過去の遺物たち
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時が止まったような、そんな感覚。
息を吸うこともままならない。触れた指先が、焼けつくように熱い。
時間の感覚さえも、マヒしてくる。
「う……」
吐息のもれる声が聞こえてくる。
ふいにアルの口がそっと開かれた。酸素を取り込もうとしているのか、唇の端から空気が流れ込んでくる。
少しだけ目を開けてみると、アルは目を固く閉じている。
腰に回された腕は、拒否の意思がないことを教えてくれている。
赤く染まった耳や頬は、彼に余裕がないことを伝えてくる。
時間にすればほんの一瞬だろうけど。今、この時間にアルは身を任せてくれている。
「………」
リノの心に生まれたのは幸福感と、小さな好奇心。
「っ…!」
開いた隙間にそっと舌を滑り込ませる。
柔らかく湿った感触が触れ合う。
身を引こうとするアルの背にとっさに手を回した。
「んぅ!!」
突然、アルの体が大きく跳ねる。
閉じられていた目が、大きく見開かれる。
呼吸は荒くなり、口の端からはフーフーと息が漏れ出している。
耳の赤みが増し、こちらを見上げる瞳は心なしか潤みを帯びている。
アルの変化に戸惑いながら、リノは静かに高揚していた。
抱き寄せた背に添えたままの手を撫でるように動かし、触れた舌をそっとなぞる。
「ふ……ん……」
鼻から抜けるような声がリノの耳にこだまする。
腰に回されていた手は、いつの間にかリノの腕をつかんでいる。
見上げた瞳は、リノをとらえる。
ふいにぞわりとした感触が背を走り、リノはアルから顔を離した。
はぁはぁ肩を大きく揺らしながら、アルは息を吸い込む。
銀色の糸がリノとアルの唇をつないでいる。
その様子を見ながら、リノは先ほどまでの自分の様子に茫然としていた。
小さく項垂れながら両腕でアルの肩をつかむ。
「…リノ、大丈夫か…?」
アルの問いかけにもリノは小さく首を振ってこたえ、遂には両手で顔を覆ってしまう。
―危なかった。
困惑させていることは申し訳ないが今は答えることができないんだ。
今その目を見れば、また歯止めが利かなくなる気がして。
―まだ、だめ。
大人にはなれたけど、今はまだ。
心の準備が追い付かない、今はダメなんだ。
待たせてしまうけど、あともう少しだけ。
「 」
アルの耳元に顔を寄せ、ぼそりとつぶやく。
その言葉は当人同士にしかわからなかったが、呼吸を落ち着かせたアルが再び顔を赤く染めたと言えばわかってもらえることだろう。
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アルのTEC14は幼いころからの性的虐待で感度にがん振りされています。
おまけなのに、本編並みの量ってどういうことなの
息を吸うこともままならない。触れた指先が、焼けつくように熱い。
時間の感覚さえも、マヒしてくる。
「う……」
吐息のもれる声が聞こえてくる。
ふいにアルの口がそっと開かれた。酸素を取り込もうとしているのか、唇の端から空気が流れ込んでくる。
少しだけ目を開けてみると、アルは目を固く閉じている。
腰に回された腕は、拒否の意思がないことを教えてくれている。
赤く染まった耳や頬は、彼に余裕がないことを伝えてくる。
時間にすればほんの一瞬だろうけど。今、この時間にアルは身を任せてくれている。
「………」
リノの心に生まれたのは幸福感と、小さな好奇心。
「っ…!」
開いた隙間にそっと舌を滑り込ませる。
柔らかく湿った感触が触れ合う。
身を引こうとするアルの背にとっさに手を回した。
「んぅ!!」
突然、アルの体が大きく跳ねる。
閉じられていた目が、大きく見開かれる。
呼吸は荒くなり、口の端からはフーフーと息が漏れ出している。
耳の赤みが増し、こちらを見上げる瞳は心なしか潤みを帯びている。
アルの変化に戸惑いながら、リノは静かに高揚していた。
抱き寄せた背に添えたままの手を撫でるように動かし、触れた舌をそっとなぞる。
「ふ……ん……」
鼻から抜けるような声がリノの耳にこだまする。
腰に回されていた手は、いつの間にかリノの腕をつかんでいる。
見上げた瞳は、リノをとらえる。
ふいにぞわりとした感触が背を走り、リノはアルから顔を離した。
はぁはぁ肩を大きく揺らしながら、アルは息を吸い込む。
銀色の糸がリノとアルの唇をつないでいる。
その様子を見ながら、リノは先ほどまでの自分の様子に茫然としていた。
小さく項垂れながら両腕でアルの肩をつかむ。
「…リノ、大丈夫か…?」
アルの問いかけにもリノは小さく首を振ってこたえ、遂には両手で顔を覆ってしまう。
―危なかった。
困惑させていることは申し訳ないが今は答えることができないんだ。
今その目を見れば、また歯止めが利かなくなる気がして。
―まだ、だめ。
大人にはなれたけど、今はまだ。
心の準備が追い付かない、今はダメなんだ。
待たせてしまうけど、あともう少しだけ。
「 」
アルの耳元に顔を寄せ、ぼそりとつぶやく。
その言葉は当人同士にしかわからなかったが、呼吸を落ち着かせたアルが再び顔を赤く染めたと言えばわかってもらえることだろう。
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アルのTEC14は幼いころからの性的虐待で感度にがん振りされています。
おまけなのに、本編並みの量ってどういうことなの