文化祭
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今週はありがたいことに補講は休み。
曲も決まり、おれたちは死ぬ気で練習に挑んだ。
しばらくすると向こうから切島がやって来て
「そろそろ休憩しようぜ!」
と休憩を促してきたので、挟むことにした。
長らく触っていなかったから唇が痛え。
とある事情で休学中の通形先輩がエリちゃんというかわいらしい女の子を連れて来た。インターンの子らしい。おっかなびっくりでちらちらと様子を伺ってくる。
「こんにちは」
エリちゃんの目線に合わせてしゃがむ。
「……こんにちは」
エリちゃんは通形先輩の陰に隠れた。
「照れ屋さんなんだよね」
「そっかー照れ屋さんか。そうだ。はい、これ。お近づきの印に」
おれは〝個性〟でウサギの折り紙を作ってエリちゃんにプレゼント。見た目がなんかウサギっぽい。ウサギ折り紙はエリちゃんの周りをぴょこぴょこ跳ねる。
「わぁっ…」
動くウサギの折り紙にちょっとびっくりするエリちゃん。けど、見る限りいやなびっくりではなさそうだ。
「かわいいウサギさんだね、良かったねエリちゃん」
「ありがとう……えっと…」
「紙間 伊織だ。好きに呼んでいいぞ」
「伊織お姉さん、ありがとう」
「エリちゃん、紙間くんは男の子だよ」
緑谷が訂正する。
「あっ、ごめんなさい…」
「いーよ、気にすんなって」
まぁ、間違ってはいないけどな。
「また遊びに来いよ。次は口田のウサギもふらせてやる」
▼▽▼
そんなこんなで練習に励み続けて一週間過ぎた頃。
轟が言った。
「紙吹雪?」
「ああ。サビのところで紙吹雪をフロア全体に散らしてほしいんだ。それと補講で見せたあのでけえやつ。それを空中に泳がせてほしい」
「おう!いいぞ。すげえの作ってやる!」
とは、いったものの悩む。
補講の時はドラゴンとペガサスを出した。それでもいいんだけど、どうせなら皆がアッと驚いて楽しめて喜ぶようなものを作りたい。
「う~ん…」
悩み悩んで3日。
ついに これだ! と閃いたおれは砂藤の元へ向かった。
砂藤の承諾を得て、演出隊にも協力してもらう事にした。
その後も黒影 が自分も演奏したいと駄々をこねて、それにキレた爆豪の言葉からインスピレーションを受けた耳郎がタンバリンを勧める。ご機嫌になった黒影がタンバリン叩きまくって爆豪に叱られたり
他のクラスが気になって様子を見に行くと某ミュージカル劇団に出てきそうなリアルなネコっぽい格好をした謎の集団に遭遇したり(なんだったんだあれは)
心操との訓練で、その休憩時間にホラー耐性のあるおれを絶対に腰を抜かせる程怖がらせてやる宣言をしかと受け止めたり
ひょんなことでミスコンがあることを知った峰田が嘆いていたりと準備は着々と進んでいく。
▼▽▼
「耳郎さん。ご指導も本職さながらですわ。素人の上鳴さんが1週間でコード進行まで辿り着くなんて」
「別にそんな…」
「そんな事あるぞ。おれのブランクだって耳郎のおかげでようやく腕を取り戻せたからな。寧ろ、前よりも上がった!やっぱ指導者いると大分違うな。ありがとう耳郎先生!」
「先生だなんて大袈裟だよ。てか、今日のお茶、いい香り」
確かに。いつもの紅茶もいい香りだけど、今日はすげえいい。
ゴールドなんちゃらという幻の紅茶はどう表現したらいいのか喩えられないくらい美味しくて幻の味がした。ブルジョワ。
時は進み――文化祭まで残り数日。
事件が起こる。
曲も決まり、おれたちは死ぬ気で練習に挑んだ。
しばらくすると向こうから切島がやって来て
「そろそろ休憩しようぜ!」
と休憩を促してきたので、挟むことにした。
長らく触っていなかったから唇が痛え。
とある事情で休学中の通形先輩がエリちゃんというかわいらしい女の子を連れて来た。インターンの子らしい。おっかなびっくりでちらちらと様子を伺ってくる。
「こんにちは」
エリちゃんの目線に合わせてしゃがむ。
「……こんにちは」
エリちゃんは通形先輩の陰に隠れた。
「照れ屋さんなんだよね」
「そっかー照れ屋さんか。そうだ。はい、これ。お近づきの印に」
おれは〝個性〟でウサギの折り紙を作ってエリちゃんにプレゼント。見た目がなんかウサギっぽい。ウサギ折り紙はエリちゃんの周りをぴょこぴょこ跳ねる。
「わぁっ…」
動くウサギの折り紙にちょっとびっくりするエリちゃん。けど、見る限りいやなびっくりではなさそうだ。
「かわいいウサギさんだね、良かったねエリちゃん」
「ありがとう……えっと…」
「紙間 伊織だ。好きに呼んでいいぞ」
「伊織お姉さん、ありがとう」
「エリちゃん、紙間くんは男の子だよ」
緑谷が訂正する。
「あっ、ごめんなさい…」
「いーよ、気にすんなって」
まぁ、間違ってはいないけどな。
「また遊びに来いよ。次は口田のウサギもふらせてやる」
▼▽▼
そんなこんなで練習に励み続けて一週間過ぎた頃。
轟が言った。
「紙吹雪?」
「ああ。サビのところで紙吹雪をフロア全体に散らしてほしいんだ。それと補講で見せたあのでけえやつ。それを空中に泳がせてほしい」
「おう!いいぞ。すげえの作ってやる!」
とは、いったものの悩む。
補講の時はドラゴンとペガサスを出した。それでもいいんだけど、どうせなら皆がアッと驚いて楽しめて喜ぶようなものを作りたい。
「う~ん…」
悩み悩んで3日。
ついに これだ! と閃いたおれは砂藤の元へ向かった。
砂藤の承諾を得て、演出隊にも協力してもらう事にした。
その後も
他のクラスが気になって様子を見に行くと某ミュージカル劇団に出てきそうなリアルなネコっぽい格好をした謎の集団に遭遇したり(なんだったんだあれは)
心操との訓練で、その休憩時間にホラー耐性のあるおれを絶対に腰を抜かせる程怖がらせてやる宣言をしかと受け止めたり
ひょんなことでミスコンがあることを知った峰田が嘆いていたりと準備は着々と進んでいく。
▼▽▼
「耳郎さん。ご指導も本職さながらですわ。素人の上鳴さんが1週間でコード進行まで辿り着くなんて」
「別にそんな…」
「そんな事あるぞ。おれのブランクだって耳郎のおかげでようやく腕を取り戻せたからな。寧ろ、前よりも上がった!やっぱ指導者いると大分違うな。ありがとう耳郎先生!」
「先生だなんて大袈裟だよ。てか、今日のお茶、いい香り」
確かに。いつもの紅茶もいい香りだけど、今日はすげえいい。
ゴールドなんちゃらという幻の紅茶はどう表現したらいいのか喩えられないくらい美味しくて幻の味がした。ブルジョワ。
時は進み――文化祭まで残り数日。
事件が起こる。