廻③
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
満月の夜、将門様に用意してもらったお酒と
切った髪の束を片手に庭に出た
足で五芒星を書いて石をそれぞれ
交わる箇所に置く
〈血は、梅鶯毒 の刃を握ればいい〉
「待って、将門様。さらっと物騒な事を」
〈魂が入っている梅鶯毒に、零の
血を伝わせねばならぬ〉
「……い、痛いやつ。血が
必要な時点で覚悟していたけど
…していたけど!??……頑張ります」
「(こんな材料で肉体が与えられるのか
俄に信じ難い)」
真ん中に大きめの丼を置くと
並々酒を注ぎ、髪の毛を酒に漬けた
「零」
「覇王丸さん」
背後から名前を呼ばれて振り返ると
覇王丸さんが酒瓶片手に歩いてきた
「今からするのか?」
「自信はないですが」
「必要か分かンねぇが、コイツを
渡しておこうかと思ってよ」
数枚の和柄の札を渡された
ああ、これは花札だ
「幻十郎が肌身離さず持っていた花札だ」
「ありがとうございます」
渡された花札を酒と髪の毛が入った丼に入れ
梅鶯毒を鞘から抜いた
月の光に照らされ妖しく光っている
私は手のひらを見つめた。切るなら
傷跡が残っている右手の方がいい
意を決して、刃を握りしめた
皮膚が切れて、熱くて痛い
血が酒の中に落ち、透明だった酒の色が
赤色に変わる。こんな出血大サービスは
していない。何かに反応している?
〈零、もうよい〉
将門様の声と同時に握っていた手が
梅鶯毒を離した
ガタガタと丼と梅鶯毒が震え出す
注がれた酒が形を変え、髪と花札と
梅鶯毒を食らう
その姿は紛れもなく龍だった
「幻十郎…の気配がする」
覇王丸さんはそう言った途端
龍は彼に向かって行く
そしてそのまま姿を変え
赤い着物、赤い髪を一つに結んだ男が
覇王丸さん向かって刀を振りかぶった
「出会い頭に襲い掛かるって
お前さん、なんも変わっちゃいねぇな」
「フン、貴様の腕が鈍っていないか
確認しただけだ」
日本刀同士がぶつかる音がした
「いきなり庭で戦おうとしないで!!」
「…そうだな。小娘、風呂に入りたい
それに、飯と酒だ」
「分かりました。覇王丸さん
案内、お願いします!」
「おぅ」
「なんだか、八神さんに似ていますね」
と、真吾君が朝食の食器を下げに来た時に
私に聞こえるように呟いた
「八神?あぁ…あの…赤毛のバンドマン」
あまり人を覚えるのは得意ではない
私ですら、あのビジュアルは鮮明で
真っ先に名前を覚えてしまった。口を開けば
物騒な単語が放たれていたのもあってだが
〈真吾、こわいホ?〉
「うーん…正直、怖いです。着物姿もあって
勾依さん思い出すんですよ」
「でも、勾依さんは良い人だったんでしょ?」
「はい…でも飴2割の鞭8割でした」
「…真吾君、ウチの師匠 と牙神さんならどっちがいい?」
「豪鬼師匠 」
「即答した」
「だって、優しいじゃですか豪鬼さん
顔は怖いけど」
「んんんー…(そういや真吾君、性格もあって
孫みたいに可愛がられていたな)」
〈真吾、オイラが付いてるホ!〉
「ヒーホーくん!ありがとう」
ぎゅーっとヒーホーくんを抱きしめた
真吾君の頭を撫でておいた
切った髪の束を片手に庭に出た
足で五芒星を書いて石をそれぞれ
交わる箇所に置く
〈血は、
「待って、将門様。さらっと物騒な事を」
〈魂が入っている梅鶯毒に、零の
血を伝わせねばならぬ〉
「……い、痛いやつ。血が
必要な時点で覚悟していたけど
…していたけど!??……頑張ります」
「(こんな材料で肉体が与えられるのか
俄に信じ難い)」
真ん中に大きめの丼を置くと
並々酒を注ぎ、髪の毛を酒に漬けた
「零」
「覇王丸さん」
背後から名前を呼ばれて振り返ると
覇王丸さんが酒瓶片手に歩いてきた
「今からするのか?」
「自信はないですが」
「必要か分かンねぇが、コイツを
渡しておこうかと思ってよ」
数枚の和柄の札を渡された
ああ、これは花札だ
「幻十郎が肌身離さず持っていた花札だ」
「ありがとうございます」
渡された花札を酒と髪の毛が入った丼に入れ
梅鶯毒を鞘から抜いた
月の光に照らされ妖しく光っている
私は手のひらを見つめた。切るなら
傷跡が残っている右手の方がいい
意を決して、刃を握りしめた
皮膚が切れて、熱くて痛い
血が酒の中に落ち、透明だった酒の色が
赤色に変わる。こんな出血大サービスは
していない。何かに反応している?
〈零、もうよい〉
将門様の声と同時に握っていた手が
梅鶯毒を離した
ガタガタと丼と梅鶯毒が震え出す
注がれた酒が形を変え、髪と花札と
梅鶯毒を食らう
その姿は紛れもなく龍だった
「幻十郎…の気配がする」
覇王丸さんはそう言った途端
龍は彼に向かって行く
そしてそのまま姿を変え
赤い着物、赤い髪を一つに結んだ男が
覇王丸さん向かって刀を振りかぶった
「出会い頭に襲い掛かるって
お前さん、なんも変わっちゃいねぇな」
「フン、貴様の腕が鈍っていないか
確認しただけだ」
日本刀同士がぶつかる音がした
「いきなり庭で戦おうとしないで!!」
「…そうだな。小娘、風呂に入りたい
それに、飯と酒だ」
「分かりました。覇王丸さん
案内、お願いします!」
「おぅ」
「なんだか、八神さんに似ていますね」
と、真吾君が朝食の食器を下げに来た時に
私に聞こえるように呟いた
「八神?あぁ…あの…赤毛のバンドマン」
あまり人を覚えるのは得意ではない
私ですら、あのビジュアルは鮮明で
真っ先に名前を覚えてしまった。口を開けば
物騒な単語が放たれていたのもあってだが
〈真吾、こわいホ?〉
「うーん…正直、怖いです。着物姿もあって
勾依さん思い出すんですよ」
「でも、勾依さんは良い人だったんでしょ?」
「はい…でも飴2割の鞭8割でした」
「…真吾君、
「
「即答した」
「だって、優しいじゃですか豪鬼さん
顔は怖いけど」
「んんんー…(そういや真吾君、性格もあって
孫みたいに可愛がられていたな)」
〈真吾、オイラが付いてるホ!〉
「ヒーホーくん!ありがとう」
ぎゅーっとヒーホーくんを抱きしめた
真吾君の頭を撫でておいた
