このサイトは1ヶ月 (30日) 以上ログインされていません。 サイト管理者の方はこちらからログインすると、この広告を消すことができます。

第一章 雄英高校ヒーロー課

始まりは中国軽慶市。
発光する赤子が生まれたというニュースだった。以降、各地で超常は発見され、原因も判然としないまま時は流れる。
いつしか「超常」は「日常」に……「架空」は「現実」になった。
そんな私も超人社会の一員である。
個性は「人魚」。
人魚っぽいのなら何でも出来て、歌で人を惑わす事が出来る。
あんまりヒーロー向きではない。派手じゃないし、攻撃系の個性じゃない。
小さい頃から一緒にすごしてきた幼馴染。
二人もヒーローになることが夢。
爆豪勝己。個性は「爆破」。
派手でカッコよくて……ヒーロー向きの個性。
緑谷出久。個性がない。でも、誰よりヒーローが大好き。
勝己はいつも出久をいじめる。何も出来ない木偶の坊って言って。
でも、勝己は優しいんだ。いつも私を守ってくれて。私のヒーローで、大好きな人。
小学校の終わり、中学入学を境に私は引っ越すことになった。
離れ離れになるけど、同じ夢を目指していればまた会えるって思って、中学で頑張った。
そして、私は雄英高校に進学する。
1/4ページ
スキ