雨
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「体の具合はどうじゃ?」
「…傷も塞がって毒も抜けたみたいだ。和狆 アンタが運んでくれたのか?」
「いいや、その子と式神が運んで来よったぞ」
「幻十郎が…?そうか……」
「その子は…手紙に書いておった…」
「私を守る牙だよ」
「なるほどのぅ…しばらくは
ゆっくりしていくがよい」
「ああ…そうさせてもらう」
雨は相変わらず叩きつけるように降り続く
眠っていた幻十郎は目を擦りながら起き上がる
「おはよう」
「!零、傷は、痛くないのか!?」
ペタペタと私の体を触りながら
彼は焦った声で尋ねた
「ん、幻十郎がここに運んでくれたからな
大丈夫。ありがとう、な。…幻十郎
お前にココを教えた記憶はないんだが?」
「………」
幻十郎の目が揺らいだ
唇を噛み締めた彼は黙った
「誰かが、助けてくれた?」
「うん…」
柔らかな赤い髪を撫でると
彼は一瞬だけ震えた
「零、よかった…」
そう言った幻十郎は抱きつくと
鼻を鳴らした
優しく背中を叩くと天井を見た
まだ、離れるのは早いかもしれないな
「…傷も塞がって毒も抜けたみたいだ。
「いいや、その子と式神が運んで来よったぞ」
「幻十郎が…?そうか……」
「その子は…手紙に書いておった…」
「私を守る牙だよ」
「なるほどのぅ…しばらくは
ゆっくりしていくがよい」
「ああ…そうさせてもらう」
雨は相変わらず叩きつけるように降り続く
眠っていた幻十郎は目を擦りながら起き上がる
「おはよう」
「!零、傷は、痛くないのか!?」
ペタペタと私の体を触りながら
彼は焦った声で尋ねた
「ん、幻十郎がここに運んでくれたからな
大丈夫。ありがとう、な。…幻十郎
お前にココを教えた記憶はないんだが?」
「………」
幻十郎の目が揺らいだ
唇を噛み締めた彼は黙った
「誰かが、助けてくれた?」
「うん…」
柔らかな赤い髪を撫でると
彼は一瞬だけ震えた
「零、よかった…」
そう言った幻十郎は抱きつくと
鼻を鳴らした
優しく背中を叩くと天井を見た
まだ、離れるのは早いかもしれないな