第二次決戦:エピローグ
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麗日が 「話を戻してもいい?」 と聞いてきたので承諾した。
「聞きたいことは山々なんやけど、まず“脱げ”って何?」
「服を脱げって意味だ。分かったか」
「さっぱり分からん!何がどうなって障子くんが脱ぐという展開になるん?」
「いやぁ……」
今の麗日に余計な心配は掛けたくはない。泣いてたなんて言えやしねえ。
「云々かんぬんでなみ…いやすげえくしゃみが出て、鼻水が障子の服に飛んじゃったんだよ。このまま帰すの申し訳ないから洗ってから帰らそうと思って」
「(今、涙って言い掛けた。顔にパッド貼ってるから分かり辛いけどよう見たら目ェ腫れとる。泣いてたのかな。敢えて触れやん方がいいかも)
……そっかあ」
「確か近くにコインランドリーあったな。おれが汚しちまったから払うよ。そこで洗濯乾燥済ませておけばOKだ」
「その間、俺はどうするんだ」
「え?んなのおれの着てけばいいだろ。父ちゃんが着替え持ってきてくれたから」
「無理だ」
「そもそもサイズ一回りどころか二回り以上もちゃうしね」
「あっそうか」
床頭台の引き出しにウエットティッシュ置いてたハズだ。それで拭けばネバネバくらいは取れるかも。
「あ痛ッ!」
左手を伸ばそうとしたら肋に痛みが走った。
「大丈夫か。無理するな俺が取る……………ん?何だこれは」
取り出したのはウエットティッシュじゃなくて、赤い羽根。少しボロッとなってる。
「ああ、それホークスの羽根だ。AFOに肩折られた時に添え木にしてくれたんだ」
ホークスはAFOに〝個性〟を奪われてしまったと聞いた。ヒーローを引退する事も。
「通形先輩みたいにエリちゃんの力で〝個性〟が戻せないかお願いしようかと。あ、もちろんエリちゃん本人の承諾もしねえとな」
ちなみにエリちゃんは巻き戻しのエネルギーを使い果たして、現在は充電中だ。
上手く戻せさえ出来れば、復帰できるかもしれねえ。
「――いらないよ」
ホークスがドアに凭れて、よっと手を軽くあげた。
「ありがとね。唯一残った羽根で戻そうとしてくれるのは嬉しい。けど、〝個性因子〟がもう無くなってるから意味はないよ。だからこれは」
障子から羽根を取り、窓を開けた。
「もう自由だ」
風が赤い羽根をさらって空高く飛んでいった。
「私服って事は……退院ッスか?」
「うん。今日ようやく。通りかかったら俺の名前が聞こえてきたもんだか。
……それにしても」
ホークスはジッとおれを見る。
「随分見た目変わったねー。そのまま?」
ホークスがおれの髪に興味津々に触れてきた。検査では髪と目の色素細胞 がかなり少ないと皮フ科の先生に言われた。
「数ヶ月すれば元には戻るかもって。んで、タンパク質とか鉄分を摂るように言われましたね」
しばらくは紫外線とか気をつけなければならない。なのでおれのベッドは廊下側で、麗日は窓に近い所にある。視力はギリギリで大丈夫だったが、それでも色素が薄くなってるので念のために太陽とか眩しいものは見ちゃいけないと釘を刺された。
「〝個性〟って研究が進んでも未だに解明できてないところがあるし、色素抜けたりする事があっても不思議じゃないか」
髪だけじゃなく目の色もまじまじと見てきた。目力すげえなオイ。猛禽類かっけえぞ。
「………………ん?」
「どうしたホークス。おれの目になんかついてる?」
まさか、泣いてたのバレてる?
「(あの障子くんて子、ずっと見てくるなぁ……もしかして)」
ホークスは何故かにんまりとした笑みを浮かべたかと思えば、徐にベッドに腰掛けてマブダチよろしくと右腰に手を回して寄せてきた。
「頑張ってね伊織くん」
「えっ、あ!アザッス!」
突然の下の名前呼びにビックリ。ホークスのファンサにこういうのあったっけ?うーん、ガチファンじゃねえから分からん。写真と握手もサインは貰った事あるけど。
ホークスの背後では麗日はビックリして赤くなったり青くなっていて、障子は目を丸くしたかと思えばジッと訝しげに凝視してきた。
「……さて(からかうのこの辺にしておくか)迎え待たせてるからもう行かないと。また会おうね」
「はい!ホークス退院おめでとうございます!」
「ありがとー。……頑張ってね」
? なんかさっきの『頑張ってね』が意味深に聞こえたのは気のせいだろうか。
まぁ、いいか。
「聞きたいことは山々なんやけど、まず“脱げ”って何?」
「服を脱げって意味だ。分かったか」
「さっぱり分からん!何がどうなって障子くんが脱ぐという展開になるん?」
「いやぁ……」
今の麗日に余計な心配は掛けたくはない。泣いてたなんて言えやしねえ。
「云々かんぬんでなみ…いやすげえくしゃみが出て、鼻水が障子の服に飛んじゃったんだよ。このまま帰すの申し訳ないから洗ってから帰らそうと思って」
「(今、涙って言い掛けた。顔にパッド貼ってるから分かり辛いけどよう見たら目ェ腫れとる。泣いてたのかな。敢えて触れやん方がいいかも)
……そっかあ」
「確か近くにコインランドリーあったな。おれが汚しちまったから払うよ。そこで洗濯乾燥済ませておけばOKだ」
「その間、俺はどうするんだ」
「え?んなのおれの着てけばいいだろ。父ちゃんが着替え持ってきてくれたから」
「無理だ」
「そもそもサイズ一回りどころか二回り以上もちゃうしね」
「あっそうか」
床頭台の引き出しにウエットティッシュ置いてたハズだ。それで拭けばネバネバくらいは取れるかも。
「あ痛ッ!」
左手を伸ばそうとしたら肋に痛みが走った。
「大丈夫か。無理するな俺が取る……………ん?何だこれは」
取り出したのはウエットティッシュじゃなくて、赤い羽根。少しボロッとなってる。
「ああ、それホークスの羽根だ。AFOに肩折られた時に添え木にしてくれたんだ」
ホークスはAFOに〝個性〟を奪われてしまったと聞いた。ヒーローを引退する事も。
「通形先輩みたいにエリちゃんの力で〝個性〟が戻せないかお願いしようかと。あ、もちろんエリちゃん本人の承諾もしねえとな」
ちなみにエリちゃんは巻き戻しのエネルギーを使い果たして、現在は充電中だ。
上手く戻せさえ出来れば、復帰できるかもしれねえ。
「――いらないよ」
ホークスがドアに凭れて、よっと手を軽くあげた。
「ありがとね。唯一残った羽根で戻そうとしてくれるのは嬉しい。けど、〝個性因子〟がもう無くなってるから意味はないよ。だからこれは」
障子から羽根を取り、窓を開けた。
「もう自由だ」
風が赤い羽根をさらって空高く飛んでいった。
「私服って事は……退院ッスか?」
「うん。今日ようやく。通りかかったら俺の名前が聞こえてきたもんだか。
……それにしても」
ホークスはジッとおれを見る。
「随分見た目変わったねー。そのまま?」
ホークスがおれの髪に興味津々に触れてきた。検査では髪と目の
「数ヶ月すれば元には戻るかもって。んで、タンパク質とか鉄分を摂るように言われましたね」
しばらくは紫外線とか気をつけなければならない。なのでおれのベッドは廊下側で、麗日は窓に近い所にある。視力はギリギリで大丈夫だったが、それでも色素が薄くなってるので念のために太陽とか眩しいものは見ちゃいけないと釘を刺された。
「〝個性〟って研究が進んでも未だに解明できてないところがあるし、色素抜けたりする事があっても不思議じゃないか」
髪だけじゃなく目の色もまじまじと見てきた。目力すげえなオイ。猛禽類かっけえぞ。
「………………ん?」
「どうしたホークス。おれの目になんかついてる?」
まさか、泣いてたのバレてる?
「(あの障子くんて子、ずっと見てくるなぁ……もしかして)」
ホークスは何故かにんまりとした笑みを浮かべたかと思えば、徐にベッドに腰掛けてマブダチよろしくと右腰に手を回して寄せてきた。
「頑張ってね伊織くん」
「えっ、あ!アザッス!」
突然の下の名前呼びにビックリ。ホークスのファンサにこういうのあったっけ?うーん、ガチファンじゃねえから分からん。写真と握手もサインは貰った事あるけど。
ホークスの背後では麗日はビックリして赤くなったり青くなっていて、障子は目を丸くしたかと思えばジッと訝しげに凝視してきた。
「……さて(からかうのこの辺にしておくか)迎え待たせてるからもう行かないと。また会おうね」
「はい!ホークス退院おめでとうございます!」
「ありがとー。……頑張ってね」
? なんかさっきの『頑張ってね』が意味深に聞こえたのは気のせいだろうか。
まぁ、いいか。
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