クモワシ×オイシイ×サイシケン
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ただならぬメンチの様子に受験者達がざわつく。
「これは、コモンドオオサンショウウオの尻尾よね?!捕獲難易度Aランクの代物の干物をどうしてあんたが持ってるのよ?!」
コモンドオオサンショウウオ、捕獲難易度A、熟練したハンターでも手に入れることが困難な生物。主な生息地が明らかになっていないのもそうだが、ランクが高い理由はその凶暴性。
ひと噛みで大木を粉々に砕く強靭な顎と牙。
前足と後ろ足には岩をプリンのように削り落とす爪が生えている。
ごく稀に脱皮した時の皮に尻尾がくっ付いていることがある。
切れた尻尾はしばらくすると再生する。
調理次第でとても美味。
干した干物は漢方薬にも使われる。
「リル、いた、森、コレある。コレ殴る。コレ取れる。コレ食べる。」
メンチの手からコモンドオオサンショウウオの尻尾を取ると、身振り手振りを使ってリルなりに一生懸命説明する。
最後の食べるで、尻尾の干物をブチっと嚙みちぎり、あぐあぐと食べてしまった。
「ギャアアア!貴重な食材をそんな風に!!やめなさい!!」
ランクAの凶暴性をもつコモンドオオサンショウウオを殴って手に入れた物というのも驚きだが、メンチ達美食ハンターにとって、とても希少で、貴重な食材を、あろうことかなんの処理もせず食べるリルを見て、メンチが悲鳴をあげる。
パッとリルの手からその尻尾の干物を奪い取る。
「いい?!これはとても貴重なものなの!一本で数千万Jはくだらないのよ?!大事にしまっておきなさい!」
興奮しているのかメンチの声が一層大きくなる。
「数千万Jだってよ…」
「なんであんなガキがそんなもん…」
リルの持っている物の価値に受験者達がどよめくと、メンチはハッとし、自身が試験官であることを思い出した。
「と、とにかく!二次試験の合格者は0!!ハンター試験終了!」
メンチが試験終了を告げると、ちょっと待った!という声がどこからか聞こえてきた。
メンチ達試験官を含む全員が声の主を探すべく試験会場から出ると、ハンター協会の飛行船が上空に現れていた。
その飛行船から人影が落ちてくる。
ズドンという音と砂煙を立てながら現れたのは、ハンター試験最高責任者兼、ハンター協会会長のネテロ。
ネテロの提案によりマフタツ山での再試験が行われることとなった。
「これは、コモンドオオサンショウウオの尻尾よね?!捕獲難易度Aランクの代物の干物をどうしてあんたが持ってるのよ?!」
コモンドオオサンショウウオ、捕獲難易度A、熟練したハンターでも手に入れることが困難な生物。主な生息地が明らかになっていないのもそうだが、ランクが高い理由はその凶暴性。
ひと噛みで大木を粉々に砕く強靭な顎と牙。
前足と後ろ足には岩をプリンのように削り落とす爪が生えている。
ごく稀に脱皮した時の皮に尻尾がくっ付いていることがある。
切れた尻尾はしばらくすると再生する。
調理次第でとても美味。
干した干物は漢方薬にも使われる。
「リル、いた、森、コレある。コレ殴る。コレ取れる。コレ食べる。」
メンチの手からコモンドオオサンショウウオの尻尾を取ると、身振り手振りを使ってリルなりに一生懸命説明する。
最後の食べるで、尻尾の干物をブチっと嚙みちぎり、あぐあぐと食べてしまった。
「ギャアアア!貴重な食材をそんな風に!!やめなさい!!」
ランクAの凶暴性をもつコモンドオオサンショウウオを殴って手に入れた物というのも驚きだが、メンチ達美食ハンターにとって、とても希少で、貴重な食材を、あろうことかなんの処理もせず食べるリルを見て、メンチが悲鳴をあげる。
パッとリルの手からその尻尾の干物を奪い取る。
「いい?!これはとても貴重なものなの!一本で数千万Jはくだらないのよ?!大事にしまっておきなさい!」
興奮しているのかメンチの声が一層大きくなる。
「数千万Jだってよ…」
「なんであんなガキがそんなもん…」
リルの持っている物の価値に受験者達がどよめくと、メンチはハッとし、自身が試験官であることを思い出した。
「と、とにかく!二次試験の合格者は0!!ハンター試験終了!」
メンチが試験終了を告げると、ちょっと待った!という声がどこからか聞こえてきた。
メンチ達試験官を含む全員が声の主を探すべく試験会場から出ると、ハンター協会の飛行船が上空に現れていた。
その飛行船から人影が落ちてくる。
ズドンという音と砂煙を立てながら現れたのは、ハンター試験最高責任者兼、ハンター協会会長のネテロ。
ネテロの提案によりマフタツ山での再試験が行われることとなった。