第1章 決意と旅立ち
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
『お邪魔します……』
扉を開けてもらい、家の中に入る
見た目は原作通りだ
有一郎くんもいる
……ここは本当に鬼滅の刃の世界なのかもしれない
そういえば、2人は今何歳なんだろう
私が7歳だからそれより年下なのは確かだ
ちなみに合流した後、無一郎くんのお父さんにはお礼を言われて、有一郎くんとはお話をして仲良くなれた
今は無一郎くんのお母さん……奥様と呼んでいる女性は現在昼餉の支度中だ
流石にずっと無一郎くんのお母様っていう呼び方をするのもあれだしね
私は無一郎くんと有一郎くんと遊んでいる
そんな時無一郎くんにこう言われた
「おねえさん、おねえさんのこと〝ねえさん〟って呼んでもいい?」
首をこてっと傾げ、上目遣いでお願いしている
その大きな瞳はうるうるしている……
これ、断れる人はいるのか?
『勿論、良いわよ』
ちなみに有一郎くんは私のことを(名前)さんと呼んでくれている
私は疑問を解消する為、2人に年齢を聞く
『そう言えば、2人って今何歳なの?』
そう尋ねると2人同時に答えが返ってくる
「「5歳だよ」」
5歳……5歳!?
ということは原作と同じ世界だと仮定すると私は善逸と同い年ということになるのか……
『そうなのね、ありがとう』
微笑んでお礼を言う
「じゃあ、おねえさんはいくつなの?」
無一郎くんは首を傾げている
確かに、私の年齢は気になるところだろう
『ああ、私は7歳よ』
「7さい!?」
弾かれたように立ち上がり大きな声で叫ぶ無一郎くん
そんなに驚くことだろうか
『本当よ。私は7歳』
「7さいなのか……楓さんってせがたかいんだな」
そう呟くのは有一郎くん
そうか、私の背が高いからもっと年上だと思ったのか
そうして話を続けているとお昼の準備が終わったようで、私はご飯を御馳走になった……
──────
お昼を頂いた後、無一郎くんと有一郎くんは眠かったようで寝てしまった
そして今、私は2人のご両親に色々と質問されている
「無一郎から聞いたわ。7歳なんですってね。すごくしっかり者のお嬢さんね~」
前世の言葉を使うと、このお2人はかなりフレンドリーだ
そう思っているとできれば聞かないで欲しかった質問をされる
「そういえば、どうしてこの山に1人でいたの?それに旅の者って……」
少し固い声色と表情で聞いてきたのは奥様だった
7歳の子供が旅をするというのは大正時代でもおかしいのだろう
どう返すべきなのだろうか
私は下を向き考える
すると奥様が少し慌てたような声でこう言った
「あ、言いたくなければ言わなくて良いのよ。気を遣わせてしまってごめんなさいね……」
眉を下げて少し悲しそうな顔をしている
それを見て私はひどく申し訳なくなった
もう全部言ってしまおう
『……私は、両親を亡くしています。なので昼間は日銭を稼ぎながら旅をしています』
奥様達は藤宮さんのように鬼を知らないので前世の記憶と鬼については伏せておく
『旅をしている理由は、家族の思い出が詰まった家で暮らすのが辛かったからです。これでも知識と体力ははあるので1人で生きていくことはできます』
嘘ではない
実際、にぎやかだった家に1人で暮らすというのは、今の私には辛すぎる
それならば旅をしていた方が気はまぎれる
勿論それだけではない
本当の理由は鬼に関するものだが、嘘を吐いているわけではないのでこれも伏せておこう
すると奥様は泣き始めた
『お、奥様?どうされたのですか』
何かまずいことでも言ってしまったのだろうか
そう考えていると奥様は口を開く
「悲しすぎるわ!こんなに幼い子が……」
涙を拭いながら私に話しかけてくる
「いくら知識と体力があっても楓ちゃんはまだ子供じゃない!」
藤宮さんにも似たようなことを言われた
私の周りには親切な方が多いようだ
「楓ちゃんさえ良ければ、うちの子になってもいいのよ!」
かなり大きな声で私にそう言い放った奥様
……うちの子?
『あの、うちの子とは……奥様達の子供になるということですか……?』
恐る恐る尋ねると奥様は大きく首を縦に振る
……何だか、物凄いことになってしまった
奥様の隣では無一郎くんのお父さん──────旦那様も涙をほろりと流しながら頷いている
子供……私が時透楓に?
って、そういうことじゃなくて!
普通、見ず知らずの子供を自分の子にしようとするだろうか
原作で有一郎くんがご両親はお人好しすぎると言っていた意味がよく分かる
この人達は……純粋で、優しすぎる
扉を開けてもらい、家の中に入る
見た目は原作通りだ
有一郎くんもいる
……ここは本当に鬼滅の刃の世界なのかもしれない
そういえば、2人は今何歳なんだろう
私が7歳だからそれより年下なのは確かだ
ちなみに合流した後、無一郎くんのお父さんにはお礼を言われて、有一郎くんとはお話をして仲良くなれた
今は無一郎くんのお母さん……奥様と呼んでいる女性は現在昼餉の支度中だ
流石にずっと無一郎くんのお母様っていう呼び方をするのもあれだしね
私は無一郎くんと有一郎くんと遊んでいる
そんな時無一郎くんにこう言われた
「おねえさん、おねえさんのこと〝ねえさん〟って呼んでもいい?」
首をこてっと傾げ、上目遣いでお願いしている
その大きな瞳はうるうるしている……
これ、断れる人はいるのか?
『勿論、良いわよ』
ちなみに有一郎くんは私のことを(名前)さんと呼んでくれている
私は疑問を解消する為、2人に年齢を聞く
『そう言えば、2人って今何歳なの?』
そう尋ねると2人同時に答えが返ってくる
「「5歳だよ」」
5歳……5歳!?
ということは原作と同じ世界だと仮定すると私は善逸と同い年ということになるのか……
『そうなのね、ありがとう』
微笑んでお礼を言う
「じゃあ、おねえさんはいくつなの?」
無一郎くんは首を傾げている
確かに、私の年齢は気になるところだろう
『ああ、私は7歳よ』
「7さい!?」
弾かれたように立ち上がり大きな声で叫ぶ無一郎くん
そんなに驚くことだろうか
『本当よ。私は7歳』
「7さいなのか……楓さんってせがたかいんだな」
そう呟くのは有一郎くん
そうか、私の背が高いからもっと年上だと思ったのか
そうして話を続けているとお昼の準備が終わったようで、私はご飯を御馳走になった……
──────
お昼を頂いた後、無一郎くんと有一郎くんは眠かったようで寝てしまった
そして今、私は2人のご両親に色々と質問されている
「無一郎から聞いたわ。7歳なんですってね。すごくしっかり者のお嬢さんね~」
前世の言葉を使うと、このお2人はかなりフレンドリーだ
そう思っているとできれば聞かないで欲しかった質問をされる
「そういえば、どうしてこの山に1人でいたの?それに旅の者って……」
少し固い声色と表情で聞いてきたのは奥様だった
7歳の子供が旅をするというのは大正時代でもおかしいのだろう
どう返すべきなのだろうか
私は下を向き考える
すると奥様が少し慌てたような声でこう言った
「あ、言いたくなければ言わなくて良いのよ。気を遣わせてしまってごめんなさいね……」
眉を下げて少し悲しそうな顔をしている
それを見て私はひどく申し訳なくなった
もう全部言ってしまおう
『……私は、両親を亡くしています。なので昼間は日銭を稼ぎながら旅をしています』
奥様達は藤宮さんのように鬼を知らないので前世の記憶と鬼については伏せておく
『旅をしている理由は、家族の思い出が詰まった家で暮らすのが辛かったからです。これでも知識と体力ははあるので1人で生きていくことはできます』
嘘ではない
実際、にぎやかだった家に1人で暮らすというのは、今の私には辛すぎる
それならば旅をしていた方が気はまぎれる
勿論それだけではない
本当の理由は鬼に関するものだが、嘘を吐いているわけではないのでこれも伏せておこう
すると奥様は泣き始めた
『お、奥様?どうされたのですか』
何かまずいことでも言ってしまったのだろうか
そう考えていると奥様は口を開く
「悲しすぎるわ!こんなに幼い子が……」
涙を拭いながら私に話しかけてくる
「いくら知識と体力があっても楓ちゃんはまだ子供じゃない!」
藤宮さんにも似たようなことを言われた
私の周りには親切な方が多いようだ
「楓ちゃんさえ良ければ、うちの子になってもいいのよ!」
かなり大きな声で私にそう言い放った奥様
……うちの子?
『あの、うちの子とは……奥様達の子供になるということですか……?』
恐る恐る尋ねると奥様は大きく首を縦に振る
……何だか、物凄いことになってしまった
奥様の隣では無一郎くんのお父さん──────旦那様も涙をほろりと流しながら頷いている
子供……私が時透楓に?
って、そういうことじゃなくて!
普通、見ず知らずの子供を自分の子にしようとするだろうか
原作で有一郎くんがご両親はお人好しすぎると言っていた意味がよく分かる
この人達は……純粋で、優しすぎる