文化祭
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「ん?」
鼻唄まじりに歩いてるクラスメイトを発見。
「あーおやまくーん!あーそびまーしょー!」
Σ「わぁっ!?……なんだ紙間くんか。驚かさないでくれよ全く☆」
「わはは。すまん!つーか、それ何食ってんの?」
「ポン・レヴェックチーズさ。まろやかで食べやすいんだ。ひとつどうだい?☆」
貰った。
「うまい!」
「フフ。だろう☆」
アスレチックをやった事、お化け屋敷での出来事を話した。
「そうだ。青山も良かったらアスレチックやらないか」
「ノン☆僕はタイムよりも美しさを競いたいね。まばゆさには誰にも負けない自信があるのさ☆」
「青山らしいな」
青山が何かに気付く。
砂藤と障子が何故かたこ焼き屋をやっていた。
「ハイ☆障子くんに砂藤くん、何してるのさ?」
「いつの間に店出したんだおまえら」
「おー、青山と紙間じゃねえか。珍しい組み合わせだな」
「さっき、そこで偶然会った」
聞けば砂藤たちがいるたこ焼屋は経営科がやっているたこ焼きなのだが、近くのライバル店がめちゃくちゃ売れまくっているせいか、なかなか客足が伸びないらしい。
「この屋台のクラスは経営戦略会議と買い出しを兼ねて留守にしている。たまたま通りかかった俺達が留守番を任されているんだ」
「へー大変☆で、留守番なのにどうしてたこ焼き作ろうとしてるんだい?」
「確かに。つか、作るのうめえな。砂藤はわかるけどよ、障子手際よくねえか?プロ?」
「留守番中、自分たちで作って食っていいって言われてよ。せっかくなら作りてえだろ。障子もたこ焼き好きだっつーし」
「ああ」
パックに詰めたたこ焼きにソースを塗り、仕上げに青のりと鰹節をまぶす。鰹節が踊る。
ソースの香ばしい匂いに腹の虫が鳴った。あ、やべ、ヨダレが。
「食べるか」
「食べるー!」
たこ焼きをふうふうと冷まし、がぶりと食べる。
「
「ノン☆僕はチーズがあるから☆でもたこ焼きだけじゃないよね?」
「そういやぁ、なんか甘い匂いがするな。……砂藤?」
「おう。せっかくならスイーツ焼きも作ってみるかと思ってよ。ほら食べるか?」
そう言って差し出したのたこ焼きサイズのロリポップケーキだ。これ絶対うまいやつだ。あとでデザートに貰おうかな。祭りの飯ってどうしてこう、いくらでも食べられるんだろうな。明日、後悔するのにやめられんねえ。やめよう考えるの。
はふはふしながら残りのたこ焼きを食べる。
だが、食にこだわりのある青山は受け取ろうとしない。
「あ!」
「どうした紙間」
「チーズだよ。チーズ入れたらいいんじゃねえか?青山、チーズまだ残ってるか?」
「あるよ☆」
チーズ入りのたこ焼きが出来上がった。今度は受け取った青山。どうやら美味しかったようだ。
「青山、ひとつくれ。食べたい」
「もう…君もそんなにチーズが気に入ったのかい?しょうがないなぁ、いいよ☆」
カリカリで熱々の生地を割った瞬間にとろっとした濃厚なチーズとぷりぷりのタコが絡み合う。
「うまーい!これもイケるぞ」
グッとサムズアップ。
「おっ、ありがとな!」
へへっ、と照れたように鼻の下を擦る砂藤。
「こんなにうまいたこ焼き焼けるんだったら、客じゃんじゃんと来そうじゃね?」
「いや、俺達は留守番で、これは自分たち用に焼いてるだけだから」
「そうか。あ、じゃあ爆豪たちの分も作ってくれねえか?今、というかさっきまで一緒にいたんだけどさ、爆豪がアスレチックに夢中になってて」
「ああ」
障子は爆豪たちの分のたこ焼きを焼いていく。
「すげー……なんかくるくるしてる。おもしれー」
「そういう作り方だからな。やってみるか?」
「いいのか!やりたい!」
経営科が置いていったであろうエプロンを(勝手に)借りて、やってみた。難しかった。ひっくり返すタイミングが分からずべちゃっとなったり焦げたり、丸くならない。失敗したやつは障子がリカバーしてくれた。