wrwrd!
実況者のみんなと過ごす貴方の名前
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ht「...俺、ロコルヤのことが好き。俺と付き合ってくれますか?」
それはダメもとの告白だった。
rk「私も好きです。よろしくお願いします!」
まさかOKをもらえるなんて思ってもみなかった俺は、自分よりも小さな体の思わず彼女を強く抱きしめた。
______________________
外交官である俺は、あまりみんなと一緒に過ごす時間がない。彼女であるロコルヤと過ごす時間も同様だ。
本当はみんなとずっと一緒にいたい。...けどそんなこと言ってられない。仕方のないことなんだ。
いつ死ぬかわからない。
城の中に刺客が攻め込んでくるかもしれない。
料理に毒が入ってるかもしれない。
街を歩いていたら突然スパイに殺されるかもしれない。
俺らがいるのは、そんな世界。
だからこそみんなと、ルヤちゃんと過ごすこの一秒一秒を大切に、少しでも多く幸せを感じられるように生きている。
今だって、敵対している国と緊張状態にあり、いつ戦争が起きてもおかしくない。気が抜けない日々を送っている。
rk「ひとらん!」
でも愛しい人の声を聴くと、なんだか色々なことがどうでもよくなってくる。ああ。今日も無邪気に俺の名前を呼ぶ声が聞こえる。
振り向くと、可愛らしい髪飾りを付けたルヤちゃんがこちらへ走ってきた。
手を広げるとそこに飛び込んでくるロコルヤ。このまま食べてしまいたいくらい可愛い。
無邪気にはしゃいで嬉しそうに髪飾りを見せる。
rk「見て見て!メイドさんにもらったの!似合うと思って買ってくれたんだって!」
ht「ルヤちゃんにすごく似合ってる!可愛いよ」
rk「私の好きなシオンの花まで!!嬉しい!!」
その姿をほめるとさらに嬉しそうに頬を赤らめニコニコしている。
この幸せがずっと続けばいいのに。そんな願いが叶う保証はどこにもないことは重々承知しているが。
ルヤちゃんと庭のベンチに座って談笑をしたいところだったが、まだまだ仕事が残っている。とても惜しいがルヤちゃんに一言断りを入れ、自室へ戻ろうと室内に入った時。
城中の警報がけたたましく鳴り響いた。
警報が鳴ったということは非常事態。城の敷地内で何かが起きている。
すぐに通信機器からグルッペンの地を這うような低い声と、ロボロのよく通る声が聞こえてきた。
gr「ロボロ、現状を説明してくれ」
rbr「城内に何者かが侵入した。おそらく例の国のスパイや。皆、最大限の厳戒態勢をとれ。かなりの強敵や、油断するなよ」
zm「場所は?」
rbr「居場所はまだ特定できとらんが城内西側と思われる。確定した情報がわかったらまた伝える。」
城内西側。今俺がいる場所だ。そして、さっきまでルヤちゃんがいた場所...
情報が正しければ、敵は今この近くにいる可能性が高いだろう。いつ戦闘になっても対応できるよう、あたりを警戒する。すると次の瞬間、少し離れたところで大きな爆発音が聞こえた。
音の方向的にさっきロコルヤと別れた場所だ。俺はすぐにそちらのほうへ走り出し、応援に向かう。
ロコルヤのもとにつくと、すでに戦闘は始まっていた。ロコルヤは幹部の中でもかなり強いことで有名だが、敵がよっぽど強いのか押され気味のようだった。
ちょうど敵の後ろを取り、隙を突こうと刀を強く握ったその時。
rk「危ない!!!」
ロコルヤが聞いたこともないような大きな声で叫ぶ。どうやら後ろを取られていたのは俺のほうだったようだ。敵は一人ではない。
もう一人の敵の攻撃を何とか防いだが、相手の力が強く体制を崩してしまう。その隙を狙われ下腹部を刺されてしまった。
ht「ぐっ...」
相手が近づいたタイミングで隠し持っていた銃弾を撃ち込み、何とかダメージを与えることはできた。
かなりの距離で撃った弾がもろに当たり一瞬顔をゆがめていたが、すぐに持っていた拳銃は弾き飛ばされ、壊された。
体に刺さったナイフはどうやら毒が塗布してあるようで、どんどん全身に毒が回っていくのを感じる。
相手のとどめの一撃をやっとの思いでかわし、その場から離れる。しかし、無理に動いたせいか息をするので精一杯だ。
敵はもう戦闘には役に立たないと判断したのか、ターゲットを俺からロコルヤに変え、二対一となってしまった。ただでさえ押されていたロコルヤは人数が増えたせいでかなり苦しそうだった。
通信機器を使って助けを呼ぼうとしても、どうやら何かの細工をされ通信が遮断されていた。
瞬間、いきなりロコルヤと戦っていた相手の攻撃がこちらに飛んでくる。本当にこちらにとどめを刺しに来たようだった。
この攻撃を避けないと死んでしまう。そう唐突に理解し、無理やり体を動かそうとするが毒に侵された体は限界を迎えていた。
もう駄目だとすべてを諦め目をつぶった。しかし、予想していた痛みはいつになっても来ない。
そっと目を開けると、かわりにロコルヤの横腹が大きく抉れ、右腕も吹っ飛び真っ赤な血がそこら中に飛び散っていた。
ht「ロコルヤ!!!!」
名前を叫んで倒れこんでくる体を支える。呼吸は変な音を立てていて、もう助からないということが嫌でもわかってしまう。
そこに容赦なく次の攻撃が飛んでくる。今度こそ本当に助からないと思ったが、ギリギリでゾムとショッピくんが到着し、再び戦闘が始まった。
そのあと来たトントンに保護され、すぐに医務室へと搬送された。
______________________
あの侵入したスパイは、ゾムとショッピくんの手によって葬られたらしい。
俺はというと毒ガスの後遺症が残り、下半身が動かなくなって車いす生活を余儀なくされた。
そのため外交官を続けるのは不可能と判断され、エミさんと同じ仕事に就くことになった。
でも俺は、俺らは、それよりもっと大事なものを失った。
ロコルヤ。彼女はぺ神たちが最後まで懸命な手術を行っていたが、命は助からず、ほぼ即死だったらしい。
俺がもっと強ければ。ロコルヤを守れるくらい強ければ。
そもそも俺があんなところで油断して、攻撃を受けてしまったのが悪いんだ。そんなへましなければ今頃、ロコルヤは...
考えれば考えるほど自責の念に駆られる。もはや自分という存在を憎んでしまうほどの憎悪がいつまでも俺を苦しめていた。
気づいたら、ロコルヤとよく来た花が咲いている丘の上に来ていた。町のほうを見下ろすと崖。ここから落ちたらどんな丈夫な人でも即死だろう。
あと少し車いすを進めれば、ルヤちゃんのところに行けるかなあ。
待っててね。今行くから
rk「ダメだよ!!」
車いすに手をかけた瞬間、聞き覚えのある声に止められたような気がした
ht「そうだ。俺が死んだら地獄へ行くから。きっとルヤちゃんには会えない...」
しばらくぼーっとしていたがなんとなく無気力になってしまい、城に戻ることにした。
______________________
ut「げどちゃん!!どこ行ってたの!!!」
ht「別にどこでもいいだろ」
tn「みんな心配してるんやぞ?」
ht「...」
gr「そうだぞひとらん。次からは一人で勝手にどこかに行かんようにな。
...あ、そういえばひとらん宛に手紙が。」
黙ってグルッペンからその手紙を受け取ると、それはロコルヤの遺書だった。
______________________
rk「拝啓 ひとらんらん様。
これを読んでいるということは、私はもうこの世にいないってことだと思います。本当はとっても平和な世界であなたと幸せな生活を送って、幸せな家庭を築きたかった。でもこの世界に生まれた以上、そうはいかない。わかっています。だからもしできるなら、来世では戦争のない世界であなたと一緒に普通の生活をしたいなあ。あなたのことをずっとずっと愛しています。大好きです!だから私の分まで生きてね。私の最後のお願いです。後を追って自殺なんかだめだぞ!
敬具 ロコルヤ。」
______________________
読んだ瞬間涙があふれた。なぜ君は亡くなって尚俺の心を見透かしてしまうんだろう...
gr「...誰もお前が死ぬことなんて望んでいない。これ以上皆を悲しませるなよ。」
ut「ええ!?げどちゃん自殺しようとしてたの!?」
ht「うん...ごめん...」
皆は本当に本当に暖かかった。
______________________
ht「ルヤちゃん」
ht「今日も来ちゃった」
あれから毎日のようにロコルヤのところに来てお花を添えている。最近あったことやみんなの様子を話すと、あの鈴のようなコロコロした笑い声が聞こえてくるような気がした。
勿論今日も花を持ってきた。彼女が大好きなシオンの花。
今日はなんだか昔話がとても弾んでいて、いつもよりあったかかった。
それはダメもとの告白だった。
rk「私も好きです。よろしくお願いします!」
まさかOKをもらえるなんて思ってもみなかった俺は、自分よりも小さな体の思わず彼女を強く抱きしめた。
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外交官である俺は、あまりみんなと一緒に過ごす時間がない。彼女であるロコルヤと過ごす時間も同様だ。
本当はみんなとずっと一緒にいたい。...けどそんなこと言ってられない。仕方のないことなんだ。
いつ死ぬかわからない。
城の中に刺客が攻め込んでくるかもしれない。
料理に毒が入ってるかもしれない。
街を歩いていたら突然スパイに殺されるかもしれない。
俺らがいるのは、そんな世界。
だからこそみんなと、ルヤちゃんと過ごすこの一秒一秒を大切に、少しでも多く幸せを感じられるように生きている。
今だって、敵対している国と緊張状態にあり、いつ戦争が起きてもおかしくない。気が抜けない日々を送っている。
rk「ひとらん!」
でも愛しい人の声を聴くと、なんだか色々なことがどうでもよくなってくる。ああ。今日も無邪気に俺の名前を呼ぶ声が聞こえる。
振り向くと、可愛らしい髪飾りを付けたルヤちゃんがこちらへ走ってきた。
手を広げるとそこに飛び込んでくるロコルヤ。このまま食べてしまいたいくらい可愛い。
無邪気にはしゃいで嬉しそうに髪飾りを見せる。
rk「見て見て!メイドさんにもらったの!似合うと思って買ってくれたんだって!」
ht「ルヤちゃんにすごく似合ってる!可愛いよ」
rk「私の好きなシオンの花まで!!嬉しい!!」
その姿をほめるとさらに嬉しそうに頬を赤らめニコニコしている。
この幸せがずっと続けばいいのに。そんな願いが叶う保証はどこにもないことは重々承知しているが。
ルヤちゃんと庭のベンチに座って談笑をしたいところだったが、まだまだ仕事が残っている。とても惜しいがルヤちゃんに一言断りを入れ、自室へ戻ろうと室内に入った時。
城中の警報がけたたましく鳴り響いた。
警報が鳴ったということは非常事態。城の敷地内で何かが起きている。
すぐに通信機器からグルッペンの地を這うような低い声と、ロボロのよく通る声が聞こえてきた。
gr「ロボロ、現状を説明してくれ」
rbr「城内に何者かが侵入した。おそらく例の国のスパイや。皆、最大限の厳戒態勢をとれ。かなりの強敵や、油断するなよ」
zm「場所は?」
rbr「居場所はまだ特定できとらんが城内西側と思われる。確定した情報がわかったらまた伝える。」
城内西側。今俺がいる場所だ。そして、さっきまでルヤちゃんがいた場所...
情報が正しければ、敵は今この近くにいる可能性が高いだろう。いつ戦闘になっても対応できるよう、あたりを警戒する。すると次の瞬間、少し離れたところで大きな爆発音が聞こえた。
音の方向的にさっきロコルヤと別れた場所だ。俺はすぐにそちらのほうへ走り出し、応援に向かう。
ロコルヤのもとにつくと、すでに戦闘は始まっていた。ロコルヤは幹部の中でもかなり強いことで有名だが、敵がよっぽど強いのか押され気味のようだった。
ちょうど敵の後ろを取り、隙を突こうと刀を強く握ったその時。
rk「危ない!!!」
ロコルヤが聞いたこともないような大きな声で叫ぶ。どうやら後ろを取られていたのは俺のほうだったようだ。敵は一人ではない。
もう一人の敵の攻撃を何とか防いだが、相手の力が強く体制を崩してしまう。その隙を狙われ下腹部を刺されてしまった。
ht「ぐっ...」
相手が近づいたタイミングで隠し持っていた銃弾を撃ち込み、何とかダメージを与えることはできた。
かなりの距離で撃った弾がもろに当たり一瞬顔をゆがめていたが、すぐに持っていた拳銃は弾き飛ばされ、壊された。
体に刺さったナイフはどうやら毒が塗布してあるようで、どんどん全身に毒が回っていくのを感じる。
相手のとどめの一撃をやっとの思いでかわし、その場から離れる。しかし、無理に動いたせいか息をするので精一杯だ。
敵はもう戦闘には役に立たないと判断したのか、ターゲットを俺からロコルヤに変え、二対一となってしまった。ただでさえ押されていたロコルヤは人数が増えたせいでかなり苦しそうだった。
通信機器を使って助けを呼ぼうとしても、どうやら何かの細工をされ通信が遮断されていた。
瞬間、いきなりロコルヤと戦っていた相手の攻撃がこちらに飛んでくる。本当にこちらにとどめを刺しに来たようだった。
この攻撃を避けないと死んでしまう。そう唐突に理解し、無理やり体を動かそうとするが毒に侵された体は限界を迎えていた。
もう駄目だとすべてを諦め目をつぶった。しかし、予想していた痛みはいつになっても来ない。
そっと目を開けると、かわりにロコルヤの横腹が大きく抉れ、右腕も吹っ飛び真っ赤な血がそこら中に飛び散っていた。
ht「ロコルヤ!!!!」
名前を叫んで倒れこんでくる体を支える。呼吸は変な音を立てていて、もう助からないということが嫌でもわかってしまう。
そこに容赦なく次の攻撃が飛んでくる。今度こそ本当に助からないと思ったが、ギリギリでゾムとショッピくんが到着し、再び戦闘が始まった。
そのあと来たトントンに保護され、すぐに医務室へと搬送された。
______________________
あの侵入したスパイは、ゾムとショッピくんの手によって葬られたらしい。
俺はというと毒ガスの後遺症が残り、下半身が動かなくなって車いす生活を余儀なくされた。
そのため外交官を続けるのは不可能と判断され、エミさんと同じ仕事に就くことになった。
でも俺は、俺らは、それよりもっと大事なものを失った。
ロコルヤ。彼女はぺ神たちが最後まで懸命な手術を行っていたが、命は助からず、ほぼ即死だったらしい。
俺がもっと強ければ。ロコルヤを守れるくらい強ければ。
そもそも俺があんなところで油断して、攻撃を受けてしまったのが悪いんだ。そんなへましなければ今頃、ロコルヤは...
考えれば考えるほど自責の念に駆られる。もはや自分という存在を憎んでしまうほどの憎悪がいつまでも俺を苦しめていた。
気づいたら、ロコルヤとよく来た花が咲いている丘の上に来ていた。町のほうを見下ろすと崖。ここから落ちたらどんな丈夫な人でも即死だろう。
あと少し車いすを進めれば、ルヤちゃんのところに行けるかなあ。
待っててね。今行くから
rk「ダメだよ!!」
車いすに手をかけた瞬間、聞き覚えのある声に止められたような気がした
ht「そうだ。俺が死んだら地獄へ行くから。きっとルヤちゃんには会えない...」
しばらくぼーっとしていたがなんとなく無気力になってしまい、城に戻ることにした。
______________________
ut「げどちゃん!!どこ行ってたの!!!」
ht「別にどこでもいいだろ」
tn「みんな心配してるんやぞ?」
ht「...」
gr「そうだぞひとらん。次からは一人で勝手にどこかに行かんようにな。
...あ、そういえばひとらん宛に手紙が。」
黙ってグルッペンからその手紙を受け取ると、それはロコルヤの遺書だった。
______________________
rk「拝啓 ひとらんらん様。
これを読んでいるということは、私はもうこの世にいないってことだと思います。本当はとっても平和な世界であなたと幸せな生活を送って、幸せな家庭を築きたかった。でもこの世界に生まれた以上、そうはいかない。わかっています。だからもしできるなら、来世では戦争のない世界であなたと一緒に普通の生活をしたいなあ。あなたのことをずっとずっと愛しています。大好きです!だから私の分まで生きてね。私の最後のお願いです。後を追って自殺なんかだめだぞ!
敬具 ロコルヤ。」
______________________
読んだ瞬間涙があふれた。なぜ君は亡くなって尚俺の心を見透かしてしまうんだろう...
gr「...誰もお前が死ぬことなんて望んでいない。これ以上皆を悲しませるなよ。」
ut「ええ!?げどちゃん自殺しようとしてたの!?」
ht「うん...ごめん...」
皆は本当に本当に暖かかった。
______________________
ht「ルヤちゃん」
ht「今日も来ちゃった」
あれから毎日のようにロコルヤのところに来てお花を添えている。最近あったことやみんなの様子を話すと、あの鈴のようなコロコロした笑い声が聞こえてくるような気がした。
勿論今日も花を持ってきた。彼女が大好きなシオンの花。
今日はなんだか昔話がとても弾んでいて、いつもよりあったかかった。
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