第17話
Name Cange
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「ふー、ただいまー」
『おかえりー』
「大丈夫だったか?誰か来たりしなかったか?」
『特に』
「なら良かった」
本当は皆木綴という男とのミニイベントがあったけどね。
変に誤魔化そうとすると目敏い万里のことだから勘づかれてしまうだろう。
ゲームに集中しているフリをして気のない返事を返す。
『ねえ、私のお風呂は?』
「あー、一日くらい良いじゃん?」
『やだ』
「我が儘言うなって」
『自分だけずるい…』
「だって風呂なんてリスク高すぎだろ…もし誰かに裸見られでもしたらどうすんだよ」
「監督さんと一緒に入ってもらえば?」
「……」
「え、何、監督さんもダメなの?」
黙る万里を見て至さんはまじか、と言いながら呆れたように笑い、MANKAI寮のお風呂事情を教えてくれた。
場所はここ一階にあるが、まず出てすぐある中庭を抜けてエントランスへ向かわないといけない。
エントランスへ出れば目の前にお風呂へと繋がっている洗面所がある。
入浴時間は各組20分ずつ。
今は春組の時間帯だったけど適当な理由をつけて万里も入ってきたらしい。
監督さんは皆が入り終わった後に入るみたいで、だいたい21時から21時半の間が多いとの事。
『じゃあその時間帯に入らせてもらう』
「ところがどっこい、必ずしも決められた時間帯にみんなが入れるわけじゃないからね。入り損ねた団員が遅れて入ったりもするから100%安全ってわけでもないんだよね」
監督さんはいつもそんなリスクを抱えながらお風呂に入っているのか。
『ならもう深夜が一番安全ってこと?』
「まあそうなるね。ただ節約に厳しいヤクザさんがいるからね。そこを突破すればクリアかな」
「一応22時消灯ってルールにはなってっけど、まあなんとかなるっしょ」
簡単な作戦会議を終わらせ、私たちは早速準備に取りかかった。
決行は22時過ぎ、節約ヤクザさん(仮名)が自室に戻ったところでミッションスタートとなる。
二人がいれば安心だとは思うけど、何故か無性に嫌な予感がする。
つづく
『おかえりー』
「大丈夫だったか?誰か来たりしなかったか?」
『特に』
「なら良かった」
本当は皆木綴という男とのミニイベントがあったけどね。
変に誤魔化そうとすると目敏い万里のことだから勘づかれてしまうだろう。
ゲームに集中しているフリをして気のない返事を返す。
『ねえ、私のお風呂は?』
「あー、一日くらい良いじゃん?」
『やだ』
「我が儘言うなって」
『自分だけずるい…』
「だって風呂なんてリスク高すぎだろ…もし誰かに裸見られでもしたらどうすんだよ」
「監督さんと一緒に入ってもらえば?」
「……」
「え、何、監督さんもダメなの?」
黙る万里を見て至さんはまじか、と言いながら呆れたように笑い、MANKAI寮のお風呂事情を教えてくれた。
場所はここ一階にあるが、まず出てすぐある中庭を抜けてエントランスへ向かわないといけない。
エントランスへ出れば目の前にお風呂へと繋がっている洗面所がある。
入浴時間は各組20分ずつ。
今は春組の時間帯だったけど適当な理由をつけて万里も入ってきたらしい。
監督さんは皆が入り終わった後に入るみたいで、だいたい21時から21時半の間が多いとの事。
『じゃあその時間帯に入らせてもらう』
「ところがどっこい、必ずしも決められた時間帯にみんなが入れるわけじゃないからね。入り損ねた団員が遅れて入ったりもするから100%安全ってわけでもないんだよね」
監督さんはいつもそんなリスクを抱えながらお風呂に入っているのか。
『ならもう深夜が一番安全ってこと?』
「まあそうなるね。ただ節約に厳しいヤクザさんがいるからね。そこを突破すればクリアかな」
「一応22時消灯ってルールにはなってっけど、まあなんとかなるっしょ」
簡単な作戦会議を終わらせ、私たちは早速準備に取りかかった。
決行は22時過ぎ、節約ヤクザさん(仮名)が自室に戻ったところでミッションスタートとなる。
二人がいれば安心だとは思うけど、何故か無性に嫌な予感がする。
つづく