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上手くいけばAFOや死柄木達を倒せるかもしれない。
緑谷の言う通り、青山だって本当の意味でヒーローになれる可能性があるんだ。
「待て……待て待てガイズ!飛躍しすぎだ!」
おれ達の提案にマイク先生が諭す。
「罪は罪…、言いたかねぇさ。けどな……おまえらが一番の被害者だ。今更、信じられるのか」
マイク先生の言う事はごもっともだ。
青山のせいで雄英が危険に晒された。授業も合宿も台無しになっちまった。たくさんの犠牲者だって出た。辛うじて命が助かったとしても、心身に後遺症が残り、今まで通りの生活がままならない人だっている。
おれ達だって下手したらヒーロー科を去らなければならない未来になり得ただろう。
青山がおれ達を裏切ったのは紛れもねえ事実。
……だけど。
「それは、過去の話でしょう」
クラスを代表して、飯田が前に出る。
「彼の心の内を掬い取れなかった俺たちの責任でもあります。だからこそ、今泣いて絶望しているクラスメイトを 友として手を取りたい。手を取ってもらいたい。それが……」
おれ達も同じ気持ちだと示すように皆で一歩前に出て、飯田と並ぶ。
「再び対等になれる唯一の方法だからです」
間違いを犯しても、それを叱ってくれる人。立ち直らせてくれる人。信じてくれる人。
そういう人がいれば、人は挫けても躓いても前に進む事が出来るんだ。
「信じます!!」
マイク先生の質問におれはハッキリと答えた。皆も頷いた。
「…ひでー目には遭ってっからなァ……5発くらいハウザーぶちこんでトントンだな」
「クラフトスネークで5分間のスリル満点全力ブランコ大車輪」
「つっこみ辛すぎるからやめろ……」
爆豪とおれの恨み辛みに瀬呂が呆れる中、切島が青山に語りかける。
「青山はAFOに勝てねえと思ったから従っちまったんだろ!でも、今は違ぇから“止めよう”って親御さんに言ってくれたんだろ!緑谷と紙間を止めに行った時、誰かに一人でも〝無個性〟を責めたかよ!?生まれてきた環境や性別を隠してたのを責めたかよ!?涙こらえて隠し事してた奴、嫌いになったかよ!?」
切島の力強い熱い言葉が真っ直ぐと青山へとぶつけていく。
緑谷とおれにも向けられたような気がして心に響く。
「青山!!まだ、一緒に踏ん張れるんだよ俺たち!!」
その言葉に青山は声なき嗚咽で泣き崩れた。轡がもどかしい。
「盛り上がってるとこ悪いが……」
そこに塚内さんが白熱してるおれ達を宥めようとしてきた。
おれ達の気持ちは分かるが、それを実行するにはAFOの嘘を見抜くという問題点をどうにかしなければいけないと。
AFOは心を読むか、嘘発見器っぽい〝個性〟を持ってると思われる。そこさえすり抜ける事が出来れば……けど、どうすりゃ?AFOに勘づかれないようにするためには、単純に頭ン中真っ白にして相手するってのが一番だけどそんな……………………。
「ん?」
頭ン中を……真っ白にして……。
「そうだ!!この方法ならイケるかもしれねえぞ!!」
《待て紙間》
「えっ相澤先生?」
入院中のハズじゃ?
辺りを見回すと、マイク先生が 「こっちだ」 とタブレットを掲げた。画面の中には相澤先生。
《おまえが浮かんだ事は恐らく俺も同じだと思う》
「じゃあ早速、しn」《まだ話すな。あと連絡 はおれがやっておくから、スマホをしまえ》「はい」
その計画の要に連絡しようとしたら、間髪入れず止められた。
《塚内さん。この責任は見抜けなかった俺にもあります。ただ……気持ちはこいつらと同じです》
「相澤…!」
《青山》
相澤先生の左目がタブレット越しに真っ直ぐと青山を見る。
《俺はまだ、おまえを除籍するつもりはない》
青山一家には耳栓をしてもらい、おれと相澤先生は思い付いた策を皆に伝えた。
「各所検証が必要ではあるが……確かに実現性が高い……!」
その作戦に校長始め皆も賛同。オールマイトはちょっと心配していたが、賛同ではあった。
「大丈夫です!そこに関しては訓練仲間のおれが何度も受けてきたので保証します!」
「どうやって訓練したんだ?」
尾白が問う。
「絵本を読ませまくったって言ってた。10冊連続音読した時は流石に喉やられた」
本は感情が出るからな。特に感動モノはぴったりだ。ちなみに訓練に使った絵本はすべてエリちゃんに渡した。
「ごんぎつねに100万回生きた猫、泣けるやつ読んでも頭ン中ずーっと靄がかったみたいで。喜怒哀楽?っつーのはさっぱり」
これ以上は本部で詰めたいという塚内さんの言葉で区切りをつけた。
青山一家は詳しい検査を受けるために一旦、セントラル病院へと送られた。警察関係者に連行される最中、緑谷が呼び掛けるが泣き腫らした目で一瞥しただけだった。
何も言わなかった。
背筋を伸ばして、眩しいほど自信に満ち溢れていたあの姿とは真逆で。
「勝ったら!そん時はチーズパーティーしような!」
緑谷の言う通り、青山だって本当の意味でヒーローになれる可能性があるんだ。
「待て……待て待てガイズ!飛躍しすぎだ!」
おれ達の提案にマイク先生が諭す。
「罪は罪…、言いたかねぇさ。けどな……おまえらが一番の被害者だ。今更、信じられるのか」
マイク先生の言う事はごもっともだ。
青山のせいで雄英が危険に晒された。授業も合宿も台無しになっちまった。たくさんの犠牲者だって出た。辛うじて命が助かったとしても、心身に後遺症が残り、今まで通りの生活がままならない人だっている。
おれ達だって下手したらヒーロー科を去らなければならない未来になり得ただろう。
青山がおれ達を裏切ったのは紛れもねえ事実。
……だけど。
「それは、過去の話でしょう」
クラスを代表して、飯田が前に出る。
「彼の心の内を掬い取れなかった俺たちの責任でもあります。だからこそ、
おれ達も同じ気持ちだと示すように皆で一歩前に出て、飯田と並ぶ。
「再び対等になれる唯一の方法だからです」
間違いを犯しても、それを叱ってくれる人。立ち直らせてくれる人。信じてくれる人。
そういう人がいれば、人は挫けても躓いても前に進む事が出来るんだ。
「信じます!!」
マイク先生の質問におれはハッキリと答えた。皆も頷いた。
「…ひでー目には遭ってっからなァ……5発くらいハウザーぶちこんでトントンだな」
「クラフトスネークで5分間のスリル満点全力ブランコ大車輪」
「つっこみ辛すぎるからやめろ……」
爆豪とおれの恨み辛みに瀬呂が呆れる中、切島が青山に語りかける。
「青山はAFOに勝てねえと思ったから従っちまったんだろ!でも、今は違ぇから“止めよう”って親御さんに言ってくれたんだろ!緑谷と紙間を止めに行った時、誰かに一人でも〝無個性〟を責めたかよ!?生まれてきた環境や性別を隠してたのを責めたかよ!?涙こらえて隠し事してた奴、嫌いになったかよ!?」
切島の力強い熱い言葉が真っ直ぐと青山へとぶつけていく。
緑谷とおれにも向けられたような気がして心に響く。
「青山!!まだ、一緒に踏ん張れるんだよ俺たち!!」
その言葉に青山は声なき嗚咽で泣き崩れた。轡がもどかしい。
「盛り上がってるとこ悪いが……」
そこに塚内さんが白熱してるおれ達を宥めようとしてきた。
おれ達の気持ちは分かるが、それを実行するにはAFOの嘘を見抜くという問題点をどうにかしなければいけないと。
AFOは心を読むか、嘘発見器っぽい〝個性〟を持ってると思われる。そこさえすり抜ける事が出来れば……けど、どうすりゃ?AFOに勘づかれないようにするためには、単純に頭ン中真っ白にして相手するってのが一番だけどそんな……………………。
「ん?」
頭ン中を……真っ白にして……。
「そうだ!!この方法ならイケるかもしれねえぞ!!」
《待て紙間》
「えっ相澤先生?」
入院中のハズじゃ?
辺りを見回すと、マイク先生が 「こっちだ」 とタブレットを掲げた。画面の中には相澤先生。
《おまえが浮かんだ事は恐らく俺も同じだと思う》
「じゃあ早速、しn」《まだ話すな。あと
その計画の要に連絡しようとしたら、間髪入れず止められた。
《塚内さん。この責任は見抜けなかった俺にもあります。ただ……気持ちはこいつらと同じです》
「相澤…!」
《青山》
相澤先生の左目がタブレット越しに真っ直ぐと青山を見る。
《俺はまだ、おまえを除籍するつもりはない》
青山一家には耳栓をしてもらい、おれと相澤先生は思い付いた策を皆に伝えた。
「各所検証が必要ではあるが……確かに実現性が高い……!」
その作戦に校長始め皆も賛同。オールマイトはちょっと心配していたが、賛同ではあった。
「大丈夫です!そこに関しては訓練仲間のおれが何度も受けてきたので保証します!」
「どうやって訓練したんだ?」
尾白が問う。
「絵本を読ませまくったって言ってた。10冊連続音読した時は流石に喉やられた」
本は感情が出るからな。特に感動モノはぴったりだ。ちなみに訓練に使った絵本はすべてエリちゃんに渡した。
「ごんぎつねに100万回生きた猫、泣けるやつ読んでも頭ン中ずーっと靄がかったみたいで。喜怒哀楽?っつーのはさっぱり」
これ以上は本部で詰めたいという塚内さんの言葉で区切りをつけた。
青山一家は詳しい検査を受けるために一旦、セントラル病院へと送られた。警察関係者に連行される最中、緑谷が呼び掛けるが泣き腫らした目で一瞥しただけだった。
何も言わなかった。
背筋を伸ばして、眩しいほど自信に満ち溢れていたあの姿とは真逆で。
「勝ったら!そん時はチーズパーティーしような!」