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「………名前…?私の……分からない…」
奇跡的に意識を取り戻した彼女は
暗い目をしていた。か細い声で
何も分からない、と呟いた
金色の瞳、異形の手、顔のアザ、痛々しい
身体中の傷、渦巻く異質な氣
………記憶の奥深くに残る彼女の姿と重なる
「………呼び名が無いのは不便だな
今日からうぬの名は零、だ
出て行きたくなるまで、ここに住めばいい」
「!いいの…?」
「我とて、そこまで非情ではないわ
それに…その左手、なんと説明する?傷も」
視線を向けると、怯えた顔をした
渦巻く氣が変わる。息苦しさを感じる
体が、重い
「(何か、が居る。目の前に)」
「あの……不束者ですが
よろしくお願いします」
「……気を張らなくてもいい」
「はい」
渦巻く氣の質が、穏やかな物に変わり
暗い影を落としていた目が少しだけ笑った
拳を受け止めた掌がジリジリと震え痛む
赤い瞳が私を見つめた
「はっ……はぁ…はぁ…」
捌き、受け流すので精一杯だ
皮は破れ、血が滲む
とにかく痛い。熱い。手の感覚が変になっていく
「どうした。先程から、我の攻撃を
受け流しているばかりではないか」
「………分かって、ます!」
深呼吸ひとつして、左手を見た
一か八か、どうなるか分からないけど
やるしかない
腹の奥底の方から湧き上がる氣に
歯を食い縛る
豪鬼師匠向かって、走り出す
左手をキツく握り締めて拳を振りかぶった
師匠の掌に捌かれ
その勢いのまま、投げ飛ばされた
なんとか受け身を取る
「うぬの力はそんなものか?」
奇跡的に意識を取り戻した彼女は
暗い目をしていた。か細い声で
何も分からない、と呟いた
金色の瞳、異形の手、顔のアザ、痛々しい
身体中の傷、渦巻く異質な氣
………記憶の奥深くに残る彼女の姿と重なる
「………呼び名が無いのは不便だな
今日からうぬの名は零、だ
出て行きたくなるまで、ここに住めばいい」
「!いいの…?」
「我とて、そこまで非情ではないわ
それに…その左手、なんと説明する?傷も」
視線を向けると、怯えた顔をした
渦巻く氣が変わる。息苦しさを感じる
体が、重い
「(何か、が居る。目の前に)」
「あの……不束者ですが
よろしくお願いします」
「……気を張らなくてもいい」
「はい」
渦巻く氣の質が、穏やかな物に変わり
暗い影を落としていた目が少しだけ笑った
拳を受け止めた掌がジリジリと震え痛む
赤い瞳が私を見つめた
「はっ……はぁ…はぁ…」
捌き、受け流すので精一杯だ
皮は破れ、血が滲む
とにかく痛い。熱い。手の感覚が変になっていく
「どうした。先程から、我の攻撃を
受け流しているばかりではないか」
「………分かって、ます!」
深呼吸ひとつして、左手を見た
一か八か、どうなるか分からないけど
やるしかない
腹の奥底の方から湧き上がる氣に
歯を食い縛る
豪鬼師匠向かって、走り出す
左手をキツく握り締めて拳を振りかぶった
師匠の掌に捌かれ
その勢いのまま、投げ飛ばされた
なんとか受け身を取る
「うぬの力はそんなものか?」
