天野家長女と日影の少女


〜オマケ〜
本編の裏話[読了後推奨]

① えんえんトンネルで起きていた異変
観測者である世界の修正力が他の世界で起きている異変を察知して、夏菜を派遣するためだけに発生させたもの。
世界を繋ぐための起点をえんえんトンネルに創ったはいいものの、平行世界に蔓延していた瘴気が思ったより濃かったためにケマモト村の人々にも影響が出ていた。
えんえんトンネルを起点にした理由として、元々あのトンネルは様々な空間に繋がっていることもあり他の世界と空間を繋ぐための最高の条件が揃っていたため。
ヌー大陸でも同じことが可能。妖怪ガッツKは世界の修正力と行動を共にしていた時期があったので、その時のお礼も兼ねて夏菜たちのことをえんえんトンネルまで連れてきた。
ちなみに世界のトビラを作ったのは世界の修正力ちゃん。
世界の修正力ちゃんは任意の世界と世界を繋ぐ能力を持っている。補足情報として、現在夏菜のいる世界は他の世界と隔絶されている状態なので世界の修正力が世界同士を繋がない限り決して世界は繋がらないという裏話がある。
つまり最初から最後まで全て世界の修正力の仕込み。

②ラストの夏菜のセリフ
妖怪ウォッチ3スキヤキ限定クエスト・3つの妖怪ウォッチのラストシーンでケータがフミちゃんに言っていたセリフのオマージュ。

③ 茨木童子の使っていた炎氷龍について
茨木童子の新たな強化必殺技。
自身の属性である炎と夏菜の属性である氷を使った。妖怪は本来二つの属性を同時に使用することはできない、しかし茨木童子は主である夏菜の妖力を基に別々の属性を繰り出す新たな必殺技を作り出してしまった。
近代鬼族の使っている妖術の原型を作っただけはある。
完全詠唱にした理由は夏菜の守護神である伊邪那美命の加護を受けたフルパワーの状態で完全にパンドラの隙を作りたかったから。アカネちゃんがパンドラの弱点を破壊するために、確実に自分が隙を作る必要があった(隙を作れなかった場合アカネちゃんが怪我してしまう)ため伊邪那美命の加護も容赦なく使った。えらい。
ちなみに華鈴世界の本編で二つの属性を同時に使える人物は夏菜(ただし妖術が使えないため意味がない)と酒呑童子と茨木童子、大秘宝妖怪・ヨーデルセン、世界の修正力ちゃんの五名だけである。

④ 弁明という名の言い訳
アカネ視点はあえて書きませんでした。
アカネちゃんのことを本当に理解できているのはアカネちゃんの生みの親であるすぞ様だけなので……あと書き手の性質上、アカネちゃんに私の主観的要素が入ってしまいそうだったので(本音)
アカネちゃんが何を思って行動をしていたのか、その辺りの解釈はすぞ様を始めとする読者の皆様に委ねます。

⑤ 夏菜がパンドラに詳しかった理由
八千代の一族の末裔。
それに当たる人物こそ、我らが生徒会書記・火宮です。火宮が母親からパンドラの存在を聞き「これ調べておいた方がいいんじゃ?」と考え、蒼を経由して文献を集めて夏菜に渡して調査を頼んでいたという経緯があります。
だから夏菜はパンドラそのものは知りませんでしたが、パンドラがどのような経緯で誕生したのかに関しては把握していたそうです。ちなみに蒼くんの持ってきた文献の中には、呪いを実行するための教育方法が書かれていたとのこと。

〜その他の詳細な部分〜
・夏菜たちがパンドラに食べられた後の補足話
茨木童子がフツーに生きていたので『あ、これ夏菜たち無事なのか』と即座に判断。アカネが楽園を破壊したと同時に夏菜を抱えて戻ってきたものの、夏菜の妖力がすっからかんになっていたので焦りまくっている茨木童子はいた。
・その後の妖怪探偵団
事件の詳細は伏せていたものの、夏菜が帰った後にアキノリだけネットニュースか何かで田園村の事件について知ってしまった。アカネたちに問い詰めることもできたものの、事件の詳細を知って気分を悪くしたため問い詰めることはなかった。
・夏菜はアカネのことをどう思っていたのか
わりと好意的な感情。普通に友達として好き。
強くて優しい子は普通に好きだけど、ちょっと無理してないか心配。ただ自分が首を突っ込むような問題でもないので基本は放置、人間誰しも話したくないことはあるよね的なスタンス。
・夏菜が死体に慣れている理由
慣れてない。感情にロックかけているだけ。
何なら元の世界に帰ってから大量の白骨化遺体の山を思い出してギャン泣きした。暫く怖くて一人で眠れなくてIちゃんと寝る。
それはそれとして、ちゃんと検死はした。
・勾玉の中にあるミカドの子
本編中でミカドの子が夏菜のことを燃やしていましたが、実は周りにいた茨木童子たちは炎に気付いていなかった。
あの炎は夏菜だけに見えていた。もしかしたらアカネだけは何かを感じ取っていたかもしれない。



☆ 夏菜と紫炎
実は今、夏菜の魂の中には紫炎の魂があります。
紫炎は新たに転生するための徳を積むべく夏菜と一緒に行動し罪の精算をしています。ちなみに罪の清算を始めたのは空亡編の完結後からなので、当たり前ですが本編のどこを読んでもこの設定はまだ登場していません。
覚えている人はいないと思いますが、一応本編19話で夏菜がちょろっとこの辺りについて言及していました。詳細な経緯は後々本編で判明する予定です。
夏菜が楽園の中で使った、魂を妖力に変換する技。
あれは紫炎が魂を取り込んで自身の力にする時に使っていたものです。なので、あの技は夏菜が使っていたのではなく夏菜の中にいる紫炎が発動しているものでした。
人間の魂を力にするあの技も、本来は夏菜のような使い方をするための技だったんじゃないでしょうか。

平行世界の妹とはいえ、妹は妹。
アカネちゃんの頑張っている姿を見て、紫炎はどう思っていたのでしょうか──?





〜あとがき〜
ご閲覧いただきありがとうございます。
他所様のところのオリキャラを借りるのは初めてということもあり少々執筆に時間を要してしまいましたが、何とか自分の納得するものになったのではないかと思います。
本来はちょっとしたお礼小説の予定だったのに筆が乗りに乗りまくってしまった結果、文字数がどえらいことになってしまって作者もドン引いております。最初は三部構成の予定だったのに、気付いた時にはなぜか四部構成になっていて自分でも驚きました。最後の方は文字数の関係で駆け足になってしまって申し訳ございません。
夢主ちゃんの使用を快く許可してくださったすぞ様。
このたびはすぞ様のおかげで大変楽しいものを書くことができました、ありがとうございます。拙作を見てちょっとでもお楽しみいただけたなら幸いです。
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