体育祭
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その後も一回戦は着々と進んでいく。
青山 対 芦戸
青山のビームが芦戸に向かって一直線に放射。それを避けていく。
そういや芦戸は女子の中で運動神経バツグンだったな。ビームを避けるその動きは軽やかでまるでダンスしてるみたいだ。
そして芦戸の酸が青山のベルトを破壊。
慌てた隙に顎を一発。
常闇 対 八百万
ヤオモモが〝個性〟を使おうとした瞬間、先手必勝の常闇にあっけなくやられた。
造ってる間は丸腰だもんなぁ。おれもそうだし。
戻ってきたヤオモモは元気がなく、落ち込んでいた。
何か声掛けようと思ったが、そっとした方がいいと判断。
切島 対 鉄哲
〝個性〟ダダ被り組の二人は真っ向勝負の殴り合いの末、引き分け。
両者ダウンしたため、回復後また勝負をするらしい。
▼▽▼
「次、ある意味最も不穏な組ね」
「ウチ、なんか見たくないなー」
梅雨ちゃんと耳郎が心配そうにする中、
一回戦最後の組がステージに現れた。
《中学の時からちょっとした有名人!堅気の顔じゃねえ!ヒーロー科爆豪 勝己!対 俺こっち応援したい!ヒーロー科麗日 お茶子!》
おいおいマイク先生、私情。
まぁこの組み合わせでつい麗日を応援したくなる気持ちは分かるけど。
スタート直後に爆豪に向かって一直線。麗日の〝個性〟は触れたものを浮かす。触れようとするも爆破でいなされる。麗日は爆破を顔面モロに喰らってしまう。
その様子に客席からドン引きの声があがる。
ステージに爆煙が立ち込める中、脱いだ体操服を囮にして背後から触れようとするがそれも躱される。
爆豪は反応速度も反射神経も高く、身体の使い方が上手い。気炎をあげ、何度も近付いてくる麗日に爆破を浴びせる。
爆豪自身にどこか隙でも出来ない限り、触れるのは難しいだろう。
触れるのが無理そうなら他に何か方法があればいいんだけど……………………………ん?
「へぇ。やるじゃねえか」
「あんた…なんて事言うの…」
「紙間、お前も爆豪みたいなそっちのタイプか…」
耳郎と峰田が引いていた。
「いや。そっちじゃなくて」
すると一部のプロヒーローが爆豪に対してブーイングやアンダードッグ効果による麗日に対する判官贔屓が飛ぶ。
それに周りも便乗。
「女の子甚振って遊んでんじゃねーよ!」
「そーだそーだ!」
戦っている二人はヒーロー志望だ。
そもそも雄英体育祭はそういうものであるハズなのに、真剣に挑んでいる爆豪にも麗日にも失礼だ。
ブーイングをしたプロヒーローを放送席から相澤先生が叱りつけ、転職を進める。
「爆豪がすごいのはそりゃ勿論だよ。でもな、麗日だってすごいよ。爆豪の位置ならともかく客席にいるプロヒーローだーれも一人、気付かねえもんだな。あまつさえブーイングまでして恥ずかしいね」
上を見上げる。
空には大量の瓦礫が浮かぶ。
麗日の解除で一斉に落ちて、マイク先生が流星群と叫んだ。
「勝ぁアアァつ!!!」
瓦礫の流星群が爆豪に向かって降り注ごうとした次の瞬間。
爆豪の掌が上を向く。
BOOM!!
と流星群を爆破で相殺。
激しい爆発音がスタジアム中に響き、更に粉々になった瓦礫が降り注ぐ。
「……うお…びびったぁ。おれの心臓そこら辺に落ちてない?」
「落ちてない」
音と風と光が迫力ありすぎてびびった。威力すげえ。スタジアム揺れたぞ。
「いいぜ。――こっから本番だ麗日!」
再び向かおうとする麗日は突然ガクッと力が抜け落ちたように倒れた。
どうやら〝個性〟の使いすぎでキャパオーバー。それでも必死で立ち上がろうとする。
ミッドナイト先生が麗日に近付き、審判を下す。
「…麗日さん、行動不能。
二回戦進出、爆豪くん!」
麗日の策は凄かったが爆豪の方が一枚も二枚も上手だった。
客席に戻ってきた爆豪は周りから労いやらいじられやらに文句を返しながらおれの前方席、耳郎の隣にどっかりと座った。
「爆豪。麗日、強かったな。おれ、正直侮ってたよ」
「………………………………フン」
青山 対 芦戸
青山のビームが芦戸に向かって一直線に放射。それを避けていく。
そういや芦戸は女子の中で運動神経バツグンだったな。ビームを避けるその動きは軽やかでまるでダンスしてるみたいだ。
そして芦戸の酸が青山のベルトを破壊。
慌てた隙に顎を一発。
常闇 対 八百万
ヤオモモが〝個性〟を使おうとした瞬間、先手必勝の常闇にあっけなくやられた。
造ってる間は丸腰だもんなぁ。おれもそうだし。
戻ってきたヤオモモは元気がなく、落ち込んでいた。
何か声掛けようと思ったが、そっとした方がいいと判断。
切島 対 鉄哲
〝個性〟ダダ被り組の二人は真っ向勝負の殴り合いの末、引き分け。
両者ダウンしたため、回復後また勝負をするらしい。
▼▽▼
「次、ある意味最も不穏な組ね」
「ウチ、なんか見たくないなー」
梅雨ちゃんと耳郎が心配そうにする中、
一回戦最後の組がステージに現れた。
《中学の時からちょっとした有名人!堅気の顔じゃねえ!ヒーロー科爆豪 勝己!
おいおいマイク先生、私情。
まぁこの組み合わせでつい麗日を応援したくなる気持ちは分かるけど。
スタート直後に爆豪に向かって一直線。麗日の〝個性〟は触れたものを浮かす。触れようとするも爆破でいなされる。麗日は爆破を顔面モロに喰らってしまう。
その様子に客席からドン引きの声があがる。
ステージに爆煙が立ち込める中、脱いだ体操服を囮にして背後から触れようとするがそれも躱される。
爆豪は反応速度も反射神経も高く、身体の使い方が上手い。気炎をあげ、何度も近付いてくる麗日に爆破を浴びせる。
爆豪自身にどこか隙でも出来ない限り、触れるのは難しいだろう。
触れるのが無理そうなら他に何か方法があればいいんだけど……………………………ん?
「へぇ。やるじゃねえか」
「あんた…なんて事言うの…」
「紙間、お前も爆豪みたいなそっちのタイプか…」
耳郎と峰田が引いていた。
「いや。そっちじゃなくて」
すると一部のプロヒーローが爆豪に対してブーイングやアンダードッグ効果による麗日に対する判官贔屓が飛ぶ。
それに周りも便乗。
「女の子甚振って遊んでんじゃねーよ!」
「そーだそーだ!」
戦っている二人はヒーロー志望だ。
そもそも雄英体育祭はそういうものであるハズなのに、真剣に挑んでいる爆豪にも麗日にも失礼だ。
ブーイングをしたプロヒーローを放送席から相澤先生が叱りつけ、転職を進める。
「爆豪がすごいのはそりゃ勿論だよ。でもな、麗日だってすごいよ。爆豪の位置ならともかく客席にいるプロヒーローだーれも一人、気付かねえもんだな。あまつさえブーイングまでして恥ずかしいね」
上を見上げる。
空には大量の瓦礫が浮かぶ。
麗日の解除で一斉に落ちて、マイク先生が流星群と叫んだ。
「勝ぁアアァつ!!!」
瓦礫の流星群が爆豪に向かって降り注ごうとした次の瞬間。
爆豪の掌が上を向く。
BOOM!!
と流星群を爆破で相殺。
激しい爆発音がスタジアム中に響き、更に粉々になった瓦礫が降り注ぐ。
「……うお…びびったぁ。おれの心臓そこら辺に落ちてない?」
「落ちてない」
音と風と光が迫力ありすぎてびびった。威力すげえ。スタジアム揺れたぞ。
「いいぜ。――こっから本番だ麗日!」
再び向かおうとする麗日は突然ガクッと力が抜け落ちたように倒れた。
どうやら〝個性〟の使いすぎでキャパオーバー。それでも必死で立ち上がろうとする。
ミッドナイト先生が麗日に近付き、審判を下す。
「…麗日さん、行動不能。
二回戦進出、爆豪くん!」
麗日の策は凄かったが爆豪の方が一枚も二枚も上手だった。
客席に戻ってきた爆豪は周りから労いやらいじられやらに文句を返しながらおれの前方席、耳郎の隣にどっかりと座った。
「爆豪。麗日、強かったな。おれ、正直侮ってたよ」
「………………………………フン」