ビッグ3
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
相澤先生曰く
通形先輩はプロ含めて最もNo.1に近い男とされる。
「すげ……」
「ああ……」
見学組であるおれと轟も圧倒された。
「行かないのか?興味ない訳じゃないだろ。No.1に」
「参加したい気持ちは山々なんですが」
「仮免取ってないんで…」
「(丸くなりやがって)」
手合わせ終了後、通形先輩が強さの秘訣を教えてくれた。
〝個性〟は透過。あらゆるものをすり抜ける。なるほど、だから服落ちたのか。
しかしすり抜けるのは物体だけじゃなく生きていくのに必要な空気、音、光。なにもかもが感じなくなるという。あるのは質量だけ。
〝個性〟発動時はただ落ちていくだけ。それもずーっと。
説明を聞いてゾッとした。
通形先輩は元々すごかったんじゃない。それまでは落ちこぼれだった。体育祭では万年ビリっけつ。今みたいに〝個性〟の一部のオンオフすら出来なかった。どん底から這い上がって、ビッグ3の座を掴んだという努力の人。
予測と経験。上に行くにはそれが大事。きっとそれはヒーローとしてだけじゃなく、他にも活かされるだろう。
こうして、おれたちはビッグ3にお礼を言ってヒーロー基礎学を終えた。
▼▽▼
「うっっわ!!なんだその色やべェな!!っておまえらもかよ!」
制服に着替えていたら、隣で着替えていた緑谷の鳩尾がとんでもねえ色になっていた。おれと轟以外、全員が赤、紫、黒。けっこう痛そう。中には吐きそうになった奴もいたとか。そんな汚ねえマーライオン見たくねえ。
それにしても手加減なしとは容赦ねえな通形先輩。
だがあの強さ…見てるだけじゃダメだ。いつか戦ってみたい。腹パンはごめんだけど。
▽▼▽
放課後。
心操と訓練。今日も今日とて鬼ごっこだ。
「よっしゃあ!今日もおれの勝ちだ!」
「クソッ…あと少しだったのに…」
「つーか、心操足速くなってね?体幹もこう、ぶれなくなってきたし。相澤先生どうですか?心操すごいですよね!」
「ああ。捕縛布の扱いも、絡まる回数が割りと減ってきたな。1ヶ月も経ってないのにここまで来るとは大したものだ」
「でしょう!!」
「なんでアンタが得意気なの」
「おれはどうですか!?」
「移動はまぁまぁだな。地力もスピードも上がってきてる。あとは正確さとリソース配分だ」
「はい!!」
心操との差がだんだんと縮まっていくのが分かる。さっきのなんか掠めてたし。
「いや…まだだ…あんたを捕まえられてない」
「じゃあおれはとことん逃げる!もう1回やるか?」
「別にいいけど…………さっきから顔色悪くない?それに今日やたらと動き鈍かったような気がした」
「え?そうか?」
立ち上がろうとしたら、突然目の前が真っ暗になった。
「――おい!!」
気付けば保健室にいた。
リカバリーガールにめちゃくちゃ叱られた。鉄分入りのお菓子を貰った。
ちなみにこういう時、男子トイレ使う訳にはいかない。人目を忍んで職員用のトイレを使ってる。
「あれ心操、待っててくれたのか?相澤先生は?」
「イレイザーはさっきまでいたけど、他の先生に呼ばれて。目の前で倒れた人を放っておけないでしょ。勝手に帰る訳にはいかないし……そんなことより、体調は大丈夫なの」
「おう平気だ。ありがとな」
顔色がまだ悪いから、と心操は寮の近くまで送ってくれた。優しいなぁ。
「具合悪いんなら、無理しなくて良かったのに」
「いや~あっはっは!」
「笑いごとじゃないでしょ。リカバリーガールは何て?」
「貧血だってさ」
「そう」
道すがら、おれは今日のヒーロー基礎学の事とかビッグ3の事を話した。心操は目を煌めかせていた。
まぁ、経験を積むためにインターンへ行きましょうって勧められても今は参加出来るか否かはっきりしていない。おれは仮免取ってないから、まずは仮免取る事を頑張ろう。
通形先輩はプロ含めて最もNo.1に近い男とされる。
「すげ……」
「ああ……」
見学組であるおれと轟も圧倒された。
「行かないのか?興味ない訳じゃないだろ。No.1に」
「参加したい気持ちは山々なんですが」
「仮免取ってないんで…」
「(丸くなりやがって)」
手合わせ終了後、通形先輩が強さの秘訣を教えてくれた。
〝個性〟は透過。あらゆるものをすり抜ける。なるほど、だから服落ちたのか。
しかしすり抜けるのは物体だけじゃなく生きていくのに必要な空気、音、光。なにもかもが感じなくなるという。あるのは質量だけ。
〝個性〟発動時はただ落ちていくだけ。それもずーっと。
説明を聞いてゾッとした。
通形先輩は元々すごかったんじゃない。それまでは落ちこぼれだった。体育祭では万年ビリっけつ。今みたいに〝個性〟の一部のオンオフすら出来なかった。どん底から這い上がって、ビッグ3の座を掴んだという努力の人。
予測と経験。上に行くにはそれが大事。きっとそれはヒーローとしてだけじゃなく、他にも活かされるだろう。
こうして、おれたちはビッグ3にお礼を言ってヒーロー基礎学を終えた。
▼▽▼
「うっっわ!!なんだその色やべェな!!っておまえらもかよ!」
制服に着替えていたら、隣で着替えていた緑谷の鳩尾がとんでもねえ色になっていた。おれと轟以外、全員が赤、紫、黒。けっこう痛そう。中には吐きそうになった奴もいたとか。そんな汚ねえマーライオン見たくねえ。
それにしても手加減なしとは容赦ねえな通形先輩。
だがあの強さ…見てるだけじゃダメだ。いつか戦ってみたい。腹パンはごめんだけど。
▽▼▽
放課後。
心操と訓練。今日も今日とて鬼ごっこだ。
「よっしゃあ!今日もおれの勝ちだ!」
「クソッ…あと少しだったのに…」
「つーか、心操足速くなってね?体幹もこう、ぶれなくなってきたし。相澤先生どうですか?心操すごいですよね!」
「ああ。捕縛布の扱いも、絡まる回数が割りと減ってきたな。1ヶ月も経ってないのにここまで来るとは大したものだ」
「でしょう!!」
「なんでアンタが得意気なの」
「おれはどうですか!?」
「移動はまぁまぁだな。地力もスピードも上がってきてる。あとは正確さとリソース配分だ」
「はい!!」
心操との差がだんだんと縮まっていくのが分かる。さっきのなんか掠めてたし。
「いや…まだだ…あんたを捕まえられてない」
「じゃあおれはとことん逃げる!もう1回やるか?」
「別にいいけど…………さっきから顔色悪くない?それに今日やたらと動き鈍かったような気がした」
「え?そうか?」
立ち上がろうとしたら、突然目の前が真っ暗になった。
「――おい!!」
気付けば保健室にいた。
リカバリーガールにめちゃくちゃ叱られた。鉄分入りのお菓子を貰った。
ちなみにこういう時、男子トイレ使う訳にはいかない。人目を忍んで職員用のトイレを使ってる。
「あれ心操、待っててくれたのか?相澤先生は?」
「イレイザーはさっきまでいたけど、他の先生に呼ばれて。目の前で倒れた人を放っておけないでしょ。勝手に帰る訳にはいかないし……そんなことより、体調は大丈夫なの」
「おう平気だ。ありがとな」
顔色がまだ悪いから、と心操は寮の近くまで送ってくれた。優しいなぁ。
「具合悪いんなら、無理しなくて良かったのに」
「いや~あっはっは!」
「笑いごとじゃないでしょ。リカバリーガールは何て?」
「貧血だってさ」
「そう」
道すがら、おれは今日のヒーロー基礎学の事とかビッグ3の事を話した。心操は目を煌めかせていた。
まぁ、経験を積むためにインターンへ行きましょうって勧められても今は参加出来るか否かはっきりしていない。おれは仮免取ってないから、まずは仮免取る事を頑張ろう。