旅立ち
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「杏ちゃん、あぶないって!!」
こんなよくわからない機械を使うなんて絶対あぶない。
いくら作ったのがお父さんでも簡単に信用することはできない、いや作ったのがお父さんだから信用できない。
「そんなことない、父さんを信じろ!!」
「そうだよ!いつもは変な機械作って失敗させてるけど今回は大丈夫だって!」
「今回は…?」
「でも…」
「よし準備完了!あとは、このカードをカメラにセットして…」
「聞けよ!!」
・
「…準備できたよ~」
「うん…ってなにその荷物!!」
両手で引いてるスーツケースふたつは今にもとめ具が壊れて中身が飛び出しそうなくらいパンパンだし背中に背負った突っ込みたくなるような大きさのリュックの中にもこれまたたくさんの物が詰め込まれている。
「いつかトリップする日のため前から用意しててよかった~」
いつかトリップする日のためって…あんた18にもなって本気でそんなこと信じていたのかよ!!
「お父さん、写真撮ってー」
「まかせろ!じゃあ、1たす1は…」
「ちょっと待って、奏、はやくこっち来てよ」
「え?」
い、いやいやいやいやいやいや!!なんで私も一緒に行くことになってるの?
「ひとりよりふたりの方が絶対楽しいよ。」
「だったらお父さんと行けばいいじゃん!」
「俺はこの後用事があるからな、奏行っておいで!」
「そういうことじゃなくて!!」
私はこんな危険なことしたくないの!!
杏ちゃんとお父さんが楽しいのはいいけど、私を巻き込まないで!!
「こうなったら仕方ない…お父さん、今!撮って!」
「ちょっと離してよ!」
油断していたところを突然羽交い絞めにされた。
杏ちゃんとは身長差がかなりあるためなかなか抜け出すことができない。
「お父さん、楽しんでくるね!」
「ああ、奏、杏を頼んだぞ。」
「いや、行くって言ってないし!離し…」
私の言葉はシャッターにさえぎられた。シャッターを切ったときに広がった光に包まれ、視界は闇に包まれた。
こんなよくわからない機械を使うなんて絶対あぶない。
いくら作ったのがお父さんでも簡単に信用することはできない、いや作ったのがお父さんだから信用できない。
「そんなことない、父さんを信じろ!!」
「そうだよ!いつもは変な機械作って失敗させてるけど今回は大丈夫だって!」
「今回は…?」
「でも…」
「よし準備完了!あとは、このカードをカメラにセットして…」
「聞けよ!!」
・
「…準備できたよ~」
「うん…ってなにその荷物!!」
両手で引いてるスーツケースふたつは今にもとめ具が壊れて中身が飛び出しそうなくらいパンパンだし背中に背負った突っ込みたくなるような大きさのリュックの中にもこれまたたくさんの物が詰め込まれている。
「いつかトリップする日のため前から用意しててよかった~」
いつかトリップする日のためって…あんた18にもなって本気でそんなこと信じていたのかよ!!
「お父さん、写真撮ってー」
「まかせろ!じゃあ、1たす1は…」
「ちょっと待って、奏、はやくこっち来てよ」
「え?」
い、いやいやいやいやいやいや!!なんで私も一緒に行くことになってるの?
「ひとりよりふたりの方が絶対楽しいよ。」
「だったらお父さんと行けばいいじゃん!」
「俺はこの後用事があるからな、奏行っておいで!」
「そういうことじゃなくて!!」
私はこんな危険なことしたくないの!!
杏ちゃんとお父さんが楽しいのはいいけど、私を巻き込まないで!!
「こうなったら仕方ない…お父さん、今!撮って!」
「ちょっと離してよ!」
油断していたところを突然羽交い絞めにされた。
杏ちゃんとは身長差がかなりあるためなかなか抜け出すことができない。
「お父さん、楽しんでくるね!」
「ああ、奏、杏を頼んだぞ。」
「いや、行くって言ってないし!離し…」
私の言葉はシャッターにさえぎられた。シャッターを切ったときに広がった光に包まれ、視界は闇に包まれた。
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