第二次決戦
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どれくらいの時間が経ったのだろうか。
3分かあるいは30分か。とてつもなく短く、とてつもなく長く感じた。
ヒーローは皆、満身創痍で倒れていた。AFOただ一人によって。
「僕をここまで追いつめた……彼の〝個性〟を貰う」
AFOの目の前には意識のない常闇が横たわっていた。守るようにホークスが間に立ち塞がり、小刀で防衛をするが立ってるのでさえやっとの状態だ。
「どけよ。もう充分頑張っただろうホークス」
ホークスの首を掴み吊り上げて、〝個性〟を奪う。
「〝剛翼〟……」
ホークスの背中から羽が消え、AFOの背中から羽が生えてきた。
「因子が爛れている。ゴミクズ同然のコレでよく戦い抜いた」
「ストック〝個性〟は外部扱いで……〝巻き戻し〟には適用されないのか……。クソだな」
肩に食い込む小刀を押し返しながら、AFOは感じていた。
ダメージを受けて回復するに若返りの進行速度が更にあがっていくのを。今のAFOは15~18歳程の外見である。
すると、足元に何かが当たった。振り向くと峰田がもぎもぎを投げて意識を向けさせる。
「〝
睨み付けられ、憤慨の言葉を投げられるもAFOは意に介さなかった。
見上げると、報道ヘリが飛んでいた。
「人々はこの光景を目にし…再び君らに失望するだろう。おいでオロチ」
大蛇脳無ことオロチは、呼ばれるがままAFOの元へ向かおうとするが、Mt.レディの手が気を失っても尚、緩まずにオロチの足をしっかりと掴んでいた。殴って力を緩めさせて脱皮をして拘束から抜け出す。
〝サーチ〟でオロチの腹を“見る”。
「……しぶといな」
一人で行こうとしたが、オロチも連れて行く事にした。まだ生きていたからだ。今はそんな余裕がないので、新しい器を手に入れたらオロチごと潰せばいいと思った。
フープのようなものを足場にして浮かび上がり、勢いをつけてその場を飛び去った。オロチも飛行でAFOに着いて行った。
「何も、守れなかったな。ヒーロー」
▽▼▽
「……う……痛ってぇ……」
目が覚めると辺りは真っ暗で何も見えない。
「ヴェッくっさ!!!なんだここは気持ち悪い!!」
確か……脳無に喰われて……ってことはここは脳無の腹の中……か!?マジかよ。
どれくらい気を失っていたのか分からないけど、早くここから出ないと。
透湿防水紙で飛行機を造り、乗って脱出を試みる――が上手くいかない。
「! 風がないんだ…」
おれは紙を操れるけど、浮かしたり飛ばしたりする事に関しては空気抵抗を利用している。それに臭いのせいか、空気が薄いせいかさっきから呼吸がし辛い。
あとなんかさっきから肌がピリピリするんだよな。このピリピリした感じ……芦戸のとちょっと似て…… !!!おいおいおいこれ、もしかしておれマズイんじゃねえのか!?死因が蛇に食われて胃酸死なんて嫌だ!おれは孫に囲まれて大往生するんだ!けど、どうやって?登ろうにも右肩が負傷して動かすと激痛が走る。片手で壁登りなんて高度な技なんて到底無理。ならば足裏ホッピングで、とやってみたが足場がぶよぶよでジャンプ力が足りなかった。
なんとかしてこっから脱出しねえと!!考えろ考えるんだおれ!!
皆が戦ってるのに、こんな所で足手まといになってくたばってたまるか!!
うんうんと捻り出そうとするも、ちっとも閃きが起きない。
――あれ?なんか、頭がフラフラしてきた。息も苦しい。……ダメだ。踏ん張れ。倒れるなおれ。重くなってくる身体と瞼に抗おうとするが耐えきれずにそのまま倒れ込んだ。
「俊ちゃんもだけど、貴女までそっちに来るのはまだ早いんじゃない?伊織ちゃん」
誰……だ……?