廻②
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「勿体無い」
とダンテの言葉だ
伸ばした髪をバッサリと切り落とし
キリエちゃんが整えてくれた
「せっかく伸びたのに」
「ダンテは短いの嫌い?」
「嫌いじゃないけど…じゃなくてだな!
そいつ、人斬り侍なんだろ?
…肉体を与えて大丈夫なのか?」
「分からない。もしもの時は私が止める」
「…強いのか?」
バージルが私にマグを差し出した
中身はホットミルクだった
「絶対に弱いなんてないよ
バージル、私と初めて戦った時
覚えてる?」
苦々しい顔をした彼。どうやら嫌な記憶らしい
私もあまり思い出したくはないけど
あの時のバージル、怖いから
「………あの時、バージルを叩き斬ったのは
“私”じゃない気がする…」
「ソイツだと?」
「恐らく。その時はまだ体内に
梅鶯毒があるから…」
「……おいバージル、殺気抑えろよ」
やれやれ、とダンテは呟いた
梅鶯毒以外の依代を与えろ。牙神さんは
そう言った。バースの中にいた魂を完全に
消滅させたいと言った
『ミヅキの魂がある。オレはヤツの魂を
完膚なきまで叩き斬って消し去る
だから体を寄越せ』
〈依代、か〉
「将門様からお知恵をいただきたいです」
〈…ふむ…術者の髪と血、酒が必要になるな
……せっかく伸ばした髪を殆ど切る羽目に
なってしまうがな〉
「そのくらい、どうって事ないです」
将門様は少しだけ悲しげに笑った
〈酒の方は我からライドウに聞いてみよう〉
「え、いいんですか?」
〈あぁ〉
「じゃあお言葉に甘えて…お願いします」
〈うむ、任された〉
ふわりと青い髪が揺れて
将門様はゆっくりと消えた
「髪の毛…切りますか」
とダンテの言葉だ
伸ばした髪をバッサリと切り落とし
キリエちゃんが整えてくれた
「せっかく伸びたのに」
「ダンテは短いの嫌い?」
「嫌いじゃないけど…じゃなくてだな!
そいつ、人斬り侍なんだろ?
…肉体を与えて大丈夫なのか?」
「分からない。もしもの時は私が止める」
「…強いのか?」
バージルが私にマグを差し出した
中身はホットミルクだった
「絶対に弱いなんてないよ
バージル、私と初めて戦った時
覚えてる?」
苦々しい顔をした彼。どうやら嫌な記憶らしい
私もあまり思い出したくはないけど
あの時のバージル、怖いから
「………あの時、バージルを叩き斬ったのは
“私”じゃない気がする…」
「ソイツだと?」
「恐らく。その時はまだ体内に
梅鶯毒があるから…」
「……おいバージル、殺気抑えろよ」
やれやれ、とダンテは呟いた
梅鶯毒以外の依代を与えろ。牙神さんは
そう言った。バースの中にいた魂を完全に
消滅させたいと言った
『ミヅキの魂がある。オレはヤツの魂を
完膚なきまで叩き斬って消し去る
だから体を寄越せ』
〈依代、か〉
「将門様からお知恵をいただきたいです」
〈…ふむ…術者の髪と血、酒が必要になるな
……せっかく伸ばした髪を殆ど切る羽目に
なってしまうがな〉
「そのくらい、どうって事ないです」
将門様は少しだけ悲しげに笑った
〈酒の方は我からライドウに聞いてみよう〉
「え、いいんですか?」
〈あぁ〉
「じゃあお言葉に甘えて…お願いします」
〈うむ、任された〉
ふわりと青い髪が揺れて
将門様はゆっくりと消えた
「髪の毛…切りますか」
