体育祭
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――こうして全ての競技が終わり、表彰式兼閉会式が始まろうとしていた。
スタジアムに閉幕の花火があがる。
「それではこれより、表彰式に移ります!」
表彰台には
3位 常闇
2位 轟
1位 爆豪
が乗っていた。
「何アレ…」
「……………爆豪、1位………だよな?おっかねえな…」
轟との戦いの末、優勝したのは爆豪…なのだが口枷やら拘束具やら鎖やらで雁字搦めにされ、柱に張り付けられていた。
「起きてからずっと暴れてんだと。しっかしまぁー…
締まんねー1位だな」
何故、爆豪がこんな状況なのか。
決勝戦では氷結と爆破の激しいぶつかりあいに全員固唾を飲んで見守っていた。
爆豪は轟の炎熱と戦いたくてずっと左側を攻撃しまくっていたが、それすら叶わぬまま轟は場外へと吹っ飛ばされた。
でも轟は一瞬、
「ん゙~~~!!」ガチャガチャ
轟に掴みかからんと鎖を外そうと暴れまわる姿に常闇が引いた目で「悪鬼羅刹」と溢していた。
分かるぞその気持ち。
「夢に出てきそう」
3位にはもう一人、飯田がいたけど……そういえば決勝戦の時、いなかったけどどうしたんだろう。
ミッドナイト先生曰く、どうやら家の都合で早退したらしい。
ここに飯田もいれば良かったなぁ。
「メダル授与よ!今年メダルを贈呈するのは勿論この人!」
ミッドナイト先生が示したのはスタジアムの屋根の縁辺り。夕陽に溶け込んで眩しい。目を凝らすと人のようなシルエットが見えた。
あ、あれは。
そこから華麗に降り立ったのは。
「私が!メダルを持ってk「我らがヒーロー、オールマイトォ!!」……た…」
カブった。
打ち合わせとかしなかったのかな。
オールマイトちょっと凹んじゃってるよ。
オールマイトは気を取り直して各々におめでとうの言葉とともにメダルを授与。アドバイスの後、ハグをした。
いいなー!おれもオールマイトにハグされたい。
常闇、轟へと続き爆豪の番となる。口枷を外された途端に吼えまくり1位の座とメダルを拒否。ハグも拒否。
もったいねー!せっかくのチャンスを…。
「世間が認めても
その顔はさながら
「うむ!相対評価に晒され続けるこの世界で不変の絶体評価を持ち続けられる人間はそう多くはない」
オールマイトはいらないと激しく抵抗する爆豪の口にメダルの首かけリボンを引っ掛けた。
おっかねえけどなんだか面白い図だな。
「さァ!今回は彼等だった!
――しかし、皆さん!この場の誰にも
そしてオールマイトが締めの言葉を促す。
「せーの!」
やっぱアレだよな。
「「「「「プ「おル疲れス様ウでルしトた!!」ラ!!」」」」」
えっ?
一人だけ違う言葉を発したオールマイト。皆からブーイングを飛ばされて、体育祭はグダグダに締められた。