レモンセントの約束
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『その……覚えてないかい?子供の頃、お互いの夢を叶えようって約束を』
ヒーローになって、平和の象徴になる。
好きな男と結婚して、幸せな家庭を築く。
『懐かしいね。あれから9年か。私の夢は確か、石油王になる事だったね』
『僕の記憶と全く違うんだけど!?』
『冗談冗談。勿論、覚えてるって。俊ちゃんがヒーローで、私が結婚。俊ちゃんは夢 に一歩近付いたんだ。すごい!偉い!よく頑張った!』
『わっ』
菜月は俊典の頭と、ついでに頬をも撫でまくった。褒めまくった。
未だに弟扱いされるこの関係にどこかでピリオドを打ちたいと思っていた。
『菜月さん、その……貴女の……あの……えと………僕に…………ま…………………て……い』
『? えっなんて?聞こえない。はっきり言って』
『~~~ッ 貴女の夢を僕にくれませんか!!僕が叶えます!!僕の夢が叶ったら菜月さん、結婚してください!!』
『……………………………………は』
菜月はポカンとする。
しばしの沈黙が流れ、俊典の言葉を理解するや否や叫んだ。
『ませてるんじゃない!お姉ちゃんをからかうな小童め!』
『からかってなんかない!僕は本気だ!小学校の時から好きなんです!!』
『そっそんな前から……。いやでも、11も離れてるんだよ?それに俊ちゃんが二十歳になった時、私はアラサーになってるしさ』
『年のことは言わないでくれ!気にしてるんだから!』
『そこは年上の私が言うセリフなんだが!?年齢の事だけじゃない。私には子供がいる。私と結婚するって事はそういう事だよ』
『僕は血が繋がってなくとも、よーちゃんの事はとっくに愛しいって思ってる』
『……ありがとう。気持ちは嬉しい。だけどね、今はそうだとしても人の気持ちは変わっていくものだからさ』
『…だったら、菜月さんの気持ちだって変わる可能性もある。今は僕の事を弟としか見てないけど……期待してもいいんだよね?』
『そ……それは……………………』
俊典の勢いに押され、たじたじとなる菜月。
(ガチすぎんか?こやつ、相当イカれてるな)
――今更気付いたのか、である。
『菜月さん』
『は、はい』
『僕はヒーローになって、この国の平和の象徴になる』
『はい』
『そして(AFOを倒して)貴女の夢を叶えに必ず迎えに行く。それまではよーちゃんと待っててほしい。だから、その夢をしばらく僕に預けてくれませんか』
俊典は小指を差し出す。
『うん。預けるよ。待ってる』
菜月も小指を差し出した。
こうして二人は約束を交わして一旦の別れを告げた。
▲△▲
――現在。
「なんて羨ましい...!イケナイ家庭教師してた年上の幼馴染みおねーさんと結婚の約束だと…もう一度言う。なんッッて羨ましい!」
「イケナイはいらないかなぁ。彼女は私が緊張したり落ち込んだりしてるとよくこのレモンミルクの飴をくれたんだ」
レモンとはまた甘酸っぺえな。
「その彼女さんとはそれ以来会ってないんですか?」
「うん」(師匠の葬式によーちゃんと来てくれてたとグラントリノから聞いた。私とは入れ違いだった)
それにしても子供時代のオールマイトかぁ。写真とかねえかな?見てみたい。あとオールマイトが好きだった年上のお姉さんもワンチャン見れるかも。
しかも幼馴染みとなんてオールマイト、めっちゃ純愛じゃねえかよ。
「直接会えなくても向こうはもしかしたらテレビで観てるかもしれませんよ」
「中学の時よりは見た目すっかり変わってるからね。あの時の少年=オールマイトだとは流石に気付いてないんじゃないかな」
そうか。オールマイトは本名と年齢は非公開なんだっけ。おれと爆豪と轟は知ってるけど。免許見せて貰った時に。ふはは。
まぁ、芸能人でもいるしな。本名公開する人しない人。
ヒーローだとオールマイトの他にエッジショットやホークスとかだな。
「それに彼女に会うにはまだやり残した事がある」
「やり残した事?」
「君たちの卒業と、ヒーローになった姿を見届ける事さ」
「オールマイト…!こんな愛に溢れた先生に出会えておれ達は果報者です。よっしゃ!オールマイトが年上の彼女と安心安全に再会出来るように必ずや立派なヒーローになってみせます!そんで、どんな魅力的な熟女になのかを是非見たい!」
「ありがとう。その気持ちだけで十分だよ。でもいくら紙間少年でも彼女はあげないよ」
「にこやかに牽制されたぜ」
オールマイトって意外と独占欲なんだな。
ヒーローになって、平和の象徴になる。
好きな男と結婚して、幸せな家庭を築く。
『懐かしいね。あれから9年か。私の夢は確か、石油王になる事だったね』
『僕の記憶と全く違うんだけど!?』
『冗談冗談。勿論、覚えてるって。俊ちゃんがヒーローで、私が結婚。俊ちゃんは
『わっ』
菜月は俊典の頭と、ついでに頬をも撫でまくった。褒めまくった。
未だに弟扱いされるこの関係にどこかでピリオドを打ちたいと思っていた。
『菜月さん、その……貴女の……あの……えと………僕に…………ま…………………て……い』
『? えっなんて?聞こえない。はっきり言って』
『~~~ッ 貴女の夢を僕にくれませんか!!僕が叶えます!!僕の夢が叶ったら菜月さん、結婚してください!!』
『……………………………………は』
菜月はポカンとする。
しばしの沈黙が流れ、俊典の言葉を理解するや否や叫んだ。
『ませてるんじゃない!お姉ちゃんをからかうな小童め!』
『からかってなんかない!僕は本気だ!小学校の時から好きなんです!!』
『そっそんな前から……。いやでも、11も離れてるんだよ?それに俊ちゃんが二十歳になった時、私はアラサーになってるしさ』
『年のことは言わないでくれ!気にしてるんだから!』
『そこは年上の私が言うセリフなんだが!?年齢の事だけじゃない。私には子供がいる。私と結婚するって事はそういう事だよ』
『僕は血が繋がってなくとも、よーちゃんの事はとっくに愛しいって思ってる』
『……ありがとう。気持ちは嬉しい。だけどね、今はそうだとしても人の気持ちは変わっていくものだからさ』
『…だったら、菜月さんの気持ちだって変わる可能性もある。今は僕の事を弟としか見てないけど……期待してもいいんだよね?』
『そ……それは……………………』
俊典の勢いに押され、たじたじとなる菜月。
(ガチすぎんか?こやつ、相当イカれてるな)
――今更気付いたのか、である。
『菜月さん』
『は、はい』
『僕はヒーローになって、この国の平和の象徴になる』
『はい』
『そして(AFOを倒して)貴女の夢を叶えに必ず迎えに行く。それまではよーちゃんと待っててほしい。だから、その夢をしばらく僕に預けてくれませんか』
俊典は小指を差し出す。
『うん。預けるよ。待ってる』
菜月も小指を差し出した。
こうして二人は約束を交わして一旦の別れを告げた。
▲△▲
――現在。
「なんて羨ましい...!イケナイ家庭教師してた年上の幼馴染みおねーさんと結婚の約束だと…もう一度言う。なんッッて羨ましい!」
「イケナイはいらないかなぁ。彼女は私が緊張したり落ち込んだりしてるとよくこのレモンミルクの飴をくれたんだ」
レモンとはまた甘酸っぺえな。
「その彼女さんとはそれ以来会ってないんですか?」
「うん」(師匠の葬式によーちゃんと来てくれてたとグラントリノから聞いた。私とは入れ違いだった)
それにしても子供時代のオールマイトかぁ。写真とかねえかな?見てみたい。あとオールマイトが好きだった年上のお姉さんもワンチャン見れるかも。
しかも幼馴染みとなんてオールマイト、めっちゃ純愛じゃねえかよ。
「直接会えなくても向こうはもしかしたらテレビで観てるかもしれませんよ」
「中学の時よりは見た目すっかり変わってるからね。あの時の少年=オールマイトだとは流石に気付いてないんじゃないかな」
そうか。オールマイトは本名と年齢は非公開なんだっけ。おれと爆豪と轟は知ってるけど。免許見せて貰った時に。ふはは。
まぁ、芸能人でもいるしな。本名公開する人しない人。
ヒーローだとオールマイトの他にエッジショットやホークスとかだな。
「それに彼女に会うにはまだやり残した事がある」
「やり残した事?」
「君たちの卒業と、ヒーローになった姿を見届ける事さ」
「オールマイト…!こんな愛に溢れた先生に出会えておれ達は果報者です。よっしゃ!オールマイトが年上の彼女と安心安全に再会出来るように必ずや立派なヒーローになってみせます!そんで、どんな魅力的な熟女になのかを是非見たい!」
「ありがとう。その気持ちだけで十分だよ。でもいくら紙間少年でも彼女はあげないよ」
「にこやかに牽制されたぜ」
オールマイトって意外と独占欲なんだな。