文化祭
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「えっ昨夜?」
上鳴が尾白の尻尾をもふりながら、昨夜のおれの行動について切り出してきた。いつもながら思うけど、なんだその羨ましい特等席は。
「正確には今日だけどな。おまえ、寝惚けて尾白を父ちゃんって間違えたり、しまいにはおめでとうって。何のおめでとうなワケ」
「マジか。うわー、恥ッ……すまん尾白。多分アレだ。尻尾だと思う。父ちゃん、狼男だし、尻尾生えてっから」
尾白の尻尾と父ちゃんの尻尾は見た目も感触もかなり違う。おれ、相当寝惚けてたんだな。
「そんな、いいよ」
にしても尾白におめでとう?なんだろう。
「そういえばぼんやりとだけど……言ったような言ってないような」
「大丈夫だから。気にしてないし。寝惚けてると脈絡ない事言っちゃうよね」
「あ、思い出した」
「急だね」
「何々ー電気くんは聞きたい」
「尾白が父ちゃんだったんだ」
「それは聞いた」
「や。そうじゃなくって、尾白が奥さんいて、子供いるっていうやつ」
「ゴホッ…ええっ」
「何!?尾白、いつの間にそんな!?」
上鳴が叫ぶ。うるせェよ。
「それでな、そうかー尾白、パパになったのかーめでたいなーってなって、おめでとう」
「えええ…いや、夢の話だよね?」
尾白は困ったような照れたような表情を浮かべる。
「5年後10年後はそうなってるかもしれねえぞ。皆だってな。尾白は普通にいいやつだし、きっと普通にいい旦那になれるぞ。結婚式には是非呼んでくれ」
「普通になんだ…」
「なぁなぁ、俺は?いい旦那になれそ?」
「上鳴は鬼嫁と化したかかあの尻に敷かれてほしい。ちょっとアンタァァ!って」
「願望じゃねーか!」
「そしてキツツキに腹をつつかれる」
「どんなシチュ!?」
このクラスだと卒業しても結婚しても子供生まれても何か集まりあれば、全員集まりそうだな。
その時、おれはどうなってるんだろうか?男のままか、女に戻ってるのか。
▽▼▽
「おーっす心操。一緒に食おうぜ」
昼。
食堂に向かうと心操を見掛けた。後ろ姿だけどあの逆立つ紫の猫っ毛は心操だ。
「やだあっちいって」
「え゙っ!!」
「ふ。いいよ」
「ええ……どっちなんだよ……」
チクショウ、からかわれた。許せん。許すけど。まぁ、何はともあれ一緒に食べる事にした。
話題は自然と文化祭の事になった。
「A組はライブやるんだって?」
「おう。C組は?」
「お化け屋敷」
「見に行く!」
「そういうの平気なタイプ?」
「わりとな。心操ももし良かったらおれらのライブ見にきて!あ、おれサックス吹くんだぜ」
「へえ、意外。あんた、楽器なんて出来ないタイプだと思ってた。どっちかといえば壊すタイプ」
「心外だな!?」
爆豪も楽器扱えると聞いた時はもっと驚いてた。
「あのさ…」
「?」
「おれ、頑張るからさ。皆が見ててすげえ良かった楽しかったって気持ちになれるように…いいライブにするから!」
「何の宣言?それ。まぁ、うん。俺も紙間の悲鳴貰えるようにとびきり恐くしておくよ」
「ふはは。上等だ!」
何せおれは事故物件に住んでいた男。最初は怖かったけど住み続けていくうちに慣れてきた。ちょっとやそっとやの仕掛けは通じねえ。
「心操、お互いにいいもん作って楽しませような!」
「……ん」
拳を突き合う。
――だが、この時おれは知らなかった。
後日、まさかあんな事が起ころうとは。
夢にも思わなかったのだ。
上鳴が尾白の尻尾をもふりながら、昨夜のおれの行動について切り出してきた。いつもながら思うけど、なんだその羨ましい特等席は。
「正確には今日だけどな。おまえ、寝惚けて尾白を父ちゃんって間違えたり、しまいにはおめでとうって。何のおめでとうなワケ」
「マジか。うわー、恥ッ……すまん尾白。多分アレだ。尻尾だと思う。父ちゃん、狼男だし、尻尾生えてっから」
尾白の尻尾と父ちゃんの尻尾は見た目も感触もかなり違う。おれ、相当寝惚けてたんだな。
「そんな、いいよ」
にしても尾白におめでとう?なんだろう。
「そういえばぼんやりとだけど……言ったような言ってないような」
「大丈夫だから。気にしてないし。寝惚けてると脈絡ない事言っちゃうよね」
「あ、思い出した」
「急だね」
「何々ー電気くんは聞きたい」
「尾白が父ちゃんだったんだ」
「それは聞いた」
「や。そうじゃなくって、尾白が奥さんいて、子供いるっていうやつ」
「ゴホッ…ええっ」
「何!?尾白、いつの間にそんな!?」
上鳴が叫ぶ。うるせェよ。
「それでな、そうかー尾白、パパになったのかーめでたいなーってなって、おめでとう」
「えええ…いや、夢の話だよね?」
尾白は困ったような照れたような表情を浮かべる。
「5年後10年後はそうなってるかもしれねえぞ。皆だってな。尾白は普通にいいやつだし、きっと普通にいい旦那になれるぞ。結婚式には是非呼んでくれ」
「普通になんだ…」
「なぁなぁ、俺は?いい旦那になれそ?」
「上鳴は鬼嫁と化したかかあの尻に敷かれてほしい。ちょっとアンタァァ!って」
「願望じゃねーか!」
「そしてキツツキに腹をつつかれる」
「どんなシチュ!?」
このクラスだと卒業しても結婚しても子供生まれても何か集まりあれば、全員集まりそうだな。
その時、おれはどうなってるんだろうか?男のままか、女に戻ってるのか。
▽▼▽
「おーっす心操。一緒に食おうぜ」
昼。
食堂に向かうと心操を見掛けた。後ろ姿だけどあの逆立つ紫の猫っ毛は心操だ。
「やだあっちいって」
「え゙っ!!」
「ふ。いいよ」
「ええ……どっちなんだよ……」
チクショウ、からかわれた。許せん。許すけど。まぁ、何はともあれ一緒に食べる事にした。
話題は自然と文化祭の事になった。
「A組はライブやるんだって?」
「おう。C組は?」
「お化け屋敷」
「見に行く!」
「そういうの平気なタイプ?」
「わりとな。心操ももし良かったらおれらのライブ見にきて!あ、おれサックス吹くんだぜ」
「へえ、意外。あんた、楽器なんて出来ないタイプだと思ってた。どっちかといえば壊すタイプ」
「心外だな!?」
爆豪も楽器扱えると聞いた時はもっと驚いてた。
「あのさ…」
「?」
「おれ、頑張るからさ。皆が見ててすげえ良かった楽しかったって気持ちになれるように…いいライブにするから!」
「何の宣言?それ。まぁ、うん。俺も紙間の悲鳴貰えるようにとびきり恐くしておくよ」
「ふはは。上等だ!」
何せおれは事故物件に住んでいた男。最初は怖かったけど住み続けていくうちに慣れてきた。ちょっとやそっとやの仕掛けは通じねえ。
「心操、お互いにいいもん作って楽しませような!」
「……ん」
拳を突き合う。
――だが、この時おれは知らなかった。
後日、まさかあんな事が起ころうとは。
夢にも思わなかったのだ。