仮免試験
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▽▼▽
「…………………」
「おーい、紙間?どうした?」
Σ「ハッ!」
目の前に瀬呂の掌が揺れていた。
しまった。ボーッとしていた。3人ともほぼ食べ終わっている。
すまねえ! と宣い、慌ててがつがつとご飯を掻き込む。
「なぁ、紙間」
「ん?」
「大丈夫か?」
瀬呂だけじゃなく、砂藤も常闇も心配そうな表情をしていた。
口いっぱいに詰め込んだご飯をよく噛んで飲み込み、口を開いた。
「大丈夫。疲れてるけど、すこぶる元気だ。不合格はショックだけど落ち込んでなんかいらねえ。いっぱい食べて強く大きくなるんだ」
「そっか。次は頑張れよ。データ飛ばねえようにお祈りしとくわ」
「うん、ありがとう瀬呂。よぉし!次こそはぜっったい合格してみせるぞ!」
オオー!! と拳を突き上げて宣言する。周りの皆にも聞こえていたらしく、口々に頑張れと飛んできた。流れで轟と爆豪にも応援の言葉が投げられた。
「ごちそうさま」
食べ終えた食器を流しに持って、洗った。
共有スペースから部屋に行こうとしたら、上鳴が声を掛けてきた。
「えーッ紙間、もう寝るの?早くね?老人かよ」
「いや、まだ寝ないぞ」
それにまだ風呂入ってないし。
お風呂でばったり鉢合わせなんてシャレにならねえから一番最後にいただいてる。
一番最後だからぬるま湯だ。湯も少ない。風呂好きのおれにとっちゃ物足りないけどバレないためにはこうするしかねえんだよ。
▼▽▼
ベッドの上で大の字になり、天井を見上げる。
洸汰くんからの手紙が胸の上にポンと置いたまま、ボーッとする。
「………………」
するとドアがノックされた。
「はいはーい………………………障子?」
「………………………」ジーッ
な、なんか若干部屋を見られてる気がする。もしかして女モノでもあるとか?やべえ。一体なんだ?
「ど、どうした!?なんか用か?」
「ああ…今、平気か?」
「おう、いいぞ」
「俺の部屋で」
▽▼▽
障子の部屋。
「お邪魔しm………うわっなんもねえな!どうした?」
「子供の頃からあまり物欲がなくて」
ミニマリストか。
「マジか。サンタさん困っただろうな。誕プレとかどうしてたんだ?」
サンタっつーか、障子の父ちゃん?
ちなみにだが、おれの幼少時に来ていたサンタは全身毛むくじゃらで立派な爪と牙を生やしていた。オオカミサンタ。それが煙突から入ったらもう違うやつになりそう。おれは子豚かい。家吹き飛ばされるわ。
初めて来たが、見事に何もない。こいつ、元一人暮らしだよな?どうやって暮らしてたんだ?仙人なの?
「へー、暇な時とかどうしてんの?」
「勉強、筋トレ、瞑想」
修行僧かな?まぁ、障子背ェ高いし筋肉すげえし、袈裟とか似合いそうだな。
「そんで?どうしたんだ?」
切り出されたのは仮免試験の事だった。
「本当にシステムトラブルが原因なのか?」
聞いてたのか。まぁ、〝個性〟柄、五感優れてるもんな。聞こえるか。
「………………本当だよ」
「……………こっちを見て言え。公安に呼ばれたんだろう。何で呼ばれた?」
核心に触れられて、どう誤魔化すか考え巡らせる。
だが障子はおれの事情知ってる。普段から無口だし、誰かに言い触らすような事しない。
見抜かれてるかもしれない時点で、誤魔化すのは通じない。
「オール・フォー・ワンの事だよ。おれ、めちゃくちゃ怪しいから今は合格させられないってよ。調べて、そんでおれが敵じゃなかったら仮免許くれるらしい。ま、しょうがねえよなー。おれだって訳分かんねえもん。義理の孫って知ったのつい最近だしよ」
ケラケラと笑う。
「紙間」
「んー?」
「大丈夫か?」
「大丈夫だぞ。ありがとな。優しいな障子は。話はこれで終わりか?じゃあ戻るぞ」
腰をあげて部屋に戻ろうとしたら、手を掴まれた。
「なんだ?他にも何k…」
何かあるのか?
と言おうとしたら、長い前髪から覗く眼がおれを真っ直ぐに見据えた。
「俺の目には大丈夫じゃないように見える」
「…………………」
「おーい、紙間?どうした?」
Σ「ハッ!」
目の前に瀬呂の掌が揺れていた。
しまった。ボーッとしていた。3人ともほぼ食べ終わっている。
すまねえ! と宣い、慌ててがつがつとご飯を掻き込む。
「なぁ、紙間」
「ん?」
「大丈夫か?」
瀬呂だけじゃなく、砂藤も常闇も心配そうな表情をしていた。
口いっぱいに詰め込んだご飯をよく噛んで飲み込み、口を開いた。
「大丈夫。疲れてるけど、すこぶる元気だ。不合格はショックだけど落ち込んでなんかいらねえ。いっぱい食べて強く大きくなるんだ」
「そっか。次は頑張れよ。データ飛ばねえようにお祈りしとくわ」
「うん、ありがとう瀬呂。よぉし!次こそはぜっったい合格してみせるぞ!」
オオー!! と拳を突き上げて宣言する。周りの皆にも聞こえていたらしく、口々に頑張れと飛んできた。流れで轟と爆豪にも応援の言葉が投げられた。
「ごちそうさま」
食べ終えた食器を流しに持って、洗った。
共有スペースから部屋に行こうとしたら、上鳴が声を掛けてきた。
「えーッ紙間、もう寝るの?早くね?老人かよ」
「いや、まだ寝ないぞ」
それにまだ風呂入ってないし。
お風呂でばったり鉢合わせなんてシャレにならねえから一番最後にいただいてる。
一番最後だからぬるま湯だ。湯も少ない。風呂好きのおれにとっちゃ物足りないけどバレないためにはこうするしかねえんだよ。
▼▽▼
ベッドの上で大の字になり、天井を見上げる。
洸汰くんからの手紙が胸の上にポンと置いたまま、ボーッとする。
「………………」
するとドアがノックされた。
「はいはーい………………………障子?」
「………………………」ジーッ
な、なんか若干部屋を見られてる気がする。もしかして女モノでもあるとか?やべえ。一体なんだ?
「ど、どうした!?なんか用か?」
「ああ…今、平気か?」
「おう、いいぞ」
「俺の部屋で」
▽▼▽
障子の部屋。
「お邪魔しm………うわっなんもねえな!どうした?」
「子供の頃からあまり物欲がなくて」
ミニマリストか。
「マジか。サンタさん困っただろうな。誕プレとかどうしてたんだ?」
サンタっつーか、障子の父ちゃん?
ちなみにだが、おれの幼少時に来ていたサンタは全身毛むくじゃらで立派な爪と牙を生やしていた。オオカミサンタ。それが煙突から入ったらもう違うやつになりそう。おれは子豚かい。家吹き飛ばされるわ。
初めて来たが、見事に何もない。こいつ、元一人暮らしだよな?どうやって暮らしてたんだ?仙人なの?
「へー、暇な時とかどうしてんの?」
「勉強、筋トレ、瞑想」
修行僧かな?まぁ、障子背ェ高いし筋肉すげえし、袈裟とか似合いそうだな。
「そんで?どうしたんだ?」
切り出されたのは仮免試験の事だった。
「本当にシステムトラブルが原因なのか?」
聞いてたのか。まぁ、〝個性〟柄、五感優れてるもんな。聞こえるか。
「………………本当だよ」
「……………こっちを見て言え。公安に呼ばれたんだろう。何で呼ばれた?」
核心に触れられて、どう誤魔化すか考え巡らせる。
だが障子はおれの事情知ってる。普段から無口だし、誰かに言い触らすような事しない。
見抜かれてるかもしれない時点で、誤魔化すのは通じない。
「オール・フォー・ワンの事だよ。おれ、めちゃくちゃ怪しいから今は合格させられないってよ。調べて、そんでおれが敵じゃなかったら仮免許くれるらしい。ま、しょうがねえよなー。おれだって訳分かんねえもん。義理の孫って知ったのつい最近だしよ」
ケラケラと笑う。
「紙間」
「んー?」
「大丈夫か?」
「大丈夫だぞ。ありがとな。優しいな障子は。話はこれで終わりか?じゃあ戻るぞ」
腰をあげて部屋に戻ろうとしたら、手を掴まれた。
「なんだ?他にも何k…」
何かあるのか?
と言おうとしたら、長い前髪から覗く眼がおれを真っ直ぐに見据えた。
「俺の目には大丈夫じゃないように見える」