全面戦争
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
どういうことだ?
飲ませてから大分経つってのに、巨人敵は眠そうに動きが鈍くなる素振りを一切しない。それどころか速度をあげて進行していく。
巨人敵が道を作ろうとデカイ爪で木々をなぎ倒して行く。その衝撃で吹っ飛ばされそうになる。
「おわあ!」
マジェスティックがリングでおれら後衛インターン生を救いだし、あとはプロに任せろと安全な場所へと連れて行かれた。
……なんでだよ?どうして眠らないんだ。頼むから効いてくれ!寝ろ!止まれ!街へ降りるな!これ以上、被害を出さないためにも。
「…………ん?ミッドナイトに向かわせた鶴折り紙……来いって?」
もう一羽はミッドナイトの所か。
おれは一回り大きく鷲折り紙を造り出し、足を掴んでリングから降りる。
「オリガミ!?どこ行くんですの?」
「ミッドナイトのところ!ピンチかもしれねえ!」
「危ねえって!」
クリエティと烈怒頼雄斗が止めようと叫ぶ。
「危なくてもおれは行く!だってこいつが付いて来いって言ってるんだ!それに応えるのがヒーローってもんだろ!」
鷲折り紙に掴まりながら鶴折り紙にミッドナイトのところへと案内してもらう。
「! ミッドナイト!無事か………」
血塗れのミッドナイトが地に横たわっていた。もう一羽の鶴折り紙が彼女を守るように覆い被さっていた。
辺りに敵がいない事を確認しながら近寄る。
「ミッドナイト!先生!生きてるか!?」
返事はない。手を握ると脈がなかった。いつからだ?
けど、微かだけど温もりはある。まだ生きてる。絶対に間に合う。直ぐ様心肺蘇生を始めた。頼む間に合ってくれ!
「オリガミ!」
「ピンキー!?どうしてここに」
「アタシもミッナイが心配で!」
おれだけじゃなく、ピンキーと烈怒頼雄斗とシュガーマンとクリエティまでもがリングから降りたのだ。
マジかよ、っておれが言うなって話だけどな。
「脈はさっきちょっとだけど戻ってきた。けど、頭からの出血が酷くて」
「圧迫止血をしましょう。頭部を少しあげてくださいますか」
クリエティが止血のためのタオルを創造する。
シュガーマンがミッドナイトの体を支えて頭を少し起こす。
「今は無くとも、呼び掛けに応じるまで声を掛け続けてください」
「ミッドナイト!」
「先生!返事してくれ!」
皆でミッドナイトに呼び掛ける。
白いタオルは真っ赤に染まって怖くなった。
ピンキーはずっと不安そうに反応のないミッドナイトに声をかけ続けていた。
未だ意識のないミッドナイトはシュガーマンに抱えられ、救護所へ。回復系ヒーローにミッドナイトを引き渡す。
「あっツクヨミ!心配したんだよもう!」
ピンキーがツクヨミを見付け、声を掛ける。
そういやチャージズマに聞こうとしてたけど、巨人の事で聞きそびれたんだったな。
「もしかして怪我してたのか?大丈夫か?」
「否、俺は問題ない。……だが」
「ホークス……背中……燃エチャッタ……」
ホークスが?
「荼毘にやられた。今、治療に当たってる」
「あれ?待って。あの中にホークスいたっけ?」
今回の作戦に参加してるプロ、インターン生メンバー全員知ってるとは言い切れないが、ホークスほどの人気ヒーローなら知ってる。何よりあの赤い羽で気付くハズだ。
もしかして、潜入してたヒーローというのはホークスの事だったんじゃねえのか?公安だしあり得そうだ。