文化祭
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突如、激しい水が降ってきた。上から下までびしょ濡れだ。
「あっ、ごめーんwww」
見上げると三階の窓からバケツを持った生徒が見下ろしていた。周りにはニヤついた複数人の仲間が。
「ヒーロー科の紙間 伊織くーん。ヒーローなのに敵に拐われた挙げ句、平和の象徴を引退させたお気持ちは如何かなー?」
「色んなプロヒーローだけじゃなく一般市民にまで迷惑かけていいのかよ?ヒーローの卵がよー」
「よっ!歩くトラブルメーカー!今年のヒーロー科1年A組は災厄だ!ああ怖い怖い」
好き放題だな。つか、くっせえなこの水。濁ってるし、掃除済みのやつか。
「呑気なものだよ。あんたらのおかげでこっちはいい迷惑してるというのに。聞いたよライブやるんだって?精々、お遊戯会頑張れば?」
「お遊戯会wwwおうたとおどりのおけいこがんばってね~」
そう言い放つとびしょ濡れのおれを一瞥すると鼻で笑い、去った。
▽▼▽
寮に着くなり玄関先で誰かしら呼ぶ。
「誰かーおーい、タオルおくれよー」
「紙間?どうした?雨…は降ってないが……ん?臭うな」
「あー、やっぱり?ちょっとな」
障子がタオル持ってきてくれた。拭きながらさっきの出来事を宣う。
「分かってはいたけどやっぱりキツいな……。ああーっ!黙ってないで言い返せりゃ良かった!今年のクラスは災厄だなんて言われて悔しかった。けどなぁ、耐えた!耐えたんだよおれ!うぐぐ……」
あの時、言い返したかった。おれの事は悪く言っても別にどうってことはない。だけど1-Aの事を悪く言われたらそれは物凄く悔しくて悲しかった。皆、いいやつなんだって弁明したかった。どんな状況だろつとも、相手がけしかけたといえど、そんなトラブルを文化祭前に起こしてしまえばきっと問題になる。
「偉いぞよく我慢した」
障子が撫でるようにおれの頭をタオルで拭いてくれた。もっと誉めてくれ。
「紙間が気にすることじゃない。文化祭で俺達のステージを楽しんで貰おう。それよりこのままだと風邪ひくぞ。風呂に入ってこい」
「…だな。風呂の時間にはちと早いけど、文化祭で体調崩したらシャレになんねぇ。あとくせえし。あ、障子その事は皆には言わないでくれよ。余計な心配掛けさせたくねぇし」
皆が帰って来るまでにパパッと浴びてこよう。
▼▽▼
「?」
伊織がいったん部屋に戻りお風呂セットを持ち、風呂に向かった数分後。障子は廊下に落ちてるそれに気付き拾った。
タオルだ。
時折こういう落し物があるため、持ち物には主の名を記す事がルールとなってる。タグを見るとシマと書いてあった。風呂に入るのにタオルが無いと困るだろう。
届けてあげることにした。
「紙間、落とし物を届けにきた。開けるぞいいか」
Σ「――えっ?うわぁぁあ!!?待て待てストッpΣあだっ!」
障子がノックし、断りを入れると数秒後には伊織の慌て声と転ける音。
「大丈夫k……………は???」
物音からしてかなり激しく転んだと思い、障子は心配からかドアを開けた。
「……………」
「……………」
やはり転んだようで床にへたりこんでいる伊織がこちらを見上げていた。身体は布一枚纏ってなく、全裸である。まぁ、風呂に入っていたから当然といえば当然なのだが障子は目の前にいるクラスメイトの姿に情報が混乱していた。
伊織は真っ青だ。
二人の間に沈黙の空気が流れる。
「………お、女?」
「~~~っ!!」
ぽつりと呟いた言葉を耳にした途端、真っ青だった顔色が瞬時にぶわっと赤くなり、伊織は言語化不可能な叫び声とともに洗面器を障子の顔面に投げた。クリーンヒット。
Σ「ぐッ!!?……………すまん!!」
障子は慌てて閉めた。
ドア一枚隔てたその場で暫く呆然とする二人だった。
「あっ、ごめーんwww」
見上げると三階の窓からバケツを持った生徒が見下ろしていた。周りにはニヤついた複数人の仲間が。
「ヒーロー科の紙間 伊織くーん。ヒーローなのに敵に拐われた挙げ句、平和の象徴を引退させたお気持ちは如何かなー?」
「色んなプロヒーローだけじゃなく一般市民にまで迷惑かけていいのかよ?ヒーローの卵がよー」
「よっ!歩くトラブルメーカー!今年のヒーロー科1年A組は災厄だ!ああ怖い怖い」
好き放題だな。つか、くっせえなこの水。濁ってるし、掃除済みのやつか。
「呑気なものだよ。あんたらのおかげでこっちはいい迷惑してるというのに。聞いたよライブやるんだって?精々、お遊戯会頑張れば?」
「お遊戯会wwwおうたとおどりのおけいこがんばってね~」
そう言い放つとびしょ濡れのおれを一瞥すると鼻で笑い、去った。
▽▼▽
寮に着くなり玄関先で誰かしら呼ぶ。
「誰かーおーい、タオルおくれよー」
「紙間?どうした?雨…は降ってないが……ん?臭うな」
「あー、やっぱり?ちょっとな」
障子がタオル持ってきてくれた。拭きながらさっきの出来事を宣う。
「分かってはいたけどやっぱりキツいな……。ああーっ!黙ってないで言い返せりゃ良かった!今年のクラスは災厄だなんて言われて悔しかった。けどなぁ、耐えた!耐えたんだよおれ!うぐぐ……」
あの時、言い返したかった。おれの事は悪く言っても別にどうってことはない。だけど1-Aの事を悪く言われたらそれは物凄く悔しくて悲しかった。皆、いいやつなんだって弁明したかった。どんな状況だろつとも、相手がけしかけたといえど、そんなトラブルを文化祭前に起こしてしまえばきっと問題になる。
「偉いぞよく我慢した」
障子が撫でるようにおれの頭をタオルで拭いてくれた。もっと誉めてくれ。
「紙間が気にすることじゃない。文化祭で俺達のステージを楽しんで貰おう。それよりこのままだと風邪ひくぞ。風呂に入ってこい」
「…だな。風呂の時間にはちと早いけど、文化祭で体調崩したらシャレになんねぇ。あとくせえし。あ、障子その事は皆には言わないでくれよ。余計な心配掛けさせたくねぇし」
皆が帰って来るまでにパパッと浴びてこよう。
▼▽▼
「?」
伊織がいったん部屋に戻りお風呂セットを持ち、風呂に向かった数分後。障子は廊下に落ちてるそれに気付き拾った。
タオルだ。
時折こういう落し物があるため、持ち物には主の名を記す事がルールとなってる。タグを見るとシマと書いてあった。風呂に入るのにタオルが無いと困るだろう。
届けてあげることにした。
「紙間、落とし物を届けにきた。開けるぞいいか」
Σ「――えっ?うわぁぁあ!!?待て待てストッpΣあだっ!」
障子がノックし、断りを入れると数秒後には伊織の慌て声と転ける音。
「大丈夫k……………は???」
物音からしてかなり激しく転んだと思い、障子は心配からかドアを開けた。
「……………」
「……………」
やはり転んだようで床にへたりこんでいる伊織がこちらを見上げていた。身体は布一枚纏ってなく、全裸である。まぁ、風呂に入っていたから当然といえば当然なのだが障子は目の前にいるクラスメイトの姿に情報が混乱していた。
伊織は真っ青だ。
二人の間に沈黙の空気が流れる。
「………お、女?」
「~~~っ!!」
ぽつりと呟いた言葉を耳にした途端、真っ青だった顔色が瞬時にぶわっと赤くなり、伊織は言語化不可能な叫び声とともに洗面器を障子の顔面に投げた。クリーンヒット。
Σ「ぐッ!!?……………すまん!!」
障子は慌てて閉めた。
ドア一枚隔てたその場で暫く呆然とする二人だった。