第1章 幼年期編
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数日後
今日はパウロもボルトも仕事らしく、珍しく訓練は休みになった
「こんな時くらい遊びに行ったらどうだい?」
クランにそう言われ、訓練がてら出掛けることにした
木剣を持ちながら走る
だいぶ足腰が鍛えられた
「んっ? ルディ!」
「イズル!」
「出掛けるの?」
「ええ、友達と遊びに行く約束をしてて」
「友達? 俺以外に居たんだ?」
「最近出来たんですよ……そうだ、イズルも一緒に来ます? 紹介しますよ?」
「……行く」
ルディの俺以外の友達
正直気になる
そんな訳でルディと一緒に待ち合わせ場所に行く
「あっ、ルディ!」
緑髪の子が手を振り、俺を見て驚き、ルディの背中に隠れた
「だ、だれ?」
「シルフ、紹介するよ、僕の友達のイズル」
「始めましてシルフ」
「は、はじめまして」
なんか怯えられてる?
「えっと、俺何かしちゃった?」
「いや、その、ちがくて……」
「シルフ、大丈夫、イズルは虐めたりしないから」
「いじめ?」
ルディに事情を聴く
どうやらシルフは他の子供達に髪の事で虐められてたそうだ
「あー緑色の髪でスペルド族って言われて?」
「うう……」
スペルド族、緑髪に額に第三の眼の宝石がある魔族
とても恐ろしい生き物だってクランから言われたけど
「ばからしい、髪の色なんて人それぞれなんだし、そんな事で虐めるとか信じられないね」
てか、スペルド族なんて会ったことないんだから悪い奴なんてわからない
俺は自分の目で見た事で判断する
「ほら、大丈夫だろ?」
「う、うん」
こうして、シルフと知り合った
3人で遊ぶようになった
遊びって言っても、ルディから魔法を教わる感じだけど
「出来た! 出来たよ!!」
「すご……」
シルフは無詠唱魔術を成功させた
ルディはなんかションボリしてたけど
「魔力が伝わる感覚……んんんんんん……はぁ」
俺は全然だった、ルディに教わって、初級の魔術は使えるようになったけど
無詠唱魔術は出来なかった
もっと練習してみよう
··········
それから暫く経ってシルフが男じゃなくて
シルフィエットっていう女の子だってわかった
俺が魔力切れで家で倒れてた時に、2人は外で雨に濡れてしまい
ルディの家で湯浴みをしようとして、嫌がるシルフィを脱がしたらしい
何やってんの?
暫く、ルディとシルフィが余所余所しくなってたけど、パウロの助言のおかげか、いつの間にか仲直りしていた
あと、漸く俺も無詠唱で初級魔術を発動出来た
ルディはまたションボリしてた