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最終種目は16名からなる1対1のガチンコバトルのトーナメント形式。
おれは騎馬戦で敗退してしまったので参加権利なし。
ミッドナイト先生がトーナメント組み合わせ決めのくじ引きを促そうとしたら、尾白が辞退の意を表した。
「尾白くん、何で……!?」
「せっかくプロに見てもらえる場なのに!?」
そういや尾白は騎馬戦で確か、心操チームのメンバーだったな。
でも尾白には騎馬戦の記憶が殆どないらしい。
「多分、奴の〝個性〟で…。チャンスの場だってのは分かってる。それをフイにするなんて愚かな事だってのも…………でもさ、皆が力を出し合い争ってきた座なんだ。こんな……」
尾白は拳を握りしめた。
「こんな訳分かんないまま、そこに並ぶなんて…俺は出来ない」
葉隠と芦戸がフォローするも尾白の意思は固い。
「……あと何で君ら、チアの格好してるんだ…!」
「それ今言う必要あった?」
尾白だけじゃなく同じ心操チームのメンバーだったB組のぽっちゃり男子も便乗。
「なんてかっこいいんだ!尾白と……えっと」
「庄田」
「庄田!おれ、お前らのストイックさに感動した!」
切島も男らしいと感涙していた。
尾白と庄田の辞退希望にミッドナイト先生が青臭くて好みと棄権を認めた。
いいんかいそれで。
という訳で
空いた2名枠はB組の鉄哲と塩崎が繰り上がることになり、組み合わせが決まった。
▼▽▼
レクリエーションは大玉転がしや借り物競走など運動が苦手な生徒でも楽しめるような競技が殆どだった。
「じゃあ行ってくる!」
おれは上鳴・砂藤・瀬呂・峰田と借り物競走に参加。
「はぁ?嘘だろ!?無理だろ……」
「紙間も?オイラ、背脂なんだよ」
「おれ、好きな人……ベタすぎじゃね?恋人はともかく、いい感じの人すらいねえよ」
嘆いている間にも瀬呂はリュックを、砂藤は猫柄のタオルを、上鳴は腕時計を持ってゴールまで走っていく。
「誰かぁぁぁ!!背脂くれぇぇぇ!!」
「持ってたら逆に凄いぞ。背脂持ち歩く奴ってどんなんだよ……」
好きな人かー。これ、恋愛限定じゃなくてもいいのでは?砂藤の借り物、ネコだけど本物のネコじゃなくてもいいみたいだし。
考えに考えた結果、ある人物が浮かんだ。
「――決めたぁ!!」
伊織は放送ブースへと向かう。
勢いよく開けたドアの向こうには相澤とプレゼントマイク。
《相澤先生好きです!!おれと一緒にゴールしてください!!》
《は?》
《借り物競走に参加中の1-A紙間 伊織ー!!突然やって来ていきなり愛の告白が始まった!》
《お題、好きな人なんです。最初、A組の誰かにしようと思ったんだけど皆いいやつだし好きだから一人に絞れなくって…相澤先生が浮かんだ時、ビビッと来ました。お願いします!》
《寝る》
《ちょっ…寝ないでくださいよ!》
生放送中だったため、彼等のやり取りがスタジアムに流れていた。
1位にはなれなかったがビリは免れ、無事に相澤先生とゴール出来た。
峰田は遂行できなかった。
「誰だよ背脂なんてお題出したやつは!!」
おれは騎馬戦で敗退してしまったので参加権利なし。
ミッドナイト先生がトーナメント組み合わせ決めのくじ引きを促そうとしたら、尾白が辞退の意を表した。
「尾白くん、何で……!?」
「せっかくプロに見てもらえる場なのに!?」
そういや尾白は騎馬戦で確か、心操チームのメンバーだったな。
でも尾白には騎馬戦の記憶が殆どないらしい。
「多分、奴の〝個性〟で…。チャンスの場だってのは分かってる。それをフイにするなんて愚かな事だってのも…………でもさ、皆が力を出し合い争ってきた座なんだ。こんな……」
尾白は拳を握りしめた。
「こんな訳分かんないまま、そこに並ぶなんて…俺は出来ない」
葉隠と芦戸がフォローするも尾白の意思は固い。
「……あと何で君ら、チアの格好してるんだ…!」
「それ今言う必要あった?」
尾白だけじゃなく同じ心操チームのメンバーだったB組のぽっちゃり男子も便乗。
「なんてかっこいいんだ!尾白と……えっと」
「庄田」
「庄田!おれ、お前らのストイックさに感動した!」
切島も男らしいと感涙していた。
尾白と庄田の辞退希望にミッドナイト先生が青臭くて好みと棄権を認めた。
いいんかいそれで。
という訳で
空いた2名枠はB組の鉄哲と塩崎が繰り上がることになり、組み合わせが決まった。
▼▽▼
レクリエーションは大玉転がしや借り物競走など運動が苦手な生徒でも楽しめるような競技が殆どだった。
「じゃあ行ってくる!」
おれは上鳴・砂藤・瀬呂・峰田と借り物競走に参加。
「はぁ?嘘だろ!?無理だろ……」
「紙間も?オイラ、背脂なんだよ」
「おれ、好きな人……ベタすぎじゃね?恋人はともかく、いい感じの人すらいねえよ」
嘆いている間にも瀬呂はリュックを、砂藤は猫柄のタオルを、上鳴は腕時計を持ってゴールまで走っていく。
「誰かぁぁぁ!!背脂くれぇぇぇ!!」
「持ってたら逆に凄いぞ。背脂持ち歩く奴ってどんなんだよ……」
好きな人かー。これ、恋愛限定じゃなくてもいいのでは?砂藤の借り物、ネコだけど本物のネコじゃなくてもいいみたいだし。
考えに考えた結果、ある人物が浮かんだ。
「――決めたぁ!!」
伊織は放送ブースへと向かう。
勢いよく開けたドアの向こうには相澤とプレゼントマイク。
《相澤先生好きです!!おれと一緒にゴールしてください!!》
《は?》
《借り物競走に参加中の1-A紙間 伊織ー!!突然やって来ていきなり愛の告白が始まった!》
《お題、好きな人なんです。最初、A組の誰かにしようと思ったんだけど皆いいやつだし好きだから一人に絞れなくって…相澤先生が浮かんだ時、ビビッと来ました。お願いします!》
《寝る》
《ちょっ…寝ないでくださいよ!》
生放送中だったため、彼等のやり取りがスタジアムに流れていた。
1位にはなれなかったがビリは免れ、無事に相澤先生とゴール出来た。
峰田は遂行できなかった。
「誰だよ背脂なんてお題出したやつは!!」