温水プール※TUM Ⅲ
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そしてあっという間にプール当日。
常夏かよ。めっちゃ広いな。
あ、あれがウォータースライダーってやつか。なんかぐるぐるしてる。悲鳴がすげえ。けど出てきた人はなんだか楽しそうだ。ちょっとやってみたいかも。
「うおおおおおお!!神よォォォォ生きてて良かったー!!」
あれデジャヴ?
水着姿で現れた女子たちに峰田は大興奮。あいつ、それが目的だったのか。やれやれだぜ。
芦戸たちは無事に痩せることに成功したらしい。良かったな四人とも頑張った偉い!!
「それにしても紙間、マジで女なんだな。普段がアレだから。胸は……まぁ、そこそこかな」
「セクシャルハラスメントで訴えて勝つぞ」
法廷で会うか?
おれの水着は
白をベースに黒と赤のラインが入ったタンキニショーパン。
「よっしゃー泳ぐぜ!」
「上鳴くん急な飛び込みはいけない!まずは準備運動をせねば!」
飯田の注意もよそに上鳴は待ちきれないとプールへと飛び込んだ。
エクササイズ気分が未だ抜けない芦戸、麗日、耳郎、葉隠はとにかく泳ぎまくった。レースでもやってるのかという程。モーターかよ速っ。
一方おれは膨らませた浮き輪に掴まりプカプカと浮かぶ。
…….のんびりだなぁ。確かに緑谷の言う通りプカプカ浮かぶだけでも楽しい。その緑谷は飯田と轟と楽しく泳いでいる。
……でもなーんか身体動かしたいや。
この一週間、泳ぎの達人梅雨ちゃんに指導してもらったおかげで上達出来たかもしれん。
練習したの息継ぎだけだけど。
よーし試しに泳いでみるか。浮き輪あるし、大丈夫だろ。
そしていつかは浮き輪なしで50メートル泳げるようになって皆をビックリさせてやるぜ。Plus Ultra。
あいつらみてえに泳げるようになれたら相当カッコいいぞ。
数分後、スイムレースに熱中していた女子たちに吹っ飛ばされた。
「あああ!おれの
抗う間もなく水底に沈む。障子が気づいてくれて引っ張って助けてくれた。
「大丈夫か」
「………………おう」
し…死ぬかと思った。
追突事故に気づいた芦戸たちが申し訳なさげにごめんねとやって来た。
「気ィ付けてくれよ~……っとアレ?浮き輪はどこに?」
すげえスピードで突っ込んだな。どこまで飛んだんだ?
「あったよー紙間」
「サンキュー耳郎」
「けど……」
先程の衝撃で浮き輪は穴が空いていた。
「ごめん紙間!新しいの買ってこよっか?」
「おめーらは悪くねえって!前見てなかったおれだって非はあるんだし」
「でも……紙間、浮き輪ないと溺れるんでしょ?」
「んぐっ!」
正論…!
「でっでもちょっとは泳げるようになれたと…!」
「紙間。さっき見てたがちっとも進んでなかったぞ」
「嘘だろ!?」
障子の発言にショック。
おれの感覚では進んでると思ってたのに。
「言おうと迷いましたが、あまりにも一生懸命で…それになんだか微笑ましくてつい」
「少し笑ってしまった」
「うっ………ヤオモモ、梅雨ちゃん。あんなに練習に付き合ってくれたというのに……おれは……期待に応えられなかった……!不甲斐なし!」
あと失笑発言した障子がムカついたのでグーで叩いた。クッソ!びくともしねえなこいつ。
「気に病まないで。誰にだって得手不得手はあるもの。私は知ってるわ。紙間ちゃんが頑張ってきたことを。これからよ。一歩ずつ」
「きっと泳げるようになれますわ。私も協力しますから」
「梅雨ちゃん…ヤオモモ…」
なんて優しいんだ。流石、長女。
「良かったら少し泳いでみましょうか?私が手を支えるわ」
「アタシも!破いちゃったお詫びに」
「いいのか?おめーら、遊びたいだろうに」
「いーよ。ねっ」
「うん。うちら、めっちゃ泳いだしね。もう満足だよ」
「新記録出たかもしれへん。まぁ大会には出やんけど」
梅雨ちゃんの手を取ろうと伸ばした途端――。
「いえーい!!」
ウォータースライダーしていた上鳴とぶつかっておれは再びひっくり返って沈んだ。
「紙間ーーー!」
この短時間で二回も溺れるなんて。一体おれが何をしたというんだ。もうおれが泳げないんじゃなくて、泳ぎがおれを下手なんじゃないのか。