第二次決戦
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「「「!?!?!?」」」
ホークス、イヤホン=ジャック、ツクヨミと黒影が何事だとビックリした顔をする。
いきなりの頭突きに一瞬、面食らうエンデヴァーにおれは肺いっぱいに空気を吸い込んで言葉と共に吐き出した。
「戦う前におれに言った事忘れたのか!?」
『オリガミ、おまえは良く言えば感情豊かでまっすぐな性格。悪く言えば沸点が低く猪突猛進。おまけに中身が小学低学年男児』
『いきなり何ですか。褒めてんのか貶してんのかどっち?……つーか、常闇も耳郎もなんで “確かに…” って頷くんだよ!?』
『AFOに何を言われても決して冷静を欠いたり揺らいだりするな』
「――人にあれだけ釘を刺しておいてよォ、自分が
「…そう……だな。何を……やってるんだ…俺はっ……!AFOに怒るのは筋違いだ……。燈矢も焦凍も……全部、俺が招いた事なんだ」
「……ま、偉そうに宣っておきながらもおれこそ前にAFOの言葉でショック受けて身動き出来なくなった事あったけどな。エンデヴァー、頭突きしてごめんなさい。お叱りは戦いの後に受けます」
「否……叱責はしない。オリガミ、ホークス、ツクヨミ、イヤホン=ジャックすまない。俺が我を失ったせいで」
「エンデヴァーさん、そういう時はありがとうッスよ!――ツクヨミ!」
ホークスはツクヨミに呼び掛ける。
「無駄だぞホークス!
『出る幕じゃない?』
俺がここに配置されたのは“上がこう着した場合の更なるサポート”!そうだろう!?」
「……
ツクヨミは当然と軽く笑みで返した。
「さっきからずっと酷いじゃないか伊織。おじいちゃんを助けようとか思わないのか?家族だろう?」
何が家族だよ。否定したいけど、我慢して無視だ。相手にしたらヤツの思うツボ。
「……そうか君も裏切るのか。遥子の時みたいに。行く充てもない彼女に住処を与えて、切迫流産で死にかけた君を助けてあげたというのにあまりにも薄情だ」
「…………………………は?」
「ずっと聞きたかったんだろう?本当はすぐにでも弔の所へ急いで行かなきゃならないからそんな悠長な時間はないけど……せっかく会えたんだ。少しならお話してあげるよ」
「オリガミくん!ダメだ!」
情報が多すぎて処理できない。母ちゃんが裏切った?死にかけていたおれをAFOが助けた?
揺らぐな。エンデヴァーにさっき注意しておきながら、今度は自分が口車に乗せられるなんて説得力がねえぞ。聞きたいけど耐えろ。
「……ッ分かってるホークス!AFO、続きはムショで聞く!」
「邪魔はしないでほしいなホークス。今までも聞こうとしたんだろう。でも聞けなかった。周りの大人達に止められたから。僕がまたあそこに戻れば、次はいつになるか分からないぜ。チャンスは今しかない。どうする?お母さんの話聞きたいだろう?」
「あわてんぼうのサンタクロースを知ってるかい?」
この歌は、聞く度にどこか懐かしくて寂しくて温かかった。
「……なんで」
そんな事聞くんだよ。
「おや?この反応は、ただ知ってるという風ではなさそうだね。あのね……この歌は君のお母さんが歌っていた子守唄だよ。伊織はクリスマスイブに生まれる予定だった。それが8日早く生まれてきたから遥子は
『この子はあわてんぼうのサンタクロースみたいだ』
って言ってたぜ。遥子は僕とドクターに感謝していた。なのに裏切って恩を仇で返した。全く……母娘揃って感謝するどころか非難するなんて、少し懲らしめないといけないな」
「オリガミくん!!!」
気付けば目の前に赤黒い鋲が襲いかかってきた。
……速すぎて見えなかった。心臓がバクバクとうるさい。ホークスが羽で引っ張ってくれなかったから今頃、串刺しだった。
さっきの攻撃で乗っていた紙絨毯がおしゃかになってしまったので、新しい紙絨毯で立て直す。
AFOが攻撃しようとしてたのはおれだけじゃない。同時にイヤホン=ジャックにもだった。それもホークスが羽で避難させてくれたので事なきを得た。
「ジロ!伊織!大丈夫カ?」
落ちてきたイヤホン=ジャックをキャッチしながら気遣う黒影におれも大丈夫の意を簡潔に返した。
まだ心臓がバクバクしてる。落ち着けおれ。深呼吸して心を穏やかにするんだ。
すると、さっきよりもでかい攻撃が。回避するも間に合わず、おれの身体は鋲で貫かれた。