さらば雄英
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「ふっ二人とも喧嘩はやめn…」
「にーらめっこしーましょー」
「「「「「えっ」」」」」
「わーらうーとまーけよー、あっぷっぷ!」
最後の“ぷ”と同時か直後に顔芸を御披露目するや否や緑谷、噴き出す。おれの勝ち。瞬殺。あと、まさかのにらめっこだとは思ってなかった緑谷は意表を突かれ、狼狽えて顔芸出来てなかったので、どっちにしろおれの勝ち。WINNER!
立ち位置的にオールマイト達はおれの顔芸が見えなかったみたいで一目見ようと周り込むが、パッと元に戻ってちょっと残念そうだった。
ツボにはまったのか、緑谷はずっと震えてしばらくは立つ事もままならなかった。
負けた緑谷はおれの言う事に従い、1時間休んでくれた。
余談であるが、
▽▼▽
雨が降っていたある日のこと。
ついにAFOに繋がるダツゴクに会敵。会敵といっても戦ったのは緑谷だ。おれはその場にいなかったため、詳細を聞く。
「レディ・ナガンが…」
AFOのやつ、マジで人をなんだと思ってんだ。駒としか思ってないんか。全くもって気に食わねえな。弟さん、こんな兄貴で相当苦労しただろうな…。
ナガンからの情報を頼りにおれ達は灰掘森林にある洋館へと向かう。
「皆さん、よろしくお願いします」
「慎重にな」
「待てデク、オリガミ逸るんじゃない!」
「ッス!シンチョーに!」
逸る気持ちを抑え、慎重に足を踏み入れるももぬけの殻だった。
《レディ・ナガンとの問答は楽しんでくれたかな?》
声がした方に向けるとそこは灰皿型の電子機器が。映像が浮かび上がりAFOの姿が映し出された。
メッセージが終わった途端に館は爆破。
AFOの居場所は残念ながら掴む事は出来なかった。
▼▽▼
あのメッセージで追い込まれてしまった緑谷は以前にも増してぶっ通しで活動していくように。今や、ボロボロのフラフラで目の下には隈が出来ていた。
食事も睡眠もおざなりだ。
第二の刺客と遭遇した緑谷は、速攻で相手を倒した。
そして、ついにはオールマイトを振り切って次の現場へと立ち去ったそうだ。
「……雨、ずっと止まねえなぁ」
▽▼▽
ラーカーズとパトロール中に超常解放戦線の残党を見つけたと同時に、ホークスからの連絡が入る。
神野区の広場前、オールマイト像付近にダツゴク出現。緑谷が倒れた。応援求む。
「謎の人、直ぐにデクのところへ!こっちは我々だけで事足りる」
「はい!」
オーバーワークで限界が来たんだ。
現場に駆け付けるとダツゴクは既に確保済みだった。エンデヴァーも来てたのか。
「氷……?」
既視感のある氷。
まさかと思い、騒ぎのする方を見やるとA組が緑谷を連れ戻そうと必死に手を伸ばし続ける。
「なんで、ここに」
久しぶりに見る皆の姿と温かい言葉に揺らぎそうになる。なんでこいつらは、本当に……優しくて泣きたくなる。
緑谷は皆を巻き込みたくないと、とにかく離れようと躍起になる。
猛スピードで逃げる緑谷の手を掴んだのは、入学してからのずっと親友でエンジンの〝個性〟を持つ飯田だった。
爆豪が己れの弱さを認め、緑谷に対するこれまでのイジメを詫びた。
「“ついてこれない”なんて酷い事、言ってごめん――…」
皆と戦う。そう決めた途端、安心したのか張り詰めていたのが一気に解けるように力が抜けた緑谷を抱き止めたのは、他でもない爆豪だった。
そんな二人を、皆を、あいつらを離れた場所から見ておれはそのまま立ち去ろうとした。
途端に誰かに手を掴まれた。
「おまえは来ないのか。紙間」