交わりて溶けていく
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
徳利を掴んだ彼は猪口に酒を注ぐ
覇王丸と骸羅は呑み潰れて眠っているし
和狆は先に寝てしまった
幻十郎の膝の上に座っていた私は
式神を出すと、二人を部屋に戻した
「飲め」
「甘酒がいい」
「なに」
「味覚まで鈍っちまって酒が不味い
何もかも、子供に戻ったみたいだ」
元に、非常に眠たい。欠伸を噛み殺す
呪いを緩和するために、体内の氣の
消耗も激しく、お陰で非常に疲れやすい
黒子の言う通りに暫く休もう
「寝てもいいぞ」
「……そうする」
フッと笑った彼は私を抱き抱えて
床に向かった
体が熱い。炎に焼かれているような
斬られた箇所が痛い
「(…い…った…)」
あまりの痛さに目が覚めた
嫌な予感がして、腹部に
軽く手をやると、……濡れていた
着物まで染み付いている。つまり……
「あれ?幻十郎いない?」
その時、扉が開いて
桶を片手に幻十郎がやってきた
「目が覚めたか」
「痛みで」
「オレは唸り声だ」
慣れた手つきであれよあれよと
手当てをされた。しかし上手いな
どうやら、覇王丸と骸羅が怪我するたび
手当てに駆り出されていたようで
嫌でも上手くなると吐き捨てるように呟いた
「いいことだ。それは」
頭を撫でると顔を赤くして
子供扱いするなと叫んだ。うん可愛い可愛い
覇王丸と骸羅は呑み潰れて眠っているし
和狆は先に寝てしまった
幻十郎の膝の上に座っていた私は
式神を出すと、二人を部屋に戻した
「飲め」
「甘酒がいい」
「なに」
「味覚まで鈍っちまって酒が不味い
何もかも、子供に戻ったみたいだ」
元に、非常に眠たい。欠伸を噛み殺す
呪いを緩和するために、体内の氣の
消耗も激しく、お陰で非常に疲れやすい
黒子の言う通りに暫く休もう
「寝てもいいぞ」
「……そうする」
フッと笑った彼は私を抱き抱えて
床に向かった
体が熱い。炎に焼かれているような
斬られた箇所が痛い
「(…い…った…)」
あまりの痛さに目が覚めた
嫌な予感がして、腹部に
軽く手をやると、……濡れていた
着物まで染み付いている。つまり……
「あれ?幻十郎いない?」
その時、扉が開いて
桶を片手に幻十郎がやってきた
「目が覚めたか」
「痛みで」
「オレは唸り声だ」
慣れた手つきであれよあれよと
手当てをされた。しかし上手いな
どうやら、覇王丸と骸羅が怪我するたび
手当てに駆り出されていたようで
嫌でも上手くなると吐き捨てるように呟いた
「いいことだ。それは」
頭を撫でると顔を赤くして
子供扱いするなと叫んだ。うん可愛い可愛い