いっぱいの花をあなたに!
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「おはようございまーす」
「おう、よく眠ったかァ」
「もちろんです!あとね、今日の朝餉はだし巻き卵にしてみましたよ」
朝から刀を振るのを怠らない実弥さんのもとに顔を出せば、朝日を浴びて輝いて見えた。色素の薄い髪の毛の透明感が増している。
「普通にしてたら男前なのになぁ」
「何言ってんだてめぇは。そういうのは宇髄でいいだろうよ」
「天元さまは自覚のある色男じゃないですか」
ひゅっ、と音を立てて模造刀をはらった実弥さんが歩いてくるので、縁側に置かれていた手拭いを拾って差し出す。素直に実弥さんがそれを受け取って汗を拭うので、けらけらと雑談をするのだ。
「つーかお前はよォ、なんで俺は"さん"なのに宇髄は"さま"なんだ」
「だって初対面の時、神様だって言ってたんですもん。天元さまと呼べ!とも言われたから」
「そーかよ」
「そーですよー。もう呼び慣れちゃった」
「ふぅん」
自分から聞いてきたくせに、興味なさそうな顔をして入側を歩いていく実弥さんの後ろをついていく。そのまま厨に入って、軽く手を洗ったあと、朝ごはんを食べにまた部屋に戻った。
行ったり来たりしてるけど、しょうがないね。実弥さんだって庭の井戸に行けばよかったのに、私が話しかけちゃったからだろうか。いつも大きな声で喋るのに、といろいろ思っていれば、おかしな気持ちになってきたので、ついくすくすと声が漏れた。
「……?」
「うふふっ」
不思議そうに実弥さんが首を傾げるので、ついに声が漏れる。堪えようとしてちょっと変な笑い方になっちゃったけど。
「変なやつだなァ」
「ふふ、それ、何回目ですか」
一度笑うとなかなか治らないもので、肩は震えるし変な声は漏れ続けるし。ちょっと気持ち悪いことになっているなと自分でも思う。
だんだんと実弥さんの眉間のシワが寄ってきて、訝しみはじめたから、話題を変えてみることにした。
「そういえば、今日のご予定は?柱合会議の日ですよね?」
「……あぁ。てめぇは大人しく留守番してろよ」
「わかってますー!もう、小さな子どもじゃないんだから、悪戯なんてしませんよ」
「勝手に外出てんじゃねぇぞって言ってんだァ」
「はーい。昨日たくさんお買い物したんで、買いに行くものもないですし、ちゃんと屋敷内にいますよ」
「よし、それでいい」
そういえば、ふ、と少しだけ肩の力を実弥さんが抜いた。
そんなに私って危なっかしいかな。けれどもこうして安全なところに居させてもらえるのはありがたいので、大人しく目の前のごはんを咀嚼する。
「ごっそさん」
「お粗末様でしたー」
「着替えてくる」
「了解です」
急いで私の膳も片付けて、実弥さんのと合わせて厨に引っ込む。
そういえば、実弥さんに渡したいものがあったんだ。
行動の早い彼の出立に間に合うよう、そちらも慌てて準備することにする。
「おう、よく眠ったかァ」
「もちろんです!あとね、今日の朝餉はだし巻き卵にしてみましたよ」
朝から刀を振るのを怠らない実弥さんのもとに顔を出せば、朝日を浴びて輝いて見えた。色素の薄い髪の毛の透明感が増している。
「普通にしてたら男前なのになぁ」
「何言ってんだてめぇは。そういうのは宇髄でいいだろうよ」
「天元さまは自覚のある色男じゃないですか」
ひゅっ、と音を立てて模造刀をはらった実弥さんが歩いてくるので、縁側に置かれていた手拭いを拾って差し出す。素直に実弥さんがそれを受け取って汗を拭うので、けらけらと雑談をするのだ。
「つーかお前はよォ、なんで俺は"さん"なのに宇髄は"さま"なんだ」
「だって初対面の時、神様だって言ってたんですもん。天元さまと呼べ!とも言われたから」
「そーかよ」
「そーですよー。もう呼び慣れちゃった」
「ふぅん」
自分から聞いてきたくせに、興味なさそうな顔をして入側を歩いていく実弥さんの後ろをついていく。そのまま厨に入って、軽く手を洗ったあと、朝ごはんを食べにまた部屋に戻った。
行ったり来たりしてるけど、しょうがないね。実弥さんだって庭の井戸に行けばよかったのに、私が話しかけちゃったからだろうか。いつも大きな声で喋るのに、といろいろ思っていれば、おかしな気持ちになってきたので、ついくすくすと声が漏れた。
「……?」
「うふふっ」
不思議そうに実弥さんが首を傾げるので、ついに声が漏れる。堪えようとしてちょっと変な笑い方になっちゃったけど。
「変なやつだなァ」
「ふふ、それ、何回目ですか」
一度笑うとなかなか治らないもので、肩は震えるし変な声は漏れ続けるし。ちょっと気持ち悪いことになっているなと自分でも思う。
だんだんと実弥さんの眉間のシワが寄ってきて、訝しみはじめたから、話題を変えてみることにした。
「そういえば、今日のご予定は?柱合会議の日ですよね?」
「……あぁ。てめぇは大人しく留守番してろよ」
「わかってますー!もう、小さな子どもじゃないんだから、悪戯なんてしませんよ」
「勝手に外出てんじゃねぇぞって言ってんだァ」
「はーい。昨日たくさんお買い物したんで、買いに行くものもないですし、ちゃんと屋敷内にいますよ」
「よし、それでいい」
そういえば、ふ、と少しだけ肩の力を実弥さんが抜いた。
そんなに私って危なっかしいかな。けれどもこうして安全なところに居させてもらえるのはありがたいので、大人しく目の前のごはんを咀嚼する。
「ごっそさん」
「お粗末様でしたー」
「着替えてくる」
「了解です」
急いで私の膳も片付けて、実弥さんのと合わせて厨に引っ込む。
そういえば、実弥さんに渡したいものがあったんだ。
行動の早い彼の出立に間に合うよう、そちらも慌てて準備することにする。