残り火
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
ドキがムネムネな新二年A組の担任は、まさかのなんと。
「例年なら担任は持ち上がりじゃないんだが…」
引き続きの相澤先生。
「まァ事情が事情だ。もう一年よろしく」
やったーーー!!嬉しい!!
皆も大喜びで歓声を上げる。教室が盛り上がる。副担も引き続きオールマイト。オールマイトは全身粉砕骨折で長時間に及ぶ手術を受けて今後は車椅子生活になるそうだ。雄英はバリアフリーだし、なんとかなるだろ。階段とか、いざとなればおれらがサポートするし。
芦戸が嬉しさのあまりに大号泣していた。
「これで一段落か」
「おまえ、入院してなくていいの?」
おれも瀬呂に同感。
スルーしてたけど、なんなら卒業式に参加してフツーに見送ってたし。心臓はもう大丈夫なんだろうか?
「安静にしてりゃいいってよ。それに今日は全員揃ってなきゃダメだろ」
「まともなこと言い出したぞ」
「あ゛ぁ!?」
おいおい安静だって。傷口開くぞ
今にも騒がしくなりそうな教室。相澤先生の鶴の一声ですぐに静かになった。これだよこれこれ。
……でも、全員か。
「……………入れ」
相澤先生に促され、戦いの後から一度も姿を見せず卒業式にもいなかった青山が教室に入ってきた。その表情は晴れやかだった。
「改めてお別れ を!僕は雄英を出る☆!」
決戦の前日、青山はタブレット越しで自主退学の旨を伝えてきた。それを聞いた時おれらは驚いた。
『おれだって皆を騙して性別を偽ったり、AFOとの関係を隠してたりしてたんだぞ?文句言うやつがいたらおれが…』
『ううん。僕がそうしたいんだ』
『……だったら』
『だからといって君まで辞める必要なんてないよ。僕は自分の気持ちに従ってここを去るんだ。紙間くんはどうしたい?忖度は無しだよ。……いたいんだろう?雄英に』
『……うん』
そして今日。皆が再度、引き留めるも青山の決意は固かった。
おれはこれまで二回、雄英を出ていったけどなんだかんだとやっぱり皆といたいくて戻ってきた。青山はおれが覚悟者だと言ってたけど、一番の覚悟者は青山おまえだよ。
「それに“AFOの思惑”が絡んだ入学で、今日のような卒業式を僕は迎えられない」
「えっ青山いたのか?どこにもいなかったぞ」
「離れた所でね、モニターで様子を見てたよ。話は戻すけど、罪を償ってもう一度……ヒーローの道を目指す☆」
真っ直ぐと緑谷の席へと向かい、チーズを差し出す。
「平気さ!だって僕は君たちの手を取ったんだもの!」
「――うん!」
涙を浮かべ笑い合う二人を見て、おれは突進し左腕で抱きしめた。右腕も使えたらまとめて抱いてやったのになぁ!
「わっ!」
「Oh là là!」
「二人とも…抱きしめてもいいか!」
右肩はまだ本調子じゃないため、サポーターで固定。利き腕だから使えないのはキツイ。まぁ、入院してた時よりはリカバリーガールのおかげでマシになった。あとは自然治癒とリハビリだ。
身体中の火傷や怪我は大分治ったけど、左の太股の火傷と、右肩から二の腕まで刺傷の痕が残るらしい。脱がなけりゃ見えない位置だし問題ないか。
特に重傷だった足裏の火傷は毎日清潔にして軟膏を塗り続けていたら歩けるまでに回復した。
「もう抱きしめてるじゃないか☆……全く、泣かないで」
青山はおれにしか聞こえない声量で囁いた。
「拭いてあげたいところだけど、その涙を僕が拭ったらヤキモチ妬いちゃう人がいるからその人に拭ってもらってね」コソッ
「それって……ヤオモモか?へへっ、ヤキモチかぁ……」
あれっなんだ青山その顔は。
「紙間くんって、勘はいいのにそっち方面はからっきしなんだね」
「なんだとー!どういう意味だそっち方面とはどっちなんだ教えろ!さては青山、貴様もいけずか!……おわッと」
腹に腕が回され、ひょいと抱え上げられた。障子に。
「ッどうした障子?」
ごつくて太い指が濡れた眦に触れる。
ほっぺにも手が触れるように当たった。
いやいやいや、気にすんなおれ!!
いつも通りで接するんだ!入院のあれはそう!アレなんだよくわかんねーけどアレだ!!ウン!!!
「おまえらイチャついてんじゃねえぞォォ…!」
「何言ってんだ峰田。おれら別にイチャなんざついて……」
……いや、でも待てよ。峰田の言うように今のおれらって端から見りゃそう見えなくもないか?いやいやいや障子はよく懐かれてるし、普段上鳴とか葉隠がおねだりして抱き上げてもらってるのよく見る。おれにやってるのときっと同じで深い意味なんてない。
分かってるけど、峰田の発言 でなんだかこっ恥ずかしくなってきた。
「無ェよ。障子、下ろしてくれるか」
「例年なら担任は持ち上がりじゃないんだが…」
引き続きの相澤先生。
「まァ事情が事情だ。もう一年よろしく」
やったーーー!!嬉しい!!
皆も大喜びで歓声を上げる。教室が盛り上がる。副担も引き続きオールマイト。オールマイトは全身粉砕骨折で長時間に及ぶ手術を受けて今後は車椅子生活になるそうだ。雄英はバリアフリーだし、なんとかなるだろ。階段とか、いざとなればおれらがサポートするし。
芦戸が嬉しさのあまりに大号泣していた。
「これで一段落か」
「おまえ、入院してなくていいの?」
おれも瀬呂に同感。
スルーしてたけど、なんなら卒業式に参加してフツーに見送ってたし。心臓はもう大丈夫なんだろうか?
「安静にしてりゃいいってよ。それに今日は全員揃ってなきゃダメだろ」
「まともなこと言い出したぞ」
「あ゛ぁ!?」
おいおい安静だって。傷口開くぞ
今にも騒がしくなりそうな教室。相澤先生の鶴の一声ですぐに静かになった。これだよこれこれ。
……でも、全員か。
「……………入れ」
相澤先生に促され、戦いの後から一度も姿を見せず卒業式にもいなかった青山が教室に入ってきた。その表情は晴れやかだった。
「改めて
決戦の前日、青山はタブレット越しで自主退学の旨を伝えてきた。それを聞いた時おれらは驚いた。
『おれだって皆を騙して性別を偽ったり、AFOとの関係を隠してたりしてたんだぞ?文句言うやつがいたらおれが…』
『ううん。僕がそうしたいんだ』
『……だったら』
『だからといって君まで辞める必要なんてないよ。僕は自分の気持ちに従ってここを去るんだ。紙間くんはどうしたい?忖度は無しだよ。……いたいんだろう?雄英に』
『……うん』
そして今日。皆が再度、引き留めるも青山の決意は固かった。
おれはこれまで二回、雄英を出ていったけどなんだかんだとやっぱり皆といたいくて戻ってきた。青山はおれが覚悟者だと言ってたけど、一番の覚悟者は青山おまえだよ。
「それに“AFOの思惑”が絡んだ入学で、今日のような卒業式を僕は迎えられない」
「えっ青山いたのか?どこにもいなかったぞ」
「離れた所でね、モニターで様子を見てたよ。話は戻すけど、罪を償ってもう一度……ヒーローの道を目指す☆」
真っ直ぐと緑谷の席へと向かい、チーズを差し出す。
「平気さ!だって僕は君たちの手を取ったんだもの!」
「――うん!」
涙を浮かべ笑い合う二人を見て、おれは突進し左腕で抱きしめた。右腕も使えたらまとめて抱いてやったのになぁ!
「わっ!」
「Oh là là!」
「二人とも…抱きしめてもいいか!」
右肩はまだ本調子じゃないため、サポーターで固定。利き腕だから使えないのはキツイ。まぁ、入院してた時よりはリカバリーガールのおかげでマシになった。あとは自然治癒とリハビリだ。
身体中の火傷や怪我は大分治ったけど、左の太股の火傷と、右肩から二の腕まで刺傷の痕が残るらしい。脱がなけりゃ見えない位置だし問題ないか。
特に重傷だった足裏の火傷は毎日清潔にして軟膏を塗り続けていたら歩けるまでに回復した。
「もう抱きしめてるじゃないか☆……全く、泣かないで」
青山はおれにしか聞こえない声量で囁いた。
「拭いてあげたいところだけど、その涙を僕が拭ったらヤキモチ妬いちゃう人がいるからその人に拭ってもらってね」コソッ
「それって……ヤオモモか?へへっ、ヤキモチかぁ……」
あれっなんだ青山その顔は。
「紙間くんって、勘はいいのにそっち方面はからっきしなんだね」
「なんだとー!どういう意味だそっち方面とはどっちなんだ教えろ!さては青山、貴様もいけずか!……おわッと」
腹に腕が回され、ひょいと抱え上げられた。障子に。
「ッどうした障子?」
ごつくて太い指が濡れた眦に触れる。
ほっぺにも手が触れるように当たった。
いやいやいや、気にすんなおれ!!
いつも通りで接するんだ!入院のあれはそう!アレなんだよくわかんねーけどアレだ!!ウン!!!
「おまえらイチャついてんじゃねえぞォォ…!」
「何言ってんだ峰田。おれら別にイチャなんざついて……」
……いや、でも待てよ。峰田の言うように今のおれらって端から見りゃそう見えなくもないか?いやいやいや障子はよく懐かれてるし、普段上鳴とか葉隠がおねだりして抱き上げてもらってるのよく見る。おれにやってるのときっと同じで深い意味なんてない。
分かってるけど、峰田の
「無ェよ。障子、下ろしてくれるか」