その他[クロスオーバー小説]

◎ 天野夏菜


願い事:大切なものを守れる存在になりたい

極めて純粋な願いのもとで魔法少女となった。
その力は並外れた防御と空間操作に特化しており、守るべき対象を世界の干渉から完全に遮断する絶対的な防壁を展開することができる。
彼女の固有魔法・結界(バリア)は、物理・精神・因果を問わずあらゆる脅威を遮断するもので、守るという行為を極限まで純化させた領域魔法である。


「魔法少女の運命は希望から始まり、やがて絶望へと収束する。キミがそれを願えば、その代償はいずれソウルジェムの穢れとなって返ってくる」

 キュウべえ──否、インキュベーターの声が響く。

「君の意志がエントロピーを凌駕するほどに純粋なら、契約は成立するだろう」

 私はその言葉の含意を全て読み取っていた。

 ──いずれ魔女になる。
 ──守ってきたものが自分を壊す。
 ──それでも守りたいものがあったから。

「全部分かってる。でも、大切な人たちが誰かに傷付けられる日が来た時……私は……それから目を背けられない。いつか、私が魔女になってしまっても——私は、大切な者たちが傷付けられる未来そのものに抗いたい」

 キュゥべえの目が赤く光った。

「興味深い選択だ」

「キミのような合理的な魔法少女は珍しい」

「契約は成立だよ、天野夏菜」


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◯ Cordelia ◯

◎ 概要
庇護の魔女。その性質は愛情。
彼女はこの世に存在するありとあらゆる脅威から大切な者を守るため、世界を断絶することで愛する人々を結界という聖域に閉じ込めた。
その結界はまるで太陽のような温もりに満ち、外の世界の冷たさを知らずに済む。
しかし、それは祝福ではない。
守るために囚えられ、愛するために隔離する。
それは優しさで編まれた牢獄。拒絶よりも甘美で、痛みよりも静かに、命を閉じ込める。
守られる者は成長することも、選ぶことも許されない。

この魔女を倒すには、彼女の愛を疑わせる他に方法は無い。
守ることが痛みを生むと知った時、初めて魔女は崩れる。
しかし、もし守られる存在が自ずから「この世界から出たい」と願ったなら——魔女はそれを裏切りと解釈し、最も強い殻で閉ざすだろう。

◎ 能力:防壁
魔女は自らの感情を防壁として具象化。
侵入者の精神に干渉して記憶や後悔を暴く幻視を強制することで精神を崩壊させる、また魔女の本体に近付くほど感情分身の攻撃は苛烈になっていく。
魔女は愛する者を完全に守れていると信じており、その信念を揺るがす唯一の方法は、守られている者が明確な拒絶を示すこと。
もし守る対象が魔女を拒絶した時、魔女の結界に最初の亀裂が走る。


◎ 使い魔

・Thornward
概要:結界に侵入した者に対して警告を発する使い魔
姿:ツノが生えていて蔓状の鎧をまとった鬼
性質:忠誠

・Noema
概要:魔女の主観だけで構成された使い魔
姿: 鏡のような薄膜をまとった少女型
性質:依存


この世界の夢主ちゃんは空亡編が終わったら魔女化するんじゃないかなぁ(遠い目)
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