エピローグ:almost
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「おい大丈夫か?」
「ななな何がっ」
「詰まらせたんだろクレープ」
「いや詰まらせた訳じゃなくて……」
「……トイレか?食いかけのバナナクレープならちゃんと見とくから」コソッ
「違うよ」
違うのか。
「差し支えなければ聞きたいんだけど……ふ……二人ってどんな関係デスカ……?」
おれと障子を交互に見ながら緑谷が聞く。
「「友達」」
「「「「「友達なの!?!?」」」」」
「おわっビックリするじゃねえか!えっなんでオメーらまで驚くんだよ?そりゃ、おれと障子性格 は違うけど仲は良いぞ。なっ。つーか、今更何だ」
「ああ。紙間といると楽しいし飽きない」
――去年の夏。帰省途中に障子から告白された数日後。
『あのよ、こないだの駅前で言ってくれたアレなんだが……ごめん、付き合えん。おれ、プロのヒーローを目指す事に集中したくて付き合うとかそういうのは……考えられん』
『……そうk』『三年になったら本免試験があるだろ。受かったら“障子が好きだ”って言いたいから、それまで待っててくれ!
……あっさっき何か言いかけたか?悪ィ気付かず遮っちまって』
『…………………………』
『……障子?どうした。おーい… って、何故笑う!?』
ポカンとしたかと思えば、いきなり腹を抱えて笑いだしたぞコイツ。
もしや大事な事言おうとして、おれが遮ったからもう笑うしかなくなったのか?
『……ッ……紙間……それは……もうほぼ……………………フ……いや、なんでもない。わかった。待ってる』
という訳で、今は友達なおれ達だけど本免試験に絶対に合格して、伝えたい。
▽▼▽
「いやぁーどれも美味かった。クレープ半分こすんの難しかったけど、でもなんだかんだで楽しかったな!」
ツナマヨ食べてる時点で、アレ?ってなった。これどうやって分けるのか。
まぁ、なんとか半分できたからいいか。障子もイチゴのクレープ美味いって褒めてくれたし。
▼▽▼
「あ」
皆で後片付けをしていると、ふと思い出した。
「どうした」
空になったボウルや皿を持った障子が問う。
「緑谷がクレープ半分こを気にしてた理由を思い出したんだ」
AFOと、死柄木率いる敵連合との最終決戦。
その戦いは各地分断した先の報道陣やドローンによる全国生放送。
緑谷はトガヒミコに告白されていた。
その時の緑谷が言うには、恋人とはクレープを半分こするものだと。
「うっかりしてた。おれのやった事ってフライングか?」
「それは緑谷がやりたい事だ。本免取ったらそうなるんだし、仮にフライングだとしても問題はない」
「ならいいや!おれ、頑張る!頑張ろうぜ!」
「「「「「ちょっと待て!!」」」」」
「わかった、あっちで待っている」
▽▼▽
――そして数ヶ月後。おれ達はヒーロー本免試験に無事合格した。
「ななな何がっ」
「詰まらせたんだろクレープ」
「いや詰まらせた訳じゃなくて……」
「……トイレか?食いかけのバナナクレープならちゃんと見とくから」コソッ
「違うよ」
違うのか。
「差し支えなければ聞きたいんだけど……ふ……二人ってどんな関係デスカ……?」
おれと障子を交互に見ながら緑谷が聞く。
「「友達」」
「「「「「友達なの!?!?」」」」」
「おわっビックリするじゃねえか!えっなんでオメーらまで驚くんだよ?そりゃ、おれと障子
「ああ。紙間といると楽しいし飽きない」
――去年の夏。帰省途中に障子から告白された数日後。
『あのよ、こないだの駅前で言ってくれたアレなんだが……ごめん、付き合えん。おれ、プロのヒーローを目指す事に集中したくて付き合うとかそういうのは……考えられん』
『……そうk』『三年になったら本免試験があるだろ。受かったら“障子が好きだ”って言いたいから、それまで待っててくれ!
……あっさっき何か言いかけたか?悪ィ気付かず遮っちまって』
『…………………………』
『……障子?どうした。おーい… って、何故笑う!?』
ポカンとしたかと思えば、いきなり腹を抱えて笑いだしたぞコイツ。
もしや大事な事言おうとして、おれが遮ったからもう笑うしかなくなったのか?
『……ッ……紙間……それは……もうほぼ……………………フ……いや、なんでもない。わかった。待ってる』
という訳で、今は友達なおれ達だけど本免試験に絶対に合格して、伝えたい。
▽▼▽
「いやぁーどれも美味かった。クレープ半分こすんの難しかったけど、でもなんだかんだで楽しかったな!」
ツナマヨ食べてる時点で、アレ?ってなった。これどうやって分けるのか。
まぁ、なんとか半分できたからいいか。障子もイチゴのクレープ美味いって褒めてくれたし。
▼▽▼
「あ」
皆で後片付けをしていると、ふと思い出した。
「どうした」
空になったボウルや皿を持った障子が問う。
「緑谷がクレープ半分こを気にしてた理由を思い出したんだ」
AFOと、死柄木率いる敵連合との最終決戦。
その戦いは各地分断した先の報道陣やドローンによる全国生放送。
緑谷はトガヒミコに告白されていた。
その時の緑谷が言うには、恋人とはクレープを半分こするものだと。
「うっかりしてた。おれのやった事ってフライングか?」
「それは緑谷がやりたい事だ。本免取ったらそうなるんだし、仮にフライングだとしても問題はない」
「ならいいや!おれ、頑張る!頑張ろうぜ!」
「「「「「ちょっと待て!!」」」」」
「わかった、あっちで待っている」
▽▼▽
――そして数ヶ月後。おれ達はヒーロー本免試験に無事合格した。