職場体験
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「煌めく眼でロックオン!」
「猫の手手助けやって来る!」
「どこからともなくやって来る…」
「キュートにキャットにスティンガー!」
猫を模したコスチュームを纏った四人の女性(一人だけなんか違う)が戦隊ヒーローよろしく各々決め台詞とポーズを取る。
「「「「ワイルド・ワイルド・プッシーキャッツ!!」」」」
職場体験、おれはプッシーキャッツ事務所にした。
「雄英から来ました紙間 伊織です!ヒーロー名はオリガミです!ご指導ご鞭撻の程よろしくお願いいたします!」
▼▽▼
「そう、山岳救助系を目指してるのね。しっかり学びな」
「はい。あの、ところで気になったんですがこの子はどなたのお子さんですか?」
先程から角を模した帽子を目深に被る少年が。年の頃は5~6歳あたりだろうか。
「洸汰だよ。私の従甥」
「マンダレイのじゅーせー?」
「私のイトコの子供、従甥よ」
「初めて聞いた言葉です。サイジューソーテッソンなら知ってます」
「寧ろそっち知ってる方が驚きよ」
その従甥の洸汰くんがどうしてマンダレイの所にいるのか半ば疑問だが。
「おれ、紙間 伊織。短い間だけどよろしくな」
「ヒーロー志望なんかとつるむ気なんかねぇよ。失せろ」
握手のために差し出した手は寂しくその場に取り残された。
そんな…。
▽▼▽
コスチュームに着替え早速パトロールかトレーニングかと思いきや、最初に与えられたのは掃除だった。
フリルのついた猫エプロンと三角巾を渡される。ほうきやちり取り、雑巾、ハタキなどの掃除セットも。
「敵退治や救助活動と比べて地味めだけど、これもまたヒーロー活動の一環よ」
なるほど…確かに綺麗な教室、部屋、町だと気分も明るくなれる。逆にジメジメしたり汚れてたりすると気分が落ち込むだけじゃなく、病気にもなりやすいしな。
「一理あります!掃除やります!よぉーしピッカピカにするぞー!」
「その意気よ!頑張ったら温泉が待ってるわよ」
「お ん せ ん !!」
マジか!!おれ温泉大好き!!俄然やる気出てきた!!
エプロンと三角巾姿のおれを自撮りし、ヤオモモへと送信した。ヤオモモはウワバミだっけ。今頃何してるのかな。パトロールかトレーニングか。まさかのおれと同じ掃除とか?運命の姉弟じゃん。
▽▼▽
2日目。
「今日はあちきとパトロールするよ!」
ゴミ袋とトングを持って、ラグドールと山の中をパトロール兼ゴミ拾い。
私有地なのでまず人が来ることはないが、時々知らずに入山したり迷いこんでくる人もいるそうだ。
あとは怪我した動物の手当てもするらしい。酷い場合は病院に。
「山 じゃ事件という事件がないからつまらないでしょ?」
「いえ。おれ山育ちなんで山好きです。それに平和なのはいいことです。そういやラグドールはどうして山岳救助系ヒーローを目指そうと思ったんですか?もしかしておれと同じ山育ちだからですか?」
「ううん。あちきは東京だよ」
ワイプシは高校の同級生が集まって結成したメンバーらしい。皆、女子高ヒーロー科卒業だとか。
引っ込み思案だったマンダレイをピクシーボブが積極的に話し掛けて心開いたとか
元女性の虎さんはクラスメイトから後輩にまでモテていたとか高校時代の皆の話を色々と聞かせてもらった。
チームはラグドールの提案だが、山を拠点にすると言い出したのはピクシーボブ。それに皆、賛同した。ピクシーボブの〝個性〟だと山は向いてるもんな。
パトロール中にラグドールから
あそこは傾斜がきついから気を付けてとか
この道は木々がこもって迷いやすいとか
向こうに行くと川があるとか色々教えてもらった。
その後は虎さんとトレーニングをした。身体軟らかくするストレッチを教えてもらった。
「猫の手手助けやって来る!」
「どこからともなくやって来る…」
「キュートにキャットにスティンガー!」
猫を模したコスチュームを纏った四人の女性(一人だけなんか違う)が戦隊ヒーローよろしく各々決め台詞とポーズを取る。
「「「「ワイルド・ワイルド・プッシーキャッツ!!」」」」
職場体験、おれはプッシーキャッツ事務所にした。
「雄英から来ました紙間 伊織です!ヒーロー名はオリガミです!ご指導ご鞭撻の程よろしくお願いいたします!」
▼▽▼
「そう、山岳救助系を目指してるのね。しっかり学びな」
「はい。あの、ところで気になったんですがこの子はどなたのお子さんですか?」
先程から角を模した帽子を目深に被る少年が。年の頃は5~6歳あたりだろうか。
「洸汰だよ。私の従甥」
「マンダレイのじゅーせー?」
「私のイトコの子供、従甥よ」
「初めて聞いた言葉です。サイジューソーテッソンなら知ってます」
「寧ろそっち知ってる方が驚きよ」
その従甥の洸汰くんがどうしてマンダレイの所にいるのか半ば疑問だが。
「おれ、紙間 伊織。短い間だけどよろしくな」
「ヒーロー志望なんかとつるむ気なんかねぇよ。失せろ」
握手のために差し出した手は寂しくその場に取り残された。
そんな…。
▽▼▽
コスチュームに着替え早速パトロールかトレーニングかと思いきや、最初に与えられたのは掃除だった。
フリルのついた猫エプロンと三角巾を渡される。ほうきやちり取り、雑巾、ハタキなどの掃除セットも。
「敵退治や救助活動と比べて地味めだけど、これもまたヒーロー活動の一環よ」
なるほど…確かに綺麗な教室、部屋、町だと気分も明るくなれる。逆にジメジメしたり汚れてたりすると気分が落ち込むだけじゃなく、病気にもなりやすいしな。
「一理あります!掃除やります!よぉーしピッカピカにするぞー!」
「その意気よ!頑張ったら温泉が待ってるわよ」
「お ん せ ん !!」
マジか!!おれ温泉大好き!!俄然やる気出てきた!!
エプロンと三角巾姿のおれを自撮りし、ヤオモモへと送信した。ヤオモモはウワバミだっけ。今頃何してるのかな。パトロールかトレーニングか。まさかのおれと同じ掃除とか?運命の姉弟じゃん。
▽▼▽
2日目。
「今日はあちきとパトロールするよ!」
ゴミ袋とトングを持って、ラグドールと山の中をパトロール兼ゴミ拾い。
私有地なのでまず人が来ることはないが、時々知らずに入山したり迷いこんでくる人もいるそうだ。
あとは怪我した動物の手当てもするらしい。酷い場合は病院に。
「
「いえ。おれ山育ちなんで山好きです。それに平和なのはいいことです。そういやラグドールはどうして山岳救助系ヒーローを目指そうと思ったんですか?もしかしておれと同じ山育ちだからですか?」
「ううん。あちきは東京だよ」
ワイプシは高校の同級生が集まって結成したメンバーらしい。皆、女子高ヒーロー科卒業だとか。
引っ込み思案だったマンダレイをピクシーボブが積極的に話し掛けて心開いたとか
元女性の虎さんはクラスメイトから後輩にまでモテていたとか高校時代の皆の話を色々と聞かせてもらった。
チームはラグドールの提案だが、山を拠点にすると言い出したのはピクシーボブ。それに皆、賛同した。ピクシーボブの〝個性〟だと山は向いてるもんな。
パトロール中にラグドールから
あそこは傾斜がきついから気を付けてとか
この道は木々がこもって迷いやすいとか
向こうに行くと川があるとか色々教えてもらった。
その後は虎さんとトレーニングをした。身体軟らかくするストレッチを教えてもらった。