交わりて溶けていく
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「幻十郎」
「なんだ」
「零が、お主を連れて行かなかった
理由は弱いだけではない
半分、彼奴の血を受け継いだといえ
お主には人間としての血も受け継いでおる
ここで生活をし、人としての生き方も
学んでほしいと言っておったわ」
『和狆 、幻十郎の事を
よろしくお願いします』
『なんじゃ、改まって』
『…幻十郎を、人にしてほしい
年相応に笑って泣いて喧嘩して…
アイツは、身勝手な大人のせいで心を
失った。私が頭を撫でようとすると
未だに身構えて……確かに心を失った方が
化け物退治には適任だ。だが…アイツは
…命を繋ぎ止める為に血を与えたといえ、
…半分人間なんだ。アイツの人生を
化け物退治で終わらせたくない』
『零…』
『………本当は、もっと一緒に旅をしたい
でも、私と一緒にいればいるほど
人間としての幻十郎が消えちまう
それはもっと嫌だ……幻十郎がここにいる間
もう少しだけ暮らしやすくなるよう
ちょっと行ってくる』
『まさか、お主』
『遅かれ早かれ、幻十郎は狙われる
我々は邪魔者でしかない』
「和尚、零を…傷付けたのは
誰だ」
「覚えておけ。羅将神ミヅキじゃ」
苦々しく言い放った和尚に
オレは掌を握りしめた
ガタガタと部屋が揺れる
「幻十郎、怒りを抑えぬか」
「チッ」
刀を掴むとそのまま部屋を出た
カラスが肩に止まる
「居場所は…分かるな?」
「帰るぞ」
薬を貰いに何度か来たのだと思い出した
その時には、痛みで顔を顰めた彼女を
抱き抱えていた
「強くなりなさい牙神幻十郎」
「貴様に言われずとも」
寺に帰れば、そのまま覇王丸と骸羅が
帰ってきた祝いだと酒を飲むハメになった
貴様らが言い訳付けて飲みたいだけだろうと
口先まで来た言葉を飲み込んだ
早々に潰れた二人を彼女は式神で部屋まで
送り届けていた。放っておけばいいものの
「飲め」
盃を差し出せば首を振られた
味覚まで子供に戻ったと言って
眠たげな顔をしていた
このまま飲んでいてもつまらぬだけだ
眠りに落ちそうな彼女を抱き抱えて
寝間に向かった
隣の唸り声で目が覚めた
嫌な予感がして、腹部に触れる
掌が濡れた
急いで起き上がり、部屋を出て
水瓶に貯めていた水を桶に移した
「(死なないとはいえ…)」
部屋に戻ると彼女は目を覚ましており
そのまま傷の手当てをした
手慣れていると褒められ、頭を撫でられた
久しぶりの感覚にくすぐったさと
恥ずかしさが入り混じり、子供扱いするなと
口をひらけば、零は笑った
登場人物(解説)
零
化け物退治をしている人。人外
黒子と和狆は古い付き合い
だいぶと前から心が死んでいる
長生き故の表面上は普通だが闇が深い。
人間でもある幻十郎には
自分と同じようになってほしくない一心で
和狆に託した。とりあえず
弟子達が平和に生きれるように生き急いだ結果
封印したけど呪いを受けた。まぁ仕方ない
けど呪いが痛すぎる問題
幻十郎
零の相棒になる予定の人
ちょろっと旅をして幼少期から
和狆宅に預けられた。なので本軸よりも優しい
根は真面目なのでキレながらも和尚や覇王丸
骸羅に世話をやくタイプ。だから3人には
慕われて好かれている。
ツンデレギレ待ったなし
剣から花札出すのはこの頃から練習していた
後々絶対ミヅキ殺すマンになり
修行の一環で黒子に散々ボコられる
※寂しさを紛らわす為に御法度の薬の服用
色里行っていたのは口が裂けても言えないし
言わない
黒子
零の生き急ぎっぷりを心配している
聞かないので手当ての際は薬をたっぷり塗る
零が氣の使い方の
手ほどきしていたので実は弟子一号は彼
立派な黒子になりました
うっすらと彼女の血を継いでいる為
再生能力が人間離れしている
(ので、ミヅキから逃げる事が出来た)
修行の一環として幻十郎とタイマンして
フルボッコにする
「なんだ」
「零が、お主を連れて行かなかった
理由は弱いだけではない
半分、彼奴の血を受け継いだといえ
お主には人間としての血も受け継いでおる
ここで生活をし、人としての生き方も
学んでほしいと言っておったわ」
『
よろしくお願いします』
『なんじゃ、改まって』
『…幻十郎を、人にしてほしい
年相応に笑って泣いて喧嘩して…
アイツは、身勝手な大人のせいで心を
失った。私が頭を撫でようとすると
未だに身構えて……確かに心を失った方が
化け物退治には適任だ。だが…アイツは
…命を繋ぎ止める為に血を与えたといえ、
…半分人間なんだ。アイツの人生を
化け物退治で終わらせたくない』
『零…』
『………本当は、もっと一緒に旅をしたい
でも、私と一緒にいればいるほど
人間としての幻十郎が消えちまう
それはもっと嫌だ……幻十郎がここにいる間
もう少しだけ暮らしやすくなるよう
ちょっと行ってくる』
『まさか、お主』
『遅かれ早かれ、幻十郎は狙われる
我々は邪魔者でしかない』
「和尚、零を…傷付けたのは
誰だ」
「覚えておけ。羅将神ミヅキじゃ」
苦々しく言い放った和尚に
オレは掌を握りしめた
ガタガタと部屋が揺れる
「幻十郎、怒りを抑えぬか」
「チッ」
刀を掴むとそのまま部屋を出た
カラスが肩に止まる
「居場所は…分かるな?」
「帰るぞ」
薬を貰いに何度か来たのだと思い出した
その時には、痛みで顔を顰めた彼女を
抱き抱えていた
「強くなりなさい牙神幻十郎」
「貴様に言われずとも」
寺に帰れば、そのまま覇王丸と骸羅が
帰ってきた祝いだと酒を飲むハメになった
貴様らが言い訳付けて飲みたいだけだろうと
口先まで来た言葉を飲み込んだ
早々に潰れた二人を彼女は式神で部屋まで
送り届けていた。放っておけばいいものの
「飲め」
盃を差し出せば首を振られた
味覚まで子供に戻ったと言って
眠たげな顔をしていた
このまま飲んでいてもつまらぬだけだ
眠りに落ちそうな彼女を抱き抱えて
寝間に向かった
隣の唸り声で目が覚めた
嫌な予感がして、腹部に触れる
掌が濡れた
急いで起き上がり、部屋を出て
水瓶に貯めていた水を桶に移した
「(死なないとはいえ…)」
部屋に戻ると彼女は目を覚ましており
そのまま傷の手当てをした
手慣れていると褒められ、頭を撫でられた
久しぶりの感覚にくすぐったさと
恥ずかしさが入り混じり、子供扱いするなと
口をひらけば、零は笑った
登場人物(解説)
零
化け物退治をしている人。人外
黒子と和狆は古い付き合い
だいぶと前から心が死んでいる
長生き故の表面上は普通だが闇が深い。
人間でもある幻十郎には
自分と同じようになってほしくない一心で
和狆に託した。とりあえず
弟子達が平和に生きれるように生き急いだ結果
封印したけど呪いを受けた。まぁ仕方ない
けど呪いが痛すぎる問題
幻十郎
零の相棒になる予定の人
ちょろっと旅をして幼少期から
和狆宅に預けられた。なので本軸よりも優しい
根は真面目なのでキレながらも和尚や覇王丸
骸羅に世話をやくタイプ。だから3人には
慕われて好かれている。
ツンデレギレ待ったなし
剣から花札出すのはこの頃から練習していた
後々絶対ミヅキ殺すマンになり
修行の一環で黒子に散々ボコられる
※寂しさを紛らわす為に御法度の薬の服用
色里行っていたのは口が裂けても言えないし
言わない
黒子
零の生き急ぎっぷりを心配している
聞かないので手当ての際は薬をたっぷり塗る
零が氣の使い方の
手ほどきしていたので実は弟子一号は彼
立派な黒子になりました
うっすらと彼女の血を継いでいる為
再生能力が人間離れしている
(ので、ミヅキから逃げる事が出来た)
修行の一環として幻十郎とタイマンして
フルボッコにする