリントは裏返しして後ろの席から集めて来い」
3日間にも渡る期末テストが終わった。張り詰めた緊張感が一気に解放される。
「公民と情報学バッチリ手応えあったぜ!」
「俺も数学とか英語とか化学とかいつもより多く解けた!」
「アタシも!ヤオモモ先生ありがとう~!」
「まぁ…お役に立てて光栄ですわ」
尾白と瀬呂と耳郎も手応えバッチリだったようだ。
「それでね…」
「?」
そわそわしだした芦戸にヤオモモはキョトンとする。おれ達もそわそわだ。
「ヤオモモ、アタシらのために時間割いて勉強教えてくれたじゃん。一人で6人も見てくれて」
芦戸に続いて耳郎。
「だからさ、皆で何かお礼させてよ」
ヤオモモへのお礼が思い浮かんでは消えていくという繰り返しでなかなか決まらず。なんでも持ってるから逆にないものが浮かばない。
モノではなくてコトではどうかというおれの意見に落ち着いた。
「という訳でヤオモモ、何かしたいもしくは行きたいところがあればどーぞ!」
明るく宣う芦戸は見えないマイクをヤオモモに向けた。二、三度瞬きをしたヤオモモは戸惑いながらもおずおずと口を開く。
「…わ、わたくし行ってみたい所がありまして――…」
放課後、皆で駄菓子屋さんに行った。懐かしくて楽しかった。
ヤオモモは始終あれはこれはと驚きと感動でプリプリしててカァイかった。
明日はいよいよ演習試験だ。
とりあえず勉強を再開したはいいが、解らないところで躓くとヤオモモがいなければ無理だ。
「うう~~~…皆、写真とお土産楽しみにしてるから…」
諦めモードの上鳴をなんとか宥めて励まそうとする。
「あ、諦めんなよ上鳴。テスト乗り越えれば楽しい林間合宿が待ってるからさ。苦あれば楽ありってやつだ」
「もう乗り越えれねえ…苦しか見えねえ…紙間~…俺と頭交換して……」
「そう言うけどお前、現に偏差値79の雄英に入っているじゃないか。それって勉強頑張ってたって事じゃないかな?期末テストだってイケる」
「そうそう。校訓を思い出して。プルスウルトラ」
「紙間と尾白の言う通りだぜ。お前は林間合宿に行ける!な!」
諦めモードだった上鳴はおれ達の励ましでやる気を起こした。
よかった。これで………………
と思ったのも束の間、上鳴は「無理だぁぁー!!」と再び諦めモードに入った。
「…………………ははっ」
急に乾いた笑いを溢した上鳴に怪訝になる。
「実はさ―――…」
▽▼▽
おれ達は綺麗な絨毯の上で縮こまり正座してヤオモモ達に叱られていた。
理由は上鳴がいざという時はカンニングするしかないという案を言い出したからだ。峰田からのアドバイスだ。
最初は
峰田め、いらんアドバイスするなと思い、上鳴を止めた。だが上鳴のあまりにも真剣さにおれ達はついつい耳を傾けて、しまいには協力するとまで…といったところにヤオモモ達が戻ってきて今に至る。
「全く!カンニングしようとするなんて……」
「私にもカンニングの片棒担がせるつもりだったの!?サイッテー!」
「アホじゃなくてドバカだな。つーか、尾白と瀬呂と紙間まで乗ってんなよ」
呆れた眼差しで見下ろすヤオモモ、芦戸、耳郎に返す言葉もない。
「面目ない……」
「上鳴があまりにも真剣だったから、つい……」
「おれも二人に同じく……」
「だって、これ以上頭入んねーもん!!」
上鳴は涙目で訴えた。
だがヤオモモ先生の真剣な眼差しと慈愛に満ちた励ましにより上鳴の荒んだ心の氷は溶け、すっかり改心した。
▼▽▼
「全員筆記具を置け。プリントは裏返しして後ろの席から集めて来い」
3日間にも渡る期末テストが終わった。張り詰めた緊張感が一気に解放される。
「公民と情報学バッチリ手応えあったぜ!」
「俺も数学とか英語とか化学とかいつもより多く解けた!」
「アタシも!ヤオモモ先生ありがとう~!」
「まぁ…お役に立てて光栄ですわ」
尾白と瀬呂と耳郎も手応えバッチリだったようだ。
「それでね…」
「?」
そわそわしだした芦戸にヤオモモはキョトンとする。おれ達もそわそわだ。
「ヤオモモ、アタシらのために時間割いて勉強教えてくれたじゃん。一人で6人も見てくれて」
芦戸に続いて耳郎。
「だからさ、皆で何かお礼させてよ」
ヤオモモへのお礼が思い浮かんでは消えていくという繰り返しでなかなか決まらず。なんでも持ってるから逆にないものが浮かばない。
モノではなくてコトではどうかというおれの意見に落ち着いた。
「という訳でヤオモモ、何かしたいもしくは行きたいところがあればどーぞ!」
明るく宣う芦戸は見えないマイクをヤオモモに向けた。二、三度瞬きをしたヤオモモは戸惑いながらもおずおずと口を開く。
「…わ、わたくし行ってみたい所がありまして――…」
放課後、皆で駄菓子屋さんに行った。懐かしくて楽しかった。
ヤオモモは始終あれはこれはと驚きと感動でプリプリしててカァイかった。
明日はいよいよ演習試験だ。