第二次決戦
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一日でどれだけ気絶すりゃ気が済むんだと思わずセルフツッコミをする。
目覚めた時、真っ暗な空間だったのが真っ白に変わっていた。
え?天国?今度こそおれ、死んじゃった?まだやりたい事いっぱいあるのに。
「こんにちは」
ショックを受けていると、声が聞こえてきた。
「! ……あれ?んんん?」
声はするけど姿は見えない。葉隠の声じゃない。誰だ?女性っぽいけど。
「一回目ェ閉じて。30秒くらいそのままね。はい、開けて」
栗色の長い髪にレモン色の瞳の女性がぼんやりと浮かびあがってきた。年の頃は40手前くらいか。けど、半透明だ。
「う」
「う?」
「美しい……!」
お迎えがこんな綺麗――どっちかといえば可愛い系っぽいが――な人だなんて生きてて良かった!否、死んでるけど。
「ふふ、ありがとう。初めて言われた」
「天使様……おれは死んでしまったのでしょうか?生まれ変わったら凛々しい狼になってカッコいい人生…いや、狼生を送りたいです」
「私は天使じゃないし、伊織ちゃんは死んでもないよ。うーん…でも、ちょっと危ない状況かな。その前に少し挨拶をしようかね」
半透明の女性はふわっとした笑みを浮かべて、こう言った。
「こんにちは。はじめまして。――おばあちゃんだよ」
「………え?……えっ?」
おれの……ばーちゃん?
「君が生まれる前に死んじゃったけど、お空の上から見守っていたよ。本当よーちゃんにそっくりね」
「よーちゃん?」
「遥子 。私の娘で、あなたの母親」
いつぞや塚内さんが言ってた内容を思い出す。
「そういや病気で倒れてあの後、友人夫妻に…」
と言い掛けた途端に、ばーちゃんの表情がスンッとなった。それがなんだか恐ろしかった。
「……友人夫妻?二人して人を散々騙して捨てて、お悔やみ欄で私が生涯独身のまま死んだと知った時には嗤うつもりで最期のご挨拶に来たら娘の存在を知って、自分らの間に子供が出来なかったのと、戸井の血を引いてるのと、貴重な〝個性〟を持ってるからという理由で仕方なくよーちゃんを跡継ぎとして金の力で引き取った事は草葉の陰からしっかりと見てたからな……」
「おあ゛ァッ…」
ヒュッてなったぞ。
あれ?もしかして遥子さんて複雑な家庭環境だったりしてた?
「それによーちゃんに
『私と霞也人さんに子供が出来なかったのは、センパイが霞也人さんになんかしたのよ。じゃなきゃあんたが産まれるハズはない』 ……って、知るかーーーいッ!!私にそんな力無いって知ってるだろうが!私だって霞也人が男性不妊って知らなかったわ!つーか、不妊でも奇跡が起こる事だってあるしそれがたまたま私にヒットしただけの事だろうが!!なぁーにが友人だ!死人に口無しだからって都合のいい事抜かしてんなよ!!」
憤慨を吐き出してゼエゼエと肩で息をする。
「おまけに、オールインワンだかオールドファッションだか知らないけど、私の娘と孫をこんな目に遭わせやがって死よりも辛い呪いを味わわせてやる!どこからでも切れますが切れなかったり、ラップやトイペの始まりがくっついて取れなかったり、家具の角っこにぶつけたり…」
「地味に嫌な呪いだ」
ふと、気になる事が浮かんで聞いてみた。
「ばーちゃんがここにいるって事は、……遥子さん……おれの母親もいるのか?」
辺りを見渡してみるも、真っ白な空間 にはおれとばーちゃんの二人しかいねえ。もう一度目ェ閉じて開ければ見えるかな?仕組み分からんけど、念じてみる?
「いるよ。もうずっと昔から。心 に。よーちゃんはいるよ。もう気付いてたんでしょ?」
「……神野も、熱出した時もあの声が懐かしくて……母ちゃんだって分かって……けど……なんで、ばーちゃんみたいに姿が見えねえの?」
「私も分からない。でも、見えなくたってよーちゃんも私もいつでも見守ってるから。――だから、君もまだこっちに来なくていいよ」
そう言うと、ばーちゃんはこの手紙をある人に渡してほしいと寄越してきた。
「「頑張れ伊織!」」
目覚めた時、真っ暗な空間だったのが真っ白に変わっていた。
え?天国?今度こそおれ、死んじゃった?まだやりたい事いっぱいあるのに。
「こんにちは」
ショックを受けていると、声が聞こえてきた。
「! ……あれ?んんん?」
声はするけど姿は見えない。葉隠の声じゃない。誰だ?女性っぽいけど。
「一回目ェ閉じて。30秒くらいそのままね。はい、開けて」
栗色の長い髪にレモン色の瞳の女性がぼんやりと浮かびあがってきた。年の頃は40手前くらいか。けど、半透明だ。
「う」
「う?」
「美しい……!」
お迎えがこんな綺麗――どっちかといえば可愛い系っぽいが――な人だなんて生きてて良かった!否、死んでるけど。
「ふふ、ありがとう。初めて言われた」
「天使様……おれは死んでしまったのでしょうか?生まれ変わったら凛々しい狼になってカッコいい人生…いや、狼生を送りたいです」
「私は天使じゃないし、伊織ちゃんは死んでもないよ。うーん…でも、ちょっと危ない状況かな。その前に少し挨拶をしようかね」
半透明の女性はふわっとした笑みを浮かべて、こう言った。
「こんにちは。はじめまして。――おばあちゃんだよ」
「………え?……えっ?」
おれの……ばーちゃん?
「君が生まれる前に死んじゃったけど、お空の上から見守っていたよ。本当よーちゃんにそっくりね」
「よーちゃん?」
「
いつぞや塚内さんが言ってた内容を思い出す。
「そういや病気で倒れてあの後、友人夫妻に…」
と言い掛けた途端に、ばーちゃんの表情がスンッとなった。それがなんだか恐ろしかった。
「……友人夫妻?二人して人を散々騙して捨てて、お悔やみ欄で私が生涯独身のまま死んだと知った時には嗤うつもりで最期のご挨拶に来たら娘の存在を知って、自分らの間に子供が出来なかったのと、戸井の血を引いてるのと、貴重な〝個性〟を持ってるからという理由で仕方なくよーちゃんを跡継ぎとして金の力で引き取った事は草葉の陰からしっかりと見てたからな……」
「おあ゛ァッ…」
ヒュッてなったぞ。
あれ?もしかして遥子さんて複雑な家庭環境だったりしてた?
「それによーちゃんに
『私と霞也人さんに子供が出来なかったのは、センパイが霞也人さんになんかしたのよ。じゃなきゃあんたが産まれるハズはない』 ……って、知るかーーーいッ!!私にそんな力無いって知ってるだろうが!私だって霞也人が男性不妊って知らなかったわ!つーか、不妊でも奇跡が起こる事だってあるしそれがたまたま私にヒットしただけの事だろうが!!なぁーにが友人だ!死人に口無しだからって都合のいい事抜かしてんなよ!!」
憤慨を吐き出してゼエゼエと肩で息をする。
「おまけに、オールインワンだかオールドファッションだか知らないけど、私の娘と孫をこんな目に遭わせやがって死よりも辛い呪いを味わわせてやる!どこからでも切れますが切れなかったり、ラップやトイペの始まりがくっついて取れなかったり、家具の角っこにぶつけたり…」
「地味に嫌な呪いだ」
ふと、気になる事が浮かんで聞いてみた。
「ばーちゃんがここにいるって事は、……遥子さん……おれの母親もいるのか?」
辺りを見渡してみるも、
「いるよ。もうずっと昔から。
「……神野も、熱出した時もあの声が懐かしくて……母ちゃんだって分かって……けど……なんで、ばーちゃんみたいに姿が見えねえの?」
「私も分からない。でも、見えなくたってよーちゃんも私もいつでも見守ってるから。――だから、君もまだこっちに来なくていいよ」
そう言うと、ばーちゃんはこの手紙をある人に渡してほしいと寄越してきた。
「「頑張れ伊織!」」